勉強させていただきました。
ありがとうございました。
先日のインプラント寺子屋2019第3回低侵襲外科編、多くの先生方にご参加いただき、誠にありがとうございました。
次回は、いよいよ吉田松平先生の特別講演です。
7月18日木曜日15時から18時まで、田町駅徒歩5分ストローマン本社6F会議室。
参加費5000円です。
講演会の後、懇親会も和やかに楽しく開催します。
皆さん、是非ご参加下さい。
講演内容は、患者さんに優しい、辛くない骨造成GBRテクニックである、オープンバリアーメンブレンテクニックののお話、補綴、咬合のお話、患者さんカウンセリングのお話などです。
今でもなお、インプラントしたいけれど骨が不足している、と悩まれている患者さん向けに、骨が造れます、骨はできます、と宣伝しているHPがネット内では溢れています。
しかし、その実態をキチンと伝えている所は、殆どありません。
患者さんから見たら、骨が造れる、と言っている所は何処でも似たようなことをしている、と思われるかも知れませんが、実際にはかなり苦労をさせられている所も少なくないのです。
と言うよりも、殆どの所が、腫れたり痛んだり、青あざが出たり、でかなりの苦痛、苦労をさせる手術しかできていないのが現状です。
しかし、オープンバリアーメンブレンテクニックは、従来の骨造成GBRのやり方に比べて、患者さんが味わう苦痛、辛さはかなり小さくできるのです。
2000年代最初の頃は、そんなのできる筈がない、と否定的意見が多かったのですが、近年低侵襲外科への患者さん側からのご要望が強くなるに従って、このテクニックが評価されるようになって来ているのです。
世界最大のインプラント学会の一つであるAOでも、オープンバリアーメンブレンテクニックは高く評価され、吉田先生と私の恩師である船越先生が登壇して、ご講演されたほどです。
痛くない、辛くない骨造成GBRテクニックとして、今後益々オープンバリアーメンブレンテクニックは求められるようになる、と言えるでしょう。
そのオープンバリアーメンブレンテクニックを、日本で一番最初の頃から取り組んで来たのが、吉田先生です。
その臨床経験は、20年近くになります。
なので、オープンバリアーメンブレンテクニックのことに関しては、誰よりも知っている、裏も表も知っているのが吉田先生です。
そして、吉田先生は咬合、補綴、矯正にも造詣が深く、現在では講演会、セミナーのアシスタントとしても活躍されています。
更に、患者さんカウンセリングに関しても、長年取り組まれて来て、そのお話は素晴らしいモノです。
その他にも、3時間吉田先生がご自分の臨床から、皆さんにお役に立つ素晴らしいお話を沢山沢山して下さいます。
是非、沢山の先生方に聴いていただきたいです。
7月18日15時ストローマン本社6F会議室にお越し下されれば、どなたでも受講出来ます。
お友達の先生方お誘いの上、是非ご参加下さい。
新しい患者さんをお迎えして、お口の中を拝見する時に、愕然とさせられることがある。
それは、これは高額な自費の治療をされている、と認められるにもかかわらず、信じ難いような惨憺たる結果になっているのを見せ付けられる時だ。
白いセラミックの歯が間違いなく入っている、高額なインプラントが入っている。
しかし、それを支えている骨、歯茎の状態が惨状を呈しているのだ。
信じられない。
絶句するしかない。
そして、入り色とお話を聴かせていただくと、必ず一つの法則にぶつかることに気が付く。
それは、患者さん教育、患者さんの歯、口腔内に対する意識、知識がちゃんと為されていない、と言うことだ。
これだけのお金を歯科医院に払い、高額な治療を受けさせられているにもかかわらず、患者さん自身がその治療のことを全然理解していないし、何故そのようになったのかすら患者さんご自身が良く分かってない。
ここに大きな問題がある、と私は感じる。
中には、何をしているのか知らないが、毎年毎年何十万~二百万と言う金額を口腔内に使っていると自慢げに語る方もいる。
それで、この口の中の状態?と私は絶句してしまう。
私は、歯科医になってお師匠様の所に勤めて、30年40年お口を守られて来た患者さんを見て来た。
治療の一番最初に使ったお金は自費だからそれなりに使っていた。
でも、その後は、時々補修のような治療が入るが、そんな毎年毎年大きな金額を必要とされることはまずない。
そのことを、お師匠様は、本当に腕の良い歯医者がチャンと治して、患者さんが真面目に定期検診で来てくれれば、その後はそんなに治療はない。
だから、腕の良い歯医者は、全然儲からない、何かモノを売り続けられる商売の方がお金儲けをするなら良い、と。
何をしたら、毎年毎年そんなにお金が要るのだろう?
私も、インプラントとかの治療を本格的に全顎的にした患者さんでは何百万のお金をいただいたことはある。
でも、その後10年20年、何ごともなく過ぎるので、ああお師匠様の言っていたことって本当だな、と思っている。
なのに、この方は裕福な方なんだろうな、人柄も良いんだろうな、と言うお口の中が、散々な状態なのを見せられると、本当に良い歯医者ってなんなんだ、と感じてしまう。
いや、正直に書いてしまおう。
この人は、口の上手い適当な歯医者の金づるにさせられている、としか感じられない歯科医療がこの世界に存在しているのだ。
聴くと、その医院には、有名人が多く来ていると言う、芸能人もいるとか。
もしかしたら、昔、創業者の先生は立派な方で、しっかりとした歯科医療を提供していたのだろう。
でも、その水準が年月を重ねるに従って落ちてるのではないだろうか?
私は、人も良くないし、変人と言われる歯科医だが、お師匠様の名を汚す仕事だけはしたくない、と思っている。
そして、かつてお師匠様に言われたこと、一回治せば、その後は何事もなくなるから、全然儲からないものだ、と言うのを本当だな、と感じている。
皮肉で書くが、毎年毎年患者さんから多額のお金をいただくような治療をするような、しなければならないような腕ではない。
腕の良い歯医者が、納得の行く仕事をして、患者さんも誠実に頑張るなら、それがごく普通だ。
このことは声を大きくして明言して置く。
もし、あなたが裕福で、毎年毎年多額のお金を歯科医に払っているようなら、それは考え直した方が良い。
私は、金づるにされてるんじゃないか?と。
残念だが、現実にそのような新患の患者さん毎月見せ付けられて、この業界の問題点を見せ付けられるように感じている。
白い綺麗に見える歯を入れるだけが名医ではない。
インプラント入れられるだけが名医ではない。
長く綺麗で良い状態を保てる治療をしてくれる歯医者が良い歯医者だ。
そして、患者さん教育に熱心で、治療後患者さんが歯で困らないようにしてくれるのが良い歯医者だ。
その歯医者が本物かどうかは、10年単位で見て行かないと判断出来ない。
全ての資料、検査データを揃え、チャンとカルテ保存もしていて、患者さんのことを追い続けるのが良い歯医者だ。(因みに法的にはカルテ保存期間は7年程度しかない。がお師匠様は40年束ねておられた)
余りにも、性根が腐っているんじゃないか、と思わされる口腔を見せ付けられて、今日この告発ブログを書くに到った。
その心情を理解いただきたい・・・
今日は、こちらの手術をさせていただいて、かなり根気のいる仕事でばてました。
下顎の親知らずは、日本人の場合チャンと生え揃う確率は0.3%あるかないか、だと言われています。
つまり、殆どの方がいつかは抜かないといけない、と言う状況なのです。
ところが、この手の手術は正直開業医はすることを躊躇います。
何故かと言うと、腫れたり痛んだりして、自分の医院の評判とか腕とかを疑われることになりかねないからです。
だから、殆どの歯科医院で、痛くなってからで良いですよ、とか言って放置されているんです。
でもこれは、今後高齢社会になって、患者さんが高齢になればなるほど、万が一の時の爆弾を抱えているようなモノだと私は思います。
高齢になれば、当然治り方も遅くなりますし悪くなるでしょう。
そして何よりその手術、治療を受ける体力、気力が出ない、と言う状況が心配されます。
なので、私自身は見付けたら、必ずその方の老後の心配の話をして、抜歯されることをお勧めしています。
痛くなるまでわざわざ待ってるより、今が一番人生の中で若くて体力気力があって、治る力も強いんだから、年取る準備の一環として、やって下さい、とお願いします。
勿論、人は何時死ぬかは誰にも分からないので、抜歯しないで人生全うして終われる方もいるかも知れません。
でもそれは分からないことなので、そこに期待するよりもやることで憂いはなくなるのだからやりましょうよ、とお話しています。
私にとって大切なのは、その方の人生で、私の医院の評判とか腕の評価とか、どうでも良いのです。
私を信じて任せて下さるなら、それには全力でお応えしよう、が私のスタンスです。
だって、私自身だっていつかで頑張れるか分からないんですから。
患者さんにもいつも言ってますが、私が頑張れるうちは私は頑張りますが、私にいつ何時何かがあるかも分かりませんからね、と。
それは、誰も分からないことです。
その人の人生がどうなるのかは、神様にしか分からない、です。
だから、お釈迦様が言われたように、そんな分からないことに思い悩むより、いま現実に問題があって、憂いがあるなら、それを解決することで心の安寧を得る、が正しいと思っているのです。
正しい道を粛々と歩めば、それで良い、なのです。
先日ダライラマ師のお言葉がfacebook でシェアされて、紹介されていましたが、本当にそうだと思いました。
https://grapee.jp/687764?fbclid=IwAR2Jl1Wy_bpIMe-_RFRMpZCMcNzPNCAk1SZzzO28968QwCsT_cqAGZbxuR4
自分が考えて、実践する。
私は、そのお手伝いを低侵襲外科でできるだけして差し上げて、ご期待に添えるように頑張る、です。
ちなみに、今日の患者さんの症例は、この状態が長く続いていた為、歯冠のエナメル質が全て骨と癒着してしまってて、とてもとても難しかったです。
低侵襲で歯冠を取り除いて差し上げるだけで1時間以上かかってしまいました。
その後の歯根だけは、歯根膜が健全に存在していましたから、あっと言う間に抜けてくれました。
だからこそ、そうなる前に、もっと20代とか30代とかの若いうちに抜いてしまうのが、本当は良いと私は強く思います。
もっと良いのは、歯冠しかできてない未成年の時、具体的には成人前とかに抜くと、本当に治りも良いし、何より骨の再生が美しいので、私はそうお勧めしています。
又、親知らずと言うのは、ケースバイケースで難しさが全然異なり、横に寝てるのか否か、骨の中の深さはどうなのか、神経との関係はどうなのか、で手術内容が全く異なります。
先日、ホリエモンが親知らずの抜歯して時の話をしていましたが、聴いててああ単純なケースなんだろうな、とは思いました。
でも、彼は親知らずって場合によっては入院とか、全身麻酔とか大変なんでしょう、僕は担当医が凄く上手で良かった、とか言ってましたが、多分ですが間違いでしょうね。
まあ、こんな書くのもマウンティングになるので、読み流していただいて結構です。
データ的に言えば、中学校を卒業する頃には親知らずの状態とか、それがどうなるとかはパノラマレントゲン写真で予測が付くので、難易度判定で厳しそうなら、かなり早い時期に抜歯した方が良い、と私なんかは思っています。
皆さんはご存知ないでしょうが、親知らずに限らず、歯って言うのはまず歯冠が生えて来て、それから歯根が成長して完成するんです。
だから、歯肉突き破って歯冠が出て来ても、根は未完成、と言うことが殆どなんです。
と言うことは、親知らずなんか、パノラマレントゲン写真見て、歯冠があってその向きが分かる時、歯根なんか全然ないから、割りと簡単に抜歯できるんです。
大人になるにつれ、歯冠が骨の中で横向きに寝てて、その後で歯根が完成して骨の中に深く根付くことになるんです。
そして、齢重ねれば重ねるほど、歯根の先とかが曲がったりして骨により噛み込むようになってしまって難しい状況に陥るんです。
だから、痛むまで放置してしてしまってて、かなりのお歳になってからの親知らずの抜歯はとても大変になるんです。
つまり、患者さんとその担当医の協働で、より難しい親知らずの状況を作り出してるんです。
そう言う本当のこと、真実をチャンと患者さんに告げない歯医者の罪は重い、と私は思います。
私はそうなりたくないので、必ず話しますし、抜きませんか、とお誘いします。
非常に残念な話ですが、インプラント、歯周病治療業界で名の知れたDRでも、症例で親知らず抜いてないのを見たります。
聴くと、患者さんがいたくないと言ってるから、と言うんですが、私は残念な気持ちで一杯になります。
ゴッドハンド持ってるなら、早く抜いて上げれば良いのに、と思うんです。
以上のようなことをいつも感じ、考えているので、私の業界内における使命の一つに下顎の親知らずの抜歯があります。
今日は、一緒の麻酔の領域だったので、抜歯即時荷重インプラントもしました。
と言うか、こちらの方をするご決断をいただいたので、是非親知らずも抜きましょうよと言って、やらせていただいた、と言うのが本当の話です。
でも、かかった時間は親知らずが殆ど、でした・・・
どうやってやってるのか?のことも少しだけ書きましょうか。
まず、このような手術する前には、口腔内をできる限り清潔に保つこと、が最重要なので、定期的に来ていただいてPMTC、ポケット洗浄してから、私は必ずします。
こう言う事前準備、がなにげに一番大事ですね。
で、伝達麻酔して、浸潤麻酔して、6,7番の歯肉溝切開で術野を得ます。
私は縦切開はしません。
でも、低侵襲なので、ガバッとは広げません。
そこからピエゾで骨をCTデータに添ってカットして、ブロックで窓開けます。
そして、そこから癒着しているのを、やはりピエゾでどかして行って、歯を分割して抜ける状態にします。
分割も丁寧に繊細にやって、歯冠取って、歯根とって、後の修復をして、縫合して終わりです。
もっと本当の所、具体的な技術的な話をお知りになりたい方は、寺子屋に来て下さい。
今月の20日15時からストローマン本社で3時間、語り尽くします。
参加費は5000円です。
50000円と言いたい所ですが、遠方からわざわざお越しくだされる先生も少なくないので、それを考えて5000円です。
寺子屋は、私がもっている技術、知識全てをさらけ出して、皆さんにお役に立とう、と言う趣旨でしているモノだからです。
殆どの開業医の先生が自信を持って下顎の親知らずの抜歯に臨めるように、私も微力ながら協力したい、と願ってしています。
facebookでも公開設定にしているのは、出会えるチャンスを少しでも広げたいからです。
厳にfacebookでお友達になって、一緒に勉強するようになった先生も沢山います。
伝道すること、も私の使命の一つとして、頑張って行くつもりです。
チャンスと思ったら、是非掴まえて下さい。