大森インプラントクリニック松元教貢歯科医院腫れ痛みなく早く、骨不足でも骨ができて直ぐに歯が入る幸せのブログ

松元教貢歯科医院は骨が不足で骨造りしても腫れ痛みのとても少なく早く治せる方法をしてる即時荷重インプラントパイオニアです。

昨日のとても難しいインプラント手術は、無事にうまく行ったようです。

2020年02月14日 | 日々のインプラント臨床の話
このことは、ハッキリ書かないといけない、と思ってることですが、私の手術の腕が凄い、だから全部任せて置けば大丈夫、と言うのは、大きな誤解です。

それどころか、私は他の先生よりも不器用で、手術向きの性格をしてない、と自白します。

良く私の所にご相談に来られる患者さんは、私のことを何かゴッドハンドだとか、ブラックジャックだとか、思い込んでたりされます。

でも、私は必死で一所懸命にやることに徹しているだけで、その後の治り方、早さや綺麗さは患者さん次第ですよ、と明言してお話してます。

申し訳ないのですが、私が胸を張って、大丈夫任せておきなさい、と言うタイプの外科医であることを期待されてる患者さんは、あれ?と言うお顔をされてます。

私は、いつもいつももっと良いやり方はなかったかな?患者さんにできるだけ楽にして差し上げられなかったかな?と自問自答を繰り返す、そんなタイプです。

昔見学に来られた先生が、私が手術後難しい顔して、CTを睨み付けていたら、どうしたんですか?と質問されました。

それに対して私は、いや今の手術もっと良いやり方できなかったかな、と思って、一人反省会してるんですよ、と答えました。

そしたら、その先生が、えっあれだけ完璧な手術してるのに、そんな所あるんですか?と驚かれたのです。

ああそうなのか、他の先生から見られたらそう見えるのか、と思って、いやいや、例えばここなんですけど、こうな方がもっと良くないかな、とCT見てると考えたりするんですよ、と説明してお話しました。

そして、私が私の腕に一番心配してるんです、自信がないんですよ私、と言ったら、その先生は本当に驚かれた顔をされてました。

本当の答え、自分の手術の結果は、次の日、更に一月後とかにならなければ分からないし、それには患者さん次第、と言う大きな因子が関わりますからね、と私は続けました。

こちらの言い付け、お願い事を軽視して、私が手術したから大丈夫、と言う患者さんほど、困ってしまうことをされるんです。

強くうがいするとか、動き回るとか、手術した部位を平気で使うとか、そんなことをされたら、私が手術してもひとたまりもありません。

それで、ダメになったこともあります。

最初の治り方が一番大事で、そこを失うと取り返すのはとても大変なんです。

とお話をしました。

こんなぶっちゃけた本当の話をしてくれた先生は、初めてです、マツゲン先生は本当の話をしてくれますね、とても勉強になりました、とその先生は喜ばれました。



でも、これが本当なんです。







こちらが昨日のとても難しいインプラント手術の今日の結果です。

でも、来週、再来週、一月後までは、安心できません。

その鍵は患者さんなんです。

手術した部位を安静に保ち、動かさないようにする。

強くうがいしたりして、傷口に異物が混入したりしないようにする。

火傷させない。

術部位は使わないで、安静にする。

しばらくは介護食で我慢する。

等々の注意事項を患者さんがどれだけ厳守できるのか?に成否が掛かって来るのです。

ある専門家が、自分がインプラント手術を受けたら、凄いダイエットになった、と言うエピソードもあるくらいで、それぐらいできれば成功する、と言うことです。

そこを、世間に知らしめて行かなければ、と思います。






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