本日午後は出張インプラント手術です。
下顎に1本だけなのですが、非常に幅が狭く、色々な工夫をしながら植立をしなければいけません。
一番大きな問題は、骨の幅が狭いことです。
このような場合、一般的には骨造成GBR手術かリッジエクスパンジョンという骨を2枚に割って広げる手術の適応となるのでしょう。
しかし、そうなると大きな手術をしなければいけなくなりますし、治るのにも時間が掛かって大変です。
そこで、私は私自身が編み出した”削ぎ落とし”と言う手術方法を用いて1回きりで、極小さな手術で治します。
この方法でなら、手術侵襲もごく小さいですし、治るのも通常のインプラント手術同様の2ヶ月弱で治ります。
次に問題になるのが、歯茎の幅の少なさです。
これも、インプラント周囲に固い歯茎が取り巻くような工夫をして、安定した動かない状態に治します。
このような配慮をすることで、骨の問題も歯茎の問題も解決でき、しかも長期的安定が見込める環境を整えることができます。
低侵襲インプラント手術の現在行われている一般的な方法は、パンチアウトと言って歯茎を小さな円状に切り取って、そこからインプラント植立するようです。
しかし、そのような方法では、日本人の患者さんの場合、殆ど満足の行く環境をインプラント周囲には作れません。
パンチアウトの方法では、歯茎が動いてしまって、将来歯周病の症状を起こして、インプラントを喪失することになるでしょう。
なので、私は長い経験の中から工夫して編み出した手術方法を取って解決しています。
今日の手術もたった1本のインプラント手術ではなく、世界最先端の最新繊細丁寧な工夫を用いて行うのです。
有り難いことに、ご評価いただける先生がいて下さるので、こうして出張オペのご依頼をいただけるのです。
患者さんの苦痛を、辛さを、早く綺麗に治して差し上げる為に、私は日本全国どこでも伺います。
お困りの先生、患者さん、是非お声を掛けて下さい!