
インプラント業界へ新しい良い情報を提供する為に、書かせていただいている連載ですが最新号が届きました。
一般的なインプラント治療方法は、今でも歯茎を大きく切り開いて骨をしっかりと見て植立する、と言う方法を取っています。
そのような方法では、患者さんは腫れたり痛んだりして辛い思いをされることになってしまいます。
私の方法は、そのような方法を根本的に解決している方法で、殆ど歯茎を切り開かず、骨の露出を殆どさせずインプラントを植立する方法なんです。
ですから、患者さんは痛くもないし腫れもしません。
実は、この患者さんは癌で亡くなられています。
インプラントの治療期間と、癌の闘病期間が重なってしまわれました。
勿論、インプラントが始まった後のことです。
それだけ全身的な体調も変調を来たし、良くない状態だったのですが、私の低侵襲な外科手術でしたら、こうしてセラミックの最終被せ物まで辿り着け、その後体調の回復もあって、癌の方は克服されました。
そして、セラミックの歯で快適に過ごされる人生に戻られました。
しかし、運命は残酷でせっかくそこまで体が回復されて来ていた矢先、大事な大事なご家族を亡くされ、そのショックで体調を崩され、そのまま肺炎を起こされて亡くなられる、と言う残念で仕方がないことに至ってしまわれました。
本当に残念でした。
今回の連載は、生前この患者さんが良く語られていた、先生のインプラント治療は本当に素晴らしい、俺でもこんなに綺麗に治って、何でも食べれるようになった。
この治療方法を広める為なら、俺の症例幾らでも公表してくれ、と仰られていたご遺志汲んで書かせていただいたものです。
低侵襲外科手術は、大きな外科手術ではありませんから、かなりの体の具合の問題がある方でも治せる方法です。
人は亡くなる直前までは、好きなものを召し上がりたい。
その為の価値創造に、低侵襲インプラント治療は物凄く効果があるのです。
良く高齢になられると、今更と言われる方がおられます。
実は全く逆なんです。
残り少ないからこそ、その少ない時間を大切にして欲しい。
その価値観は、その人の人生そのものであろう、と私は考えているのです。
この価値観は今まで日本にあった価値観とは全く違います。
今までは高齢になれば枯れるのが仕方がない、と言う諦めの感覚が普通でした。
しかし、私の提案しているものは、亡くなる寸前まで人生を楽しみましょう、生き甲斐を感じる人生を行きましょう、と言うものです。
その為には、今なのです。
残りの人生の中で今が一番若く残りの人生があるのは間違いが無いでしょう。
それを輝かせる為には、待っていないで今直ぐ治して、残りの人生を本当に輝かせて欲しい。
この患者さんも、そう言う生き方を自分と同じ同世代に提案されているのです。
そのご遺志をどうかご理解下さい。
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