残念ながら、歯周病は現在もなお日本人の歯を失う最大の原因の一つになっています。
歯がなくなると、インプラントを考える方が最近増えてきましたが、歯周病で失う方はよくよく考え直さないといけません。
歯周病菌は、歯根の周りに付くだけではありません。
歯周病菌は、歯肉だけでなく口腔粘膜内にも常在し続けているんです。
だから、歯がなくなると歯周病菌がいなくなる、と誤解されてる患者さんがおられますが、それは間違いなんです。
それで、インプラントしてしまうと、インプラントも歯周病菌に侵されて骨が失われる、と言う可能性が高くなってしまう、ということなんです。
怖いでしょう。
ですから、歯がなくなってインプラントを、と考えた時には、歯周病は退治しておくことが必要なんです。
インプラントすれば歯周病が治るわけではありません。
歯周病を退治することと、インプラント治療をすることは、車の両輪でどちらも欠かせないことなんです。
そこで、こういうちゃんとした本をぜひ読んで欲しい、という話なんです。
人生を長く幸せに過ごすために、歯周病は決して甘く見ないで、退治するようにして下さい。
その上で、インプラントをされるなら良い結果が長く続くでしょう。