連日大災害情報に見舞われ、私達は平穏な日々が如何に尊いものであったか、思い知らされています。
かつて無い程の被害状況に、何事に置いても自粛、中止、延期が行われています。
余りにも多数の亡くなられた方々や遺されたご家族のお気持ちを思えば、それも致し方ないのかもしれません。
でも少し待って下さい。
大災害に打ち拉がれ、沈み込んだままの状態で、自然の無慈悲極まる暴虐な振る舞いにやられたままの状態で亡くなった方々は喜ぶのでしょうか?
無念の思いを抱いたまま波に飲み込まれた方々は、悔しく辛く命を奪われたままで終わってしまうのでしょうか?
荒ぶる大自然の禍々しい神が今回見せ付けた力に虚しく我等は屈してしまって良いのでしょうか?
確かに大自然の持つ力の前には、人間なんて小さな小さな存在にしか過ぎません。
大自然から見れば、人間は虫けらのような存在にしか過ぎないでしょう。
我等は無力な存在である、と思い知らされ、叩きつけられました。
ここから立ち上がるにはまだ暫しの猶予、心の落ち着きが必要だ、と言われたら反論する事は出来ません。
それでも私は言いたい。
屈したままで終わってはいけない。
日常への回帰、安寧な日々をこそ1日でも早く取り戻そう、と。
それこそが真の大災害への我等が見せられる本当の抵抗、何くそと屈してはいないのだ、と見せ付ける行為に他ならない、と私は思うのです。
我等が出来る事は力の限り頑張ってやる。
救いを求める患者さんがいるなら、持てる能力を尽くして治療、オペに力を注ぐ。
キャンセルが沢山出て、時間が出来たら、今こそ勉強をし、真の実力を蓄える。
我等が投げ出さない限り、必ず何かしら出来る事はある筈です。
だから、私は請われて21日の祭日に茨城のある市まで出掛け、出張オペをライブオペでして参りました。
こんな時期に、と私も思いましたが、患者さんのへこたれない強い意志に私自身が感化され、そうだ今こそやらねばならない、と思い定めました。
しかし、そのオペの内容は半端ではない難しさ、骨歯茎の状態がかなり厳しいものでした。
普通ならオペを何度にも分けてしなければならない、4回以上は当り前のものを1回で遣り遂げる事が求められるものでした。
骨造成、歯肉再生、審美的配慮の仮歯の装着まで、一般的には1年掛かる事を1日で1回きりのオペで解決しなければいけない、ハイレベルなご要望です。
見学の先生方も5人、固唾を飲んで見守る中、詳細に説明をしながらやらせていただきました。
無事やり終えて、早速歯科用CTで撮影させていただいて確認したところ、画像が出た瞬間に歓声が上がりました。
理想的な位置に植立され、周囲には骨造成GBRが綺麗に出来ているのが見て取れました。
良かった、私は心の底からホッとしました。
歯肉も計算通りに再生するように覆えていますし、仮歯もちゃんと入ってます。
患者さん、ご依頼いただいた先生の願いは達成されました。
合計で9本、即時荷重8本、サイナスソケットリフト1本。
全力を尽くし、やりきりました。
1日がかりのオペでした。
今日本が大変です。
しかし、うなだれてばかりでいたら、亡くなられた御霊も悲しむでしょう。
御霊の真の供養は、我々が立ち上がり大災害にも負けず復興する事だ、と私は思います。
今出来ること。
夢を一つずつ叶え、明るい展望をこれからに見出だしていただく事。
私にはこの道しかない、です。
夢を叶える、即時荷重インプラント。
1日1回だけの手術。
最短治癒期間。
痛み、腫れない最低侵襲手術。
審美的な歯と歯茎、手術ですぐに再生。
今出来ること。
夢を与え、叶え、前向きな心を取り戻して貰い、世の中の灯りになっていただくこと。
復興を心から願い、私は頑張ります。
PS,大した援助にはならないとは思いますが、被災され診療が甚だ滞り、休むしかない先生方へ、私の元にお越し下されば、私の家にお泊り頂き、インプラント、ペリオ、総義歯等々熱く何日でも伝授致します。全て無料です。志ある方、お待ちしています。コメントで入れて下さい。私は本気です。