大森インプラントクリニック松元教貢歯科医院腫れ痛みなく早く、骨不足でも骨ができて直ぐに歯が入る幸せのブログ

松元教貢歯科医院は骨が不足で骨造りしても腫れ痛みのとても少なく早く治せる方法をしてる即時荷重インプラントパイオニアです。

同じノーエビデンスでも一緒にされたくないですね。

2020年08月31日 | Weblog



私は、確かにノーエビデンスで即時荷重インプラント治療を手掛けて来ました。

先駆けとなる治療なんですから、積み重ねの後で築かれるエビデンスが、私がして来たような即時荷重インプラント治療で初めの時からあるはずがないんです。

で、出版業界でベストセラーを出してるこの方。

余りにも有名ですが、引用する論文とかも都合の良いモノばかりで、ほぼ言ってることはノーエビデンスです。

この方の個人の感想に過ぎない。

私の即時荷重インプラントも自論でやって来たので、この方を例として引かれる患者さんもたまにいます。

しかし、ハッキリ言いますが、一緒にされたくない。

私は私の治療責任を引き受けてやって来ました。

この方は違います。

言いっぱなし。

じゃあ救われた患者さんの実例出せよ、と思いますが、それも?付きです。

私もこの方同様業界全体から敵視され、大変な思いをして来ましたが、実例には事欠かないでやれて来ました。

セカンドオピニオン外来で30分で3万以上です。

普通の良心的な所の倍以上です。

下手すると3倍。

年収換算したら、軽く1億超えです。

ベストセラー作家はおいしいもんですね。

皆さんも、こう言う現実的な所を見て、本物と偽物を判別下さい。



10年と言う時間軸から考える歯科 ノーエビデンスで解決しなければならない問題 有志の先生インプラント寺子屋へ

2020年08月29日 | Weblog
10年、と言う時間軸を、歯科界は良く用いる。

でも、それは10年経った時の患者さんの全身状態への配慮がとても重要だと思うし、又10年使ったと言っても、その後骨や歯茎がボロボロではいけない、と思う。

何よりも、私自身がかつて老人ホーム、往診車による高齢者歯科医療を経験して味わった無力感、がその底辺にある。

歯を残すこと、が現在では史上最高の価値、となってる歯科界にモノ申すことになるので、躊躇してしまうことも少なくないのだが、やはり誰がが声を上げていかなければならないと思って私見を述べる。

ハッキリ書かなければならないのは、人は噛んで咀嚼して飲み込んでで歯は絶対に要る、と言うようなものではない、と言うことだ。

自らの職業、長年に渡って携わって来た仕事を否定する訳ではないが、歯は人にとって付加価値、生きることへプラスαを与えてくれるもの、にしか過ぎない。

これはとても重要な視点で、我々は目を向けないことが殆どなのではないだろうか・・・

歯を治すこと、残すこと、が史上最高の価値、と定義されてしまうことで、無理無理引っ張った歯が、最後の最期で割れたり、カリエスで駄目になって、残根状で残ることの後始末の付け方の大変さ、を皆さんは身を持って経験されたことがあるだろうか?

私は、上記の勤務医時代何度も何度もそう言う事例に当たった。

どうしてもっと早い時期、決断すべき時に決断して抜歯して置かなかったのか?と義憤に駆られることが多かった。

高齢者になると、歯科治療受けることすら、とても大変なんです。

時間的にも、体力的にも・・・

往診で、クリニックレベルの治療なんて無理です・・・・

全身状態が落ちて、寝たきりとか、車椅子とか、口の中も壮絶としか言いようがない状態の患者さんのお口の中で、その患者さんを救うためとは言え、抜歯しなければならないことの大変さ、後始末も大変さを経験すればするほど、歯を残し過ぎることの負の面を思い知らされた。

そして、現代。

ビスフォの問題とかも絡んでしまって、容易に抜歯することも大変な時代になって、その歯はその患者さんに生涯添い遂げることができる、と思いますか?もしくは先生の力量で添い遂げさせられますか?と真摯に問い詰めたい。

ハッキリ書きますが、高齢者は甘いモノが好きです。

そして、全身状態の悪化で投薬されてて、唾液も減っています。

当然、天然歯はカリエスに壮絶に侵されます。

根面カリエスなんて生易しいもんじゃなくて、エナメル質すらも容易に破壊されます。

そのスピードは半端じゃありません。

そして、平均データで男性は8年弱、女性なら10年以上介護状態で人生を閉じていきます。

介護状態の人生をどう過ごさせて、看取ってあげられるのか?

歯科業界はそこにどう関わっていくべきなのか?

全高齢者、介護老人を口腔ケアで守れるなんて夢のまた夢です。

何故なら、圧倒的にマンパワーが足りない。

介護業界がマンパワー不足なんですから、口腔ケアにどれだけ人手を割けるのか?

その時に、歯科治療の意味、意義は?

その歯はその患者さんの人生の中で全うさせられると思いますか?と言う視座。

そして、歯科的介入は高齢になればなるほど治り方も遅いし、時間が掛かるし、大変です。

勿論、だからと言って、何でもかんでも抜いてインプラントとか義歯にしろ、と言うのは暴論だ、と私も明言します。

それでも、介護現場、高齢者の看取りと言う問題に対して、歯科業界はどうするのが良いのか?

歯の原因による痛みは、時に壮絶ですから、そこをそうならないように守ってあげるにはどうしたら良いのか?

私自身は、いつも患者さんに70歳までに治療は終わらせて、その後はメインテナンスで守る、介入することは最小限に留められるようにする、と言うのを提案しています。

これもハッキリ書きますが、今はエナメル質よりもオールセラミックの方がプラークの付着からも守られ、お口全体の汚れも少ない、と実感してます。

つまり、歯髄をできる限り残し、ゼラミック冠を被せること、で歯が残せそうだ、と思っているんです。

ゴールドだろうとメタル、金属は駄目です。

イオン帯電するので、プラークが着きます。

エナメル質は、長年の人生でクラックとかが入り、まず駄目です。

新しい歯を守るエナメル質としてオールセラミックはとても有効だ、と個人的責任で明言します。

簡単なブラッシングで落とせる環境を整えること、が何よりも重要な時代だ、と思います。

そう言う意味で、インプラント治療が適切に為され、機能的にも審美的にも優れたセラミックが被されれば、とても良い状態が続く、と確信しています。

でも、これってまだ人類が未経験なこと、なんですよね。

ノーエビデンス。

そう、ノーエビデンス、なんです。

さあそこに対して、若き有志の先生方、どう答えを創っていきますか?

エビデンスを築いていきますか?

それ次第で、歯科業界へのステータスは相当に変わるだろう、と私は予感してます。

私は、個人的事情で、そこに対してトライアンドエラーを繰り返しながら行けるかどうか、もう分かりません。

今30代、40代なら、迷わず行ってますね・・・

残念ながら、私は今年還暦です。

申し訳ないが、そこまでのパワーとかが自信がありません。

なので、無責任かも知れませんが、問題提起はして、できるだけのことはして参りますが、途上で倒れるかも知れませんので、次代に託すしかないんです。

私のように、総義歯免許皆伝授かって、介護現場にも行ってて、インプラントもしてて、再生療法とか、全てノーエビデンスで取り組み続けて来た人物は余りいない、と思っています。

ノーエビデンスなら、自分で創るしかないんです。

目覚めた時代の有志の活躍を期待しています。

そして最期に、できたら寺子屋に来て下さい。

生々しい、ノーエビデンスで立ち向かった記憶、記録を語らせていただきます。

絶対にお役に立ちます。

私の30年を凝縮した話をします。

私の30年を受け取って欲しい、それが寺子屋をし続けている理由です。

他では絶対に聴けない話満載です。

インプラント寺子屋2020リブート低侵襲外科編 若き有志聴きに来て下さい。

2020年08月28日 | Weblog




インプラント寺子屋2020リブート第2回は、低侵襲外科編です。

木曜日の午後15時から18時まで、ストローマン本社でやります。

木曜日のお休みの先生が多いのと、地方の先生でも日帰りで地元に戻れるように、と敢えて木曜のこの時間にしています。

低侵襲外科の話は、昔は誰もしてくれませんでした。

手術すれば腫れたり痛んだりが当たり前、そんなのは2週間もすれば元に戻る、と言われました。

でも、それが患者さんを救う壁になっているならなんとかしたい、と私はいつも思っていました。

患者さんを救うには、辛い思いをさせないようにしたい、と思っていたのです。

そして、それを追求していくうちに、これは素晴らしいかも知れない、と感じるようになりました。

何故なら、治り方、治る早さがとても良かったからです。

そうか、そうだったのか、と私は分かりました。





親知らずの抜歯とインプラント手術を同時にして、翌日ここまでできてます。

そうすると、治るのがとても早いんです。

この方のセラミックは、1ヶ月でセラミック型取りに進み、もう直ぐ入ります。

こんなことができることが分かって来たんです。

つまり、いわゆる普通の手術は、手術することで患者さんの治る力を落としてしまってたんだ、と分かりました。

それを、私のやり方なら、殆ど治る力を落とさずに治るから早く治る、と確信しています。

腫れるのも、痛むのも、これらの炎症の5大兆候も、全て一時的に治す力を下げてしまうんだ、と言う自説を確立するに至りました。

その最大の理由は、血流阻害です。

いや、血が溜まりすぎることが良くない、とも言えると思います。

速やかに血が流れること、悪いものをどかして、良い治すものを持って来る、のが治すのに良い、と思っています。

それを如何に実現するのか?の話をします。

それが低侵襲外科の神髄だと思っています。

私は、低侵襲外科の一歩を踏み出した者にしか過ぎません。

この先もっと素晴らしい世界が広がる、と信じています。

そのバトンを渡したいから、有志の先生に来て欲しいのです。

他ではまだ全然聴けない話を沢山します。

全部私の経験からの本当の話です。

私がいなくなったら、又誰かが同じ道を一から始めないといけない。

その轍は踏ませたくない。

だから、包み隠さず全てを明かします。

これだけは口伝、直伝でしか伝えられません。

そう言う内容をふんだんに含んでいます。

これは、私の歯科医としての使命です。

私は自分の使命を果たします。


やっぱり私のインプラント腫らせません、痛がられません。

2020年08月28日 | 無痛快適インプラント治療の話





昨日のこちらのインプラント手術、いつものように腫らせません、痛がられません。

お話ししてて、微笑んで下さいました。

本当に腫らさない痛がらせないインプラント手術、治療をこれからも推進し続けます。

やっぱり私にはサイナスリフトは要らない。やらないでも治せますから

2020年08月27日 | Weblog



こちらの方も上顎の骨これだけないです。

でも、私がしたことは、歯槽頂からだけのアプローチ。

それも、今回は骨材は何も入れてません。

でも、術後のCT見ると、もう骨ができてるみたいに写ってますね。

ここのスペース、押し上げた骨と血液とCGFだけなんです。

時間経過と共に骨化して安定する。と思われます。

これだけ骨がなくても、私サイナスリフトしないで骨造れます。

上顎の奥歯って磨きにくいからか、失われる方多いですよね。

そうなって部分義歯始めて経験し、これは堪らんでインプラントをしたいと思われる方は多いです。

でも、その時に大きな手術になるサイナスリフトとかになり、治癒期間も長くなり、手術も何回にもなるのって嫌ですよね。

だから、私は20年以上前から、私なりの創意工夫で、歯槽頂アプローチを始めました。

最初はエビデンスない治療だ、と怒られましたが、今は多くの方がされるようになってます。

つくづく世の中は変わるもんだな、と思ってています。

なので、世の中の流行に惑わされず、患者さんの本当に求めるモノを考えて、自分の臨床見詰めてやり続けよう、と思います。

患者さんが望むモノは、痛くない手術、処置、早く短期間で治ること、綺麗で長持ちすること、ですよね。

それを実現するために、これからも頑張ります。

本当に悩まれてる方、LINE、facebookメッセンジャーでライブ通話でご相談に乗ってますから、使って下さい。



ボランティアなので、一切無料です。

お一人様30分。

月曜から木曜日の18時から20時までです。

ご予約は1週間前までにお願いします。

オンラインなら、世界中からのご相談に乗ってあげられますから、ご利用下さい。

一応お断りですが、私が都合の悪い場合、予約変更の返信をします。

あと、日本の現地時間ですので、そこも宜しくお願いします。



LINEオンライン無料インプラント相談始めます。30分を有効に使ってみませんか。

2020年08月25日 | Weblog



松元教貢歯科医院の公式アカウントを作りました。

こちらからLive動画の通話で、無料インプラント相談をお受けします。

お受けするのは、月曜から木曜日の診療後18時から20時までです。

1週間前までにLINEでご予約いただき、私の都合が悪い場合は変更のお願いの返信をします。

予約のお時間になりましたら、Live動画通話をして下さい。

お一人様だいたい30分のお時間をお取りします。

武漢コロナウィルス騒動で、何か業界に貢献できることはないかなと思い、始めることですので、無料でさせていただきます。

本当のインプラントの話、クローズドの中だからできるお話、説明をさせていただきます。

申し訳ないのですが、録音、録画は禁止とさせていただきます。

お話した内容に関しましても、口外禁止とさせていただきます。

お口の中を見せていただけたり、資料をお持ちでしたら、より詳しくお話させていただけます。

こんな世の中で出掛けるのははばかれるので、それに対して何かできないかと言うことで始めます。

本当のインプラントのことを知りたい、悩んでいる方、30分だけ有効に使ってみませんか?

月曜から木曜日の18時から20時、ご予約は1週間前までです。

慣れない仕事してて大変です。

2020年08月24日 | Weblog



新型コロナウィルスの医療従事者の慰労金と感染拡大防止の支援金を貰うための申請。

大変です。

うちのエクセルが古いので、都庁に紙申請の書類貰いに行ったのが先月末。

で、お盆明け忙しいのが落ち着いて、取り組んでますが、これがなかなか難しい…

もっとシンプルにならないのでしょうか?

家賃支援金も貰う予定ですが、いや大変です。


インプラント寺子屋リブート2020第2回のお知らせ

2020年08月21日 | 日々のインプラント臨床の話






インプラント寺子屋2020リブート第2回は、低侵襲外科な話をします。

親知らずの抜歯を腫らさない痛くさせないノウハウの全てをお伝えするとともに、私が絶対にお伝えしなければならない秘蔵の話をします。

これだけは口伝でお伝えしなければならない話です。

この話を聞いてくださった先生方は、とても良かった、役に立った、と言ってくれる話です。

しかし、絶対に公開の場ではできない内容を含んでいる話です。

でも、これをできる限り多くの方に伝えなければ、私は私の使命を果たせない、と心に銘じてある話です。

なので、有志の先生に是非来て欲しいです。

宜しくお願いします。


インプラント寺子屋2020リブート第1回無事終了しました。

2020年08月20日 | Weblog



コロナで色々大変な中、やっとリアルなセミナー、インプラント寺子屋2020リブート第1回無事再開できました。

facebookライブ動画での中継もしました。

もう少し滑舌良く喋らないといけないな、と反省しきりです。

ありがたいことに、参加いただいた先生方からは活発な質問もいただき、とても盛り上がりました。

びっくりしたのが、私が卒業した歳にお生まれになった先生が、なんと歯周病専門医で参加いただいたことでした。

いやー、もう私もそんな歳なんですね。

何か凄く感慨深かったです。

又、次回は9月10日15時から、腫らさない痛がらせない親知らず抜歯の話を中心に、低侵襲外科手術の話を一所懸命させていただきます。

次も宜しくお願いします。


インプラント寺子屋2020リブート明日から再開します。

2020年08月19日 | Weblog




武漢コロナウィルスで開催が危ぶまれていましたが、明日から再開致します。

感染防御に万全を期し、申し訳ないのですが、マスクしてご参加お願いします。

明日はインプラント関係の話、即時荷重、抜歯即時荷重まで、できる限りお話します。

ちなみに、第2回は9月10日、三田のストローマン本社で15時から18時です。

次回は、低侵襲外科のお話を全てお話します。

コロナに負けない抜歯即時荷重審美インプラント、感染防御の手術で短期集中で治す。

2020年08月18日 | 無痛快適インプラント治療の話
コロナ騒動で大変な時でも、歯根破折などのトラブルは起き、その時に何とかしないと大変なことになってしまいます。

このCT画面が、初診時と仕上がり比較写真です。



初めての時の前歯の状態はこんなに悪い状態でした。

歯根が折れて感染を起こし、顎堤が膿んで、ニキビのような盛り上がりになっています。


それが3ヶ月後には写真のように綺麗なセラミックが入り、顎堤もニキビのようなモノがなくなり綺麗に治っています。


やったことは、1回限りの手術抜歯即時荷重インプラントと骨造成だけ、です。

始めのCT画面の仕上がりの写真を良く見てみると、不思議なことに気が付きます。

インプラントとセラミック冠の継ぎ目を超えて骨があるんです。

実に不思議なのですが、私の治し方ではこのような治り方をしてくれます。

これだけ骨があり、歯茎を支えてくれていれば長く安定するであろう、と予測できます。

私の治し方は、腫らさない痛くしない身体に優しい手術を追求しています。

できる限り小さな手術をし、身体に負担を掛けないこと、を目指しています。




その結果、手術翌日でご覧のように腫れたりしないように終わらせられ、お陰で痛みも殆どありません。

腫らさないようにできている、と言うのは、組織に炎症を起こさせてない、感染とかをさせてない、と言うことです。

ですから、コロナ騒動の真っ最中であっても解決して差し上げられる、と期待できました。

今皆さんは感染をとても恐れている時代です。

残存ながら、歯科は危険性が高い、とマスコミに報道されました。

しかし、現時点でも、歯科での感染は他に比べて全然少ない状態です。

他よりも歯科の方が安全だ、と言える状態だと私は思います。

しかし、それでもさすがに手術となれば、このような時期には難しい、と思われてしまうでしょう。

それをちゃんとするには、手術手技、やり方こそがとても大事になって来る、と思います。

感染の確率を下げるには、小さな手術、身体に優しい手術で終わらせるのが良い、と私は確信しています。

そして、今回たまたまですが、まさにそのようなお仕事をさせていただきました。

写真を見ていただければちゃんと治せているのがお分かりいただける、と思います。

通常なら、抜歯骨造成、インプラント、セラミック冠で治療を進めて、1年以上はかかりかねないインプラント治療を、わずか3ヶ月で治せています。

これも、感染をさせない、炎症を起こさせない手術の賜物だ、と思います。

そして、そのような身体に優しい手術なら腫れないし痛みも少ないのです。

しかも、短期間集中少ない回数で終わりです。

普段の生活にも影響しません。

これこそが患者さんが求める理想のインプラント治療だ、と思います。

早く短期間に、楽に綺麗に治す。

理想的インプラント治療を、これからも提供して参ります。


ご相談の方は、03-3775-0044までお電話下さい。









総義歯からはみ出るインプラント補綴はしてはならない。

2020年08月17日 | Weblog



歯がなくなった顎堤と総義歯人工歯排列の関係の話、続編です。

今朝わざわざいただいた写真です。

この上顎を見て下さい。

説明するまでもなく、人工歯排列によるアーチの状態と残存顎堤には、著しくアンバランスなのが分かります。

これを歯槽頂だけを見て、インプラントを埋めることの難しさ。

インプラントの外側、頬唇側に骨を残すことを考えて埋めてしまうと、必然的にインプラントのプラットフォームは内側、口蓋側に来てしまいます。

良く見て下さい。

上顎の人工歯排列のアーチはかなり外側ですよね。

上顎の模型に描かれている黒い線は、仕上がった総義歯の後縁です。

それを理解して下さい。

頭の中でスーパーインポーズして眼を見開いて見て下さい。

そうです。

この模型と総義歯から見ると、かなり人工歯排列は前に外側に突出されている、と言うことです。

総義歯を、ちゃんと機能的に審美的に満足できる歯並びにするにはここに来るのです。

しかし、骨しか見ないでインプラントを埋めてしまうと、しかも頬唇側に骨を残すように建ててしまうと?

明らかに、理想的な歯並びよりも内側に口蓋側に来てしまう、舌房の領域を侵してしまう人工歯を、排列をしてしまう、のが分かります。

これに対する正しい処方箋を、具体的に説明してくれてるモノ、先生に私は出会ったことがありません。

できると言うなら、写真を出して欲しい。

咬合面観、仕上がりの補綴物、インプラント埋入写真。

海外のサイトは、誰でもアクセスして見れるようにしてます。

その事実は立派だと思います。

事実を明らかにせず、出来るとだけ言われても、私には信じられません。

例の海外のサイトの仕上がりは、案の定奥歯の仕上がりはやっと交叉咬合で仕上げてて、それでも頑張ってるな、と私も思います。

しかし、日本人の場合は、いただいたこの模型のようなお口の状態の患者さんが普通です。

だから、全顎的インプラントを経験した患者さん、術者は、鼻唇溝が目立つようになったとか、口元が年寄りくさくなった、と言うことが起きてるんです。

更に、舌房も狭くなって、咀嚼、吸引、嚥下にまでやり難いなってしまったら?

何のために、固定式の義歯をわざわざインプラントの大変な手術を受けてまでしたのでしょう…

インプラントは、顎口腔機能を助ける、復活させるためになければならない、と私は確信しています。

それには、このいただいた写真のような人工歯排列、歯冠の位置を再現しなければならない、と私は主張します。

そのためにこそインプラントを使わなければならない、と明言します。

それを皆さんに理解して欲しい、と心からお願い申し上げます。

もう一度繰り返します。

この模型と総義歯を良く見て下さい。

この範囲外にはみ出るような補綴物が入るようなインプラント治療をしてはならない、と個人的責任でお願いします。

大きなインプラント手掛ける前に総義歯を知るべきだ、と明言します。

2020年08月16日 | Weblog









下顎の総義歯の模型と完成した総義歯のスクリーンショットと、その歯並びと歯槽頂に黒いラインを比較して分かり易く見れるために書きました。

この2つのアーチの位置の違いがとても大事です。

理想的に排列された総義歯の歯冠部の位置、人工歯排列と模型の残存歯槽頂の位置。

機能的に良く噛める歯冠の位置は、それぞれの患者さん固有の口腔内容積、舌房と頬唇、上下の顎堤、顎の関節の3次元的連携で決まります。

それは、総義歯だろうとインプラント補綴だろうと、そんなに大きく変わりません。

否、変わってはいけないのです。

その理由は、その患者さんがそれまで生きた人生の中で獲得した機能運動だからです。

人は誰でも生まれておっぱいとかお乳を吸い付き、そこから口腔機能を獲得します。

誰にも教わることなく、生まれたばかりの赤ちゃんは、生まれたばかりなのに、母親の腕に優しく抱かれると、顔を振り乳首を探し吸い付きます。

私は自分の子供を自分で取り上げた経験がありますので、その現場に立ち会い、とても感動したことを覚えています。

赤ん坊は生まれて直ぐ、誰にも教わらないのにおっぱいに吸い付くんです。

つまり、口腔機能は舌から始まるのです。

と言うことは、舌はもの凄く口腔機能に重要なんです。

老人ホームに行くと、歯がなくても生活してる方は沢山います。

そう言う方は、全て顎堤と舌だけで好きなものを召し上がり、何も不自由を感じてません。

それが現実なんです。

そうです。

歯科補綴治療なんてのは、元からさして要らない、プラスαのモノでしかないんです。

でも、歯が生えて、噛めるようになれば、噛み応えを求めて歯科補綴治療を求められることもある、が現実です。

そこが分からないと何も分かりません。

噛み応えを叶えるために、入れ歯を入れ、最終的に総義歯になっても噛みたい患者さんがいる。

見た目も求めて、人工的歯を求める患者さんがいる。

それに応えるのが、我々ですよね。

なら、口腔機能を侵す治療はしてはならない、と言うのが大原則である、と明言しても間違いはないでしょう。

口腔機能の始めは、舌と顎堤による吸引嚥下です。

噛むとか咀嚼は、歯が生えて来て獲得される機能です。

どちらが大事かと問われたら、私は舌と顎堤による機能の方が大事、と明言します。

ところが、この2つのアーチの位置の違いを良く見てみれば、総義歯の方が外側、頬唇側に歯冠があり、模型の歯槽頂とはズレているのが分かります。

私の禿げ隠しのズラがずれるのは大した問題ではないでしょうが、このような歯冠部の位置と歯槽頂の位置のズレは舌を考え、嚥下を考えると看過できない、と思います。

ましてや、そこに舌を考慮しない、できないインプラントによる固定式の人工歯が並んだら?

良く模型と総義歯の状態を見比べて下さい。

歯槽頂は模型の真ん中に位置してます。

総義歯は、明らかに外側、唇頬側に歯が並んでます。

特に前歯の位置の差が大きく見えますよね。

そして、何度も繰り返しますが、赤ちゃんは直ぐにおっぱいに吸い付きます。

吸い付くのって、真正面からですね、必ず。

ある程度大きくなり、遊び吸いをしだすと吸い付きながら斜めとかにしたりして遊びますが、生まれてしばらくは真正面からです。

鼻が潰れて、息大丈夫かな、と心配になるくらい、一所懸命におっぱいを吸うのが赤ちゃんです。

真正面の舌の来るべき位置は侵してはならないのです。

最も原始的な口腔機能を侵すからです。

ここを侵されたら、患者さんはとても不幸になります。

でも、インプラント手掛けた歯科医は、固定式で噛める歯にしたんだから、そんな訳ない、と理解しないんです。

そんなことを勉強してないから、私は馬鹿にするんです。

歯科医は、口腔機能を回復させる仕事です。

固定式の補綴にこだわり過ぎ、それで万事解決、と言う単純思考の連中とは話ができません。

この2つのアーチの位置のズレをどう解決できてるのか、してるのか、明白に写真などの結果を幾つも見せられない限り、私は信じません。

今回は、残念ながら、下顎のでしか例示できませんが、このようなことは上顎ではもっと顕著である、と私は知ってます。

上顎前歯部は、最後まで残る下顎の前歯部のせいで、最後の最期まで叩かれて、激しく顎堤が吸収することは、歯科医なら皆んな知ってることです。

つまり、上顎ではこのような現象はもっと顕著だ、と言うことです。

真正面からの吸い付き、機能回復こそ、命を回復させることなんです。

その機能回復を担う舌の邪魔をするような歯科治療を、私は認めません。

痩せこけた顎堤で理想的な歯並びを回復して、口腔機能を回復させたのは、総義歯が一番始めです。

そこから学ぶべきこと、学べることは沢山あります。

しかし、インプラント業界では、かつて義歯治療はもう不要の長物、滅びゆくモノだ、と蔑視されました。

その根底には、インプラント手掛けた先駆者はことごとく義歯のできない者ばかりだった、と言う屈折した思いがあります。

余談ですが、歯周病治療も下手で歯を助けられない、残せない者ばかりだった、と言う屈折した思いもあるでしょう。

そこから来てるから、人工歯排列も分からない、骨だけ見てインプラント埋める、が起きてしまったのです。

黒い過去を直視し、未来への展望を描けなければならない、と私は思い、私にしか直言できないと思うからこそ、あえて発言してます。

今は、その過去の反省から、世界でもインプラント専門教育の中で総義歯人工歯排列が加わって来ている、と言う話も聞いてます。

やっと、私が25年以上前から言って来たことが理解を得られる時代になって来たのです。

正直時間かかり過ぎだろ、お陰で禿げたジーさんになっちまったよ、が本音です。

私の大先輩であらせられるインプラント界の大カリスマは、勤務医時代その医院の患者さんの排列は全てやらされてたそうです。

それが御大の植立の美しさ、上手さ、正に匠としか言いようのないインプラント治療に出てるのです。

解剖学的特徴を捉え、全てお見通しであらせられます。

あっ御大は総義歯もお得意なんだろうな、と直ぐに分かりました。

そこなんです。

誤解を招くような書き込みをfacebookで本日してしまい、反省して、出来る限り詳しく解説してみました。

後世の有志のお役に立てれば幸いです。




世間は広い。この方は凄い技工士先生です。インプラント医こそ必見、学んで欲しい。

2020年08月14日 | 患者さんの知らないンプラント業界の話
又facebookで凄い方とお友達になりました。

西田歯科技工所さんです。

総義歯の面着を実現実践されています。

これはなかなかできないことです。



これだ顎の骨が痩せてる状態の患者さんであることが伺える模型です。

つまり、顎堤が痩せてるから総義歯の難症例だと言うことです。


綺麗に排列され、仕上がっています。

これを水に濡らして模型に軽く圧接すると


見事に面着してるために、模型がくっ付いて持ち上がることまでできてます。

これは凄い。

なかなかできないことです。

水が義歯と模型に介在し、まるでガラスとガラスが張り付くように面着してるんです。

それだけ精密にできてる総義歯だ、と言うことです。

実に素晴らしい。

しかも、この先生保険の義歯専門である、と明言してるんです。

正直、私はとても勿体ない、と思います。


さて、インプラント医として私が大きなインプラント治療を手掛ける方に見て欲しいのは、この模型から見える顎堤で、この歯並びにできますか?と言うことです。

まず間違いなく、顎堤の真ん中にインプラントを埋めることをしてしまうのではないか?と私は疑ってます。

しかし、総義歯の仕上がりを見て下さい。

全然違う所、ハッキリ言えば外側に歯が並んでます。

総義歯は、必ず舌と頬唇のバランスの良い所で歯並びを作らなければ上手く機能できません。

言い換えれば、舌や頬唇の気持ちの良い所、力のバランスが取れる人工的な歯並びが理想的なのが総義歯なのです。

もし、インプラント医が顎堤の真ん中にインプラントを埋めて、固定式の人工の歯並びを作ってしまったら、それはとても舌にとっては邪魔だし、頬唇からしたら空間満たしてなくて、顔貌を支えられず、年老いた寂しい状態になってしまうんです。

そのことを、私は全インプラント医に強調したい。

あなた方の埋めてるインプラントは、内側過ぎると。

インプラント経験した方、顔が老けた感じで、ほうれい線が深くなって残念な思いをされてませんか?

それをヒアルロン酸で補うのは、それはそれでありかも知れませんが、本来なら機能的な歯並びで支えられるべきです。

そこを理解して下さい。

facebookで素晴らしい作品とも呼べる総義歯を動画で公開して下さっているのを見て、早速私の方からお友達になって下さい、とお願いしました。 

そして、快く使って良い、とお返事いただけたので、今回お盆休みですが、嬉しくてインプラント医啓蒙のためもあって、ブログ更新しました。

facebookで見れる方は、是非ご覧下さい。

ちなみに西田先生は、三重でお仕事されてます。

もっと、この先生の教えが広まることを願って止みません。

技工士だけではなく歯科医師にも、衛生士にも。

facebookって、やはり凄いですね。