昨夜は博多の日本審美歯科協会のセミナーを受講して来ました。
http://www.shinbishikakyokai.com/pdf/2012_seminar.pdf
講師は、北九州の榊先生。
今のGBR骨造成と骨材についてのセミナーでした。
そこで強調されていたのは、歯周病治療の手技、骨とか歯茎とかを保全出来る実力がないとインプラントの長期的安定は計れない、基本として歯周病治療の徹底がないといけない、と言うお話でした。
私も全くの同感です。
インプラント治療のより良い正しい、長期的に安心な治療の普及は、支えてくれる歯茎、骨の保全なくして有り得ません。
講演の中でも榊先生ご自身が経験された、インプラントの治療の経過の中でのリカバリーをすると言う話、出来ないといけない、と言うお話は非常に重く受け止めるべきだろう、と感じました。
多分間違っていないだろう予言ですが、今後日本国内でも世界と同様にインプラントの周囲炎、歯周病の治療をしっかりとしないといけない時代が来るでしょう。
その時に、それをチャンと出来るか、治せるのかどうか、でDRの真価が問われてくることでしょう。
インプラントの快適さを知ってしまった患者さんに、今更撤去して義歯治療、と言うのはかなりの反感を招くだろう、と予測されます。
となると、インプラント周囲炎を起こしてしまったインプラントを、それ以上病態が進行しないようにどう治せるのか、再生させられ保全出来るのか、大きな課題になってくるでしょう。
そこで活きてくるのが歯周病再生治療、天然歯をどれだけ救えて来たのか、の実力です。
歯茎の厚み、骨の厚み、健康の維持安定、インプラントに留まらず、歯根の土手をどれだけ再生させられ、治せるのか。
インプラントが契機となって、歯周病治療の普及こそが真に望まれることだろう、と思います。
何事も支える基礎こそが大事。
歯科治療では、基礎と言えば、歯茎と骨です。
基礎さえしっかりしていれば、歯冠は技工物で再構築は可能です。
大事なのは、支える部分への治療、と言うことを、榊先生のセミナー受講して再確認しました。
やはり、私の感じている感覚は間違っていなかった、と言うことです。
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