今年はとにかく武漢コロナ騒動で明け暮れた年でした。
良かった点を強いて上げれば、一般の方々にも感染症の怖さが浸透して、防御するには?予防するには?を考えて貰える世の中に変わったことでしょうか。
今までは、歯医者に行くのだから歯磨きなんてしなくて良い、どうせ綺麗にして貰えるのだから自分でわざわざするのは面倒くさい、と当たり前のように考える患者さんがいました。
つまり、汚れてるお口のままで平気で受診する困った患者さんがいたんです。
そんなだったために、私自身30年前にB型の劇症肝炎になったのです。
虫歯だらけ、酷い歯肉炎で、浸出液や血液だらけの汚い口をしていたチャイナ人の若い女性の患者でした。
治療中にいきなり噛み付かれ顔を嫌々するようにもの凄く大きく振られたために左手の人差し指の先を歯を削る器具で著しく損傷して、その傷口からの感染でです。
これは明らかに傷害事件と言って差し支えない事故です。
悔しいことに、この患者を探しましたが、行方は掴めませんでした。
私の事例で分かるように、医療人は常に患者さんからの感染リスクに晒されてるんです。
それでも患者さんを救う、助かる意志を持って医療人は仕事をしているのです。
それを一般の皆さんに良く理解をしていただきたいです。
なのに、今年現れた風潮は、受診しても大丈夫なのか?自分は感染しないか?医療機関の感染症対策を疑うような考え方をするようなものとかでした。
歴史を知らなさ過ぎます。
数々の恐ろしい感染症は、医療人の数々の多くの犠牲の元、先人たちの取りの元に築かれたものなんです。
人類を脅かす恐ろしい感染症は、そのような尊い努力によって克服されて来たのです。
それを今の安全安心な社会に生まれ育った人は忘れている、もしくは知らない。
そこに大きな問題があります。
ましてや、看護士、医療人の家族がバイ菌のように見られたり、扱われたり、虐められたりするのは、絶対にあってはならないことです。
しかし、恥ずべきことに武漢コロナ騒動が、そのようなあさましい人々の本性を炙り出し、更に騒動を大きくしてしまったのです。
何度でも言いますが、感染原因は患者さんからです。
なら、お互いにそんなことを起こさないように努力する、協力をする、が心正しい人のすることでしょう。
ハッキリ書きますが、医療人は誰でも私のような死を恐れなければならない感染者は絶対に避けたいはずです。
私は運悪くB型の劇症肝炎に侵されましたが、観音さま仏様、神様、ご先祖さまに守られて奇跡的に運良く生還できました。
医療人は、我が身を犠牲にしてまでも患者さんを救う、を仕事にしているのです。
それを我が身可愛さに、医療機関、医療人を疑心暗鬼で見るなど、恥ずべき行為であり考え方だ、と知って下さい。
良いですか。
人は誰でもいつか必ず死にます。
死を逃れられる人は一人としていません。
事故に遭うか、病気に倒れるか、天寿を全うできるか、は誰にも分かりません。
我が身可愛いいと思うなら、あなた同様に他の人も我が身可愛いい、と思うはずです。
それを心で押さえ付けて、医療人は頑張っているのです。
それを武漢コロナ騒動で精神まで乱して、おかしな言動をしないで下さい。
とても嫌な気持ちにさせられます。
もう一度書きます。
人は誰でもいつか必ず死にます。
死を逃れられる人は一人としていません。
事故に遭うか、病気に倒れるか、天寿を全うできるか、は誰にも分かりません。
医療は必ず最後には敗れ去るのが定めです。
生きると言うことは、始めから敗戦処理の闘い、が真理です。
しかし、それでも人は生きる。
命がある限り生きる。
それに対しての答えは、フランクル先生が出してくれています。
何故生きている?ではなく、生きているこの人生で何をあなたは為せるのか?何を残せるのか?を人生から、命から問われているのです。
煉獄杏寿郎が教えてくれています。
限りある命だから尊いのだ。
自分が生まれて来た使命を果たす。
志しを高く持ち、前を向いて進まなければならないのです。
あさましい鬼に堕ちてはいけません。
鬼は皆んな後悔しながら死んでます。
命の終えるその時に答えを知っても遅いのです。
答えは、数多の先人、尊い方々が残してくれています。
歴史を学ぶ。
歴史は本当にこの世界に生きた人が残したものです。
その時その時に、皆んな生きて悩んで頑張っていたんです。
この2020年も必ず未来には歴史的事件として刻まれます。
あなたは何を為しますか?何を残しますか?
恥ずかしい言動をしたり、犯罪を犯したりして、命を魂を穢して嬉しいのですか?