インプラント寺子屋博多編、今年も8月と11月にさせていただきます。
facebookやブログ、SNSで公開しているインプラント症例の具体的なノウハウをできる限り解き明かす、私の手の内の全て教えてしまう、と言う企画です。
たった1回の手術で、抜歯即時植立で、しかも即時荷重で綺麗に歯を入れて、どうしたそのまま治せるのか?
この話を、具体的に解き明かしている先生に、私は会ったことがありません。
なので、自分自身で創意工夫して、どうしたら良いのか?どう知ればできるのか?それまでに分かっているエビデンスを組み合わせて、ではその先をどう考えれば良いのか?どう言う方向で進めば良いのか、この20年取り組み続けて来ました。
それを全部話してしまいます。
分からないことがあれば、質問にお答えして、詳細にお伝えします。
その他にも、低侵襲外科手術の話、特に水平埋伏智歯抜歯に関して腫れさせないで、痛がらせないでどうやって抜くのか?治癒に導くのか?のお話をしてしまいます。
インプラントから見た総義歯治療、総義歯治療の長けていると何が見えて来るのか?何を見ないといけないのか?人の身体、で考えた時にどう口腔再構築をしなければならないのか?のお話もします。
どのお話も他の先生がまずお話したことがない、でも先生方が知りたい奥の手、ひと工夫でこんなに違うんだよ、と言うお話です。
絶対に聴いて後悔させないお話満載ですので、是非ともお越し下さい。
今日のブログでは、何故私がこんなに教えることの熱心なのか、の理由も書き添えて置きます。
私は、幸いにして良い師匠に恵まれて比較的に若いうちから色々とできるようになりました。
その代表が、総義歯です。
総義歯は、一番最初のお師匠様の所で、かなり厳しく鍛えられたお蔭で、28歳で免許皆伝を授かりました。
でも、私自身ははあ?!と言う感じで、お師匠様は私も随分と買い被っているな、高い評価して下さってるな、としか思いませんでした。
そして、私は武者修行と言うか外に出て、医療法人で勤務医をしながら、セミナーとかに出るようになって行きました。
その頃、私は30そこそこの若造です。
出るセミナーは、主にその頃でしたので総義歯関係でした。
中には、患者さん実習セミナー、患者さんを先生が治療するのをその場で見る、と言うモノも受けたりしてました。
そこでの経験なのですが、大変生意気で失礼な言い方なのですが、私よりも10も20、30も上の先生方が、総義歯のことを分かってない、と言う事実にビックリしてしまったのです。
セミナーの場で、先生に質問したり、色々とお話をさせていただくと、私は分かるのに、聴かれてる受講生の先生が分からない、と言うことがとても多かったんです。
そのお蔭で、私が先生に褒められてしまって、君若いのに凄いね、何処かで指導受けていたの?指導者(先生)は誰?と聴かれたりしてしまったんです。
勿論、そう言う場ですから、私はいやいやそんなたまたまです、色々勉強はして来ましたので、と誤魔化して来ました。
と言うのも、一番若い受講生である私が、そのセミナーの先生に気にいられてしまってると周りの方のあたりがちょっときつかったからです。
私に対して、若いくせに生意気な口を利く、と直接怒られたこともあります。
今となっては、私自身の至らなさ、口の利き方とかが生意気だったのだろうと反省しきりですが、その当時では私は上手く立ち回れなかったんです。
何しろ、私昔から変人で、空気読めない人でしたから・・・
まあそう言う苦い経験をさせられることで、私自身は相対的に自分の実力が良いところまで行っている、と自覚するようになったんです。
そして、そう言うセミナーに出ると、綺麗事が話しをされていて、実際の苦労とか、それの乗り越え方、工夫に関して話す先生が少ないことに気が付いて来たんです。
本当の話、実際の臨床に活かせる話をする先生が意外なくらいいない、と言う事実にです。
知ってるだけで違うこと、を知らない、教えて貰えない、で苦労している勉強熱心な先生がたを、見ることが多かったんです。
その時に、私がこうこうなんですよ、という実際の話をお伝えしたら、凄く喜ばれたり、次に会った時にマツゲン先生に言われたことして見たら上手く行ったんですよ、と喜ばれたりしたんです。
そうか、そうだよね、と私は思いました。
本当のことを伝えること、ができれば、できるようになる先生が増えて、患者さんも救われるよね、とです。
私一人の手で救える患者さんは限られてても、できるようになった先生が増えれば、救われる患者さんは増えるじゃないか!と言うことです。
だから、私は自分が修得したこと、本当のことを伝えてしまおう、と決めたんです。
私にも命に限りがあります。
私も実際いつ何時何があるかは分かりません。
私がいなくなったら、それと一緒に患者さんを救うノウハウが消える、と言うのは嫌なんです。
聴いて下さる先生方には、できる限り余さず伝えて、その更に先に発展させて、患者さんを救って欲しい。
それが、私の考えていること、です。
今私がやっていることが、10年先20年先でも有効だったら嬉しいですけど、もっと嬉しいのは、あんなの当たり前だよね、と言われていることです。
自分が長生きをして患者さん救い続ける夢想をするのは良いのかも知れませんが、現実的ではありません。
いつかは衰えてしまいますし、死を迎えることもあります。
その時に、私自身が自分の人生を振り返って後悔しない為には、私が恩師達から教えていただき、できるようになったことを次に伝えることなんです。
なので、インプラント寺子屋は、生涯できる限り、聴いて下さる先生がいて下さる限り続けよう、と決めています。
これは、生涯を貫く私の使命、と覚悟しているんです。
と言うことで、暑い夏に熱いコアな話を一所懸命お話します。
来れる先生は是非来て下さい。
絶対に後悔させません。