どこの誰だか知らないが、研究者として一心にやられて来て、教授まで勤められた先生を貶めるようなブログ書いてる輩がいます。
これが高齢者の介護状態になられた方の現実です。
突然ですが、あなたは人生がもうすぐ終わる時、何が食べたいですか?
人生最後の一食だとしたら、何が食べたいですか?
食べられることって当たり前過ぎて、余り大変なこととは思わないですよね。
でも、食べられることって、実はとても複雑な機能の組み合わせでできていて、一度失われてしまったら機能回復は直ぐにはできないものなんです。
何よりも人は年を取ります。
年を取れば、当然肉体の能力は落ちます。
免疫力も治癒力も落ちる一方です。
そして、人は年老いる自分を素直に認めたくなくて、いやまだ頑張れる、まだだ、と踏ん張ってしまうんです。
しかし、それがより一層悪化させる道に繋がってしまうんです。
だから私はお願いします。
まだ大丈夫、という段階で、落ち込まないように歯科治療を受け終わっておいて下さい、と。
歯科治療は、治療受けるのだけでも患者さんは体力を使います。
ユニットに座って、横にされて、口を開き続けるのって結構大変じゃないですか?
歯科治療受けたあとは疲れてしまう、という経験は誰もがしているんじゃないでしょうか?
元気で体力があるうちは歯科治療を受けられるでしょうが、口開けるのすらしんどくなってしまったら?
その時には、もうその状態で食べられるものを食べさせられるしかなくなってしまうんです。
そんな人生で終わってしまって良いのですか?
そこを良く考えて欲しいんです。
そういう状態に陥ってしまうのを、私は間に合わなかった、と嘆いてしまうんです。
余力のありうちに歯科治療を受けてくれていたら、今でも好きなものを好きなように食べていただけただろうに、とです。
ギリギリまで待って、という選択肢は良くありません。
あれなにかおかしい感じだな、治療をしておこう、というタイミングが良いのです。
よくある例が、歯周病とかでグラグラな歯を引っ張っている方です。
そのうちに他の部位の歯までグラグラするようになって、やがてどこもかしこも揺れている、痛くて噛む所がない、柔らかいものしか食べられない、という悪循環になります。
これに高齢という状態が重なると、余計に重症になります。
介護状態になって、毎日毎日ゼリー食は私は嫌です。
そうならないためには、少しでも変に感じたら早めに手を打つ、です。
まだ元気だと思えるうちに、年老いるときに備えて治しておく、が正しいと思います。
歯周病と歯根破折が重なってしまったこの方。
抜歯したらこんな状態でした。
もうそうとうに骨がありません。
それに対して、抜歯即時荷重インプラントで歯を復活させ、更に顎堤も再建します。
分かりにくくてすみません。
インプラントが植立され、顎堤再建されてるのでなだらかになっているんです。
そして2ヶ月弱でセラミック冠が入りました。
えぐれていた骨が平らになっていますよね。
早めに決断をして対処されたからです。
実はこの方は、さほどお痛みは感じてなかったんです。
でも、担当医の先生が見つけてくれて、説得してくれて、私の所に来られて下さったんです。
痛みはなくても、病変は進行し続けている、というのを知って下さい。
痛くないから、で様子見してて、という事例が歯科治療では跡を絶ちません。
と言うより、そう言うことばかりです。
その結果が、高齢者になって口腔機能低下で悩まされる、になっているんです。
高齢者が人生で後悔していることの大きな一つが、歯を大事にしなかったこと、だそうです。
でも、それは申し訳ないけれど、自分自身の選択だったんです。
如何に間に合わなかった人たちが多くいて、そのことを悔いているか、の証明です。
どうかあなたにはそんな人生を歩んで欲しくなくて、今日長々とブログを綴りました。
歯科治療は痛くて腫れて大変で怖い、というのも良く分かります。
だから、私は可能な限り大変な思いをさせないで治すには、と腐心して来ました。
手術後が楽であること、は私が生涯を賭けて追い続けているテーマです。
ここ大事です。
手術後が楽であること。
翌日普通に話せること、生活できること。
大変な歯科治療、手術を受けていただくのだから、できる限り楽だった、と思っていただけるようにする。
そして、間に合って素敵な老後の人生を送っていただく。
それが、私の願いです。
こんな私に興味を持ったら、facebookなどのSNSでフォローしていただいたり、治療、手術のご相談がある場合には03-3775-0044までご連絡、ご相談下さい。