???意味が分からない問い合わせ。
以前うちでインプラントした患者さんが電話して来て、インプラント周囲炎で近くの歯医者に行って、インプラントの直径を教えろ、とのこと。
?インプラントの直径と周囲炎がどう関連があるのか?
...で、患者さんから歯医者に電話変わって、上部冠外すからインプラントの直径教えて欲しいとのこと。
?インプラントの直径何か関係あるんですか?と聞くと、患者さんが外して欲しい、と言っているからと。
???全然分からない・・・
じゃあ先生は天然歯の歯周病調べるのにエナメル質全部削られるんですか?と質問したら、いやとにかく患者さんのご希望で外したいから・・・
???
規制のソリッドアバットメントで仮着のものなので、リムーバーで取れると思いますよ、と言ったらそれで分かりました、で電話一方的に切られました。
???何だかなー・・・
まあ、この患者さんはうちにはもう来ないでしょうね・・・
困ったもんだ。
患者さんも不勉強なら、DRも不勉強。
実に不毛です・・・
患者さん、特に一発屋的に来て、即時植立即時修復インプラントで短期間で治ってしまった患者さんは、私がその後どれだけ進化しているのかとかが全く分からんらしい。
これが、長い付き合いの患者さんだと、私がさんざか海外とか学会とかセミナーとか出て、目茶進化し捲っているのを知って下さってるんで、メンテナンスとかでもキチンと来て下さるんだけど、そうじゃない一発屋的な方では、そのままフリーズしているらしい。
結局は、その患者さん自身のパラダイムで見ている訳で、その人が進化、改善、改良とかして行くような人生歩いてないと、他人もその程度、と思うんだろう。
...明言、宣言するが、私は片時たりとも止まらない。
生きている限り、臨床の現場に居続ける限り、半歩でも前に進む、と言うことを天に誓っている。
だから、誰もまだ気が付かない、見えてない、でもこれは凄い、このDRは!と思う所に単身でも飛び込んで学びに行き、教えを乞う。
私が求めているのは真実、真理、本当のこと。
どうしてもこれっておかしい、と思う時にはたった一人でも立ち向かう。
インプラント周囲炎は今間違いなくトレンドだ。
そんなのは、私ももう何年も前から気付いてて、ちゃんと勉強している。
だから、他にはない独自のリカバリーとか、広言はしてないがとっくの昔に始めている。
勿論、それなりの成果もちゃんと上げられている。
キーワードは、やはり私らしく愛護的低侵襲でのリカバリー、だ。
そんなのは実績それなりに積み重ねないと出せないんで、黙ってるだけ。
私もリカバリーに関しては、かなり本気で取り組んでいる。
リカバリーのポイントは3つ。
インプラント表面の清掃、インプラント周囲の骨造成、軟組織造成、上部冠、だ。
これらを如何に愛護的低侵襲で治せるのか?に私は今チャレンジ中。
勿論だが、何処にもないモノだ。
でも、今は明かせない・・・
たった一つ断言出来るのが、今も尚猛烈に進化し続けている、と言うこと。
これが今日の言いたいこと!!!
私のこと、そこらの適当なDRと同じ、と見ないでくれ!!
以上。
上記のことは昨日フェイスブック内で書いたことだが、更に付記すべきことを思い付いたので書き加える。
非常に気になった、インプラントサイズを知りたがる、と言うY先生のおかしな言動は、もしかしたらインプラント撤去を考えているのでは、と私は心底怖れる。
もしかしたらインプラント周囲炎=即撤去、と信じ切っている、古い知識しかお持ちでない、良く分かっていないDRなのでは、ととても怖い。
何故怖いのか?
多分平気で撤去を考えると言うことは、このDRは歯科用CTでの精密検査をしていない。
となると、この患者H氏がインプラント周囲の歯周病だ、と訴えていることへ何と初診のその段階で即何かしてしまおうとしていることになる。
こう言う短絡思考は有り得ない。
歯周病でグラグラでどうしようもない歯だ、と言う場合でも、歯周病を専門的に取り扱うDRなら、安易に即抜歯はしない。
何故か?
歯周病菌とかの出血に伴う身体の中への感染を恐れるからだ。
歯周病菌の体内への感染は、血栓とかの原因になり、血管内壁へのプラークの付着とかになりかねないし、それが脳梗塞とか心筋梗塞、腎臓とかのろ過機能の詰まり等々怖い病気を起こす原因になりかねないのだ。
そう言うことを歯科医も勉強していないといけない。
インプラント周囲炎だから、即撤去と言う考え方、膿が出ているから歯冠物を取り外してインプラント直径を知りたがる、と言う言動からは、そう言うことをしでかすのではないか?と私は不安で仕方がない。
更に、骨の状況も何も把握しないでインプラント撤去、しかも直径を知りたがる、と言う言動は、インプラント周囲骨ごと筒状にして骨を削り取り撤去する、と言う暴挙をしかねないのでは、と心底怖くなる。
一体何時の時代に習ったのか知らないが、そんな撤去方法はもう昔々のやり方だ。
現在は出来る限り骨を温存して、インプラントだけを撤去する、と言う方法が考案され、種々の器具、機器を用いて出来るようになっている。
それを知らないとしたら、Y先生は勉強不足の感を免れない。
H氏、あなたはそう言うDRに掛かろうとしている、と言うことをしるべきだ。
もしインプラントの周囲骨ごと削り取って取り除く何てことをしたら、そこの骨の形態はとんでもなくなくなり、それをリカバリーするには多大な苦痛を味わうことになるであろう。
更に言えば、今時インプラント周囲炎で何故、即撤去なのか?
全く理解に苦しむ。
歯周病治療に基づく治し方、原因除去、それは表面に付いているプラークとか感染源の除去から始めるべきだろう。
それから、そこに生じている骨とか歯茎とかの組織の欠損を補う再生療法とかへ進むのが正しい。
歯冠補綴物を外すとか、直径を知りたがる、と言うことは周囲炎、歯周病治療には無関係、だ。
完全にピントがずれている。
Y先生、もっとちゃんと勉強しなさい!
H氏、患者さんだからと言って、医者の言うままに直ぐに治療受けるとか、有り得ないです。
何かおかしいのでは?と疑ってちゃんと調べるべきです。
全ての学問は常に進化し続けています。
それにちゃんと追随しているDRであるかどうか?
患者さん自身が見極める実力を付けることが求められてる、と言わざるを得ないでしょう。
残念なことに、DRは常に自分の実力の中だけで判断しようとします。
これはとても怖いことです。
何故か?
上には上がいるからです。
そのことに対して、常に謙虚な気持ちを持ち続けるなら、道を踏み誤ることは少なくなるでしょう。
私だって勉強し続けています。
だから、水曜日単身で個人レクチャー受けに行って来たりしました。
少なくとも、今回の件は、Y先生が余りにも勉強不足、と感じます。
そして、H氏は軽挙である、ちゃんとした歯周病専門医とか本当に頼れる所かどうか、を確かめてから治療受ける決断下すべきです。
何をY先生に言われたのか知りませんが、即そこで上部冠撤去とか、直径やたら知りたがる、と言うのはおかしいです。
そんなことはレントゲン撮ればかなり分かることですし、歯科用CT撮影すればもっと正確に把握出来ることです。
そうすれば、骨の状況も正確に把握出来、撤去するなどと言う判断が途轍もなく怖い処置である、と直ぐに分かることでしょう。
今回の、私自身の反省点は、何故H氏が私の元に直ぐに相談に来ないで、否来れないで近くの歯医者に行って、そこで何を言われたのか知りませんが、直ぐに信じてしまって何か治療を受けることになってしまったのか?と言う私の影響力の小ささ、教育力の不足でしょう。
不都合なことをチャンと受け容れて、どう対処するのか?に関して教え切れてない自分の力不足が悔やまれます。
多分、H氏はこの件で二度と訪れて来ないでしょうし、今後種々の外科的治療受けることになったとしたら、その時に心底シマッタ、と思われることでしょう。
何故なら、ちゃんとした、徹底した愛護的低侵襲外科手術を行える先生に再び出会える可能性は限りなく低い、と断言出来るからです。
H氏へ、あなたは一度当たったくじをどぶに捨てました。
とても残念なことを為されましたね。
今後のことがとても心配ですが、私は関わらせていただけないでしょうから、ご幸運を心から祈ります。
Y先生とにかくちゃんと勉強して下さい。
患者さんを丸め込む話力の前に、身に付けるべき実力がある筈です。
医療人ならそこを履き違えてはいけない。
私に話力のないことはこれで分かりますので、今後の課題とさせていただきたい、と思います。
しかし、実に後味の悪い出来事でした・・・
図はインプラント周囲炎治療の概念図です。
とても重要です。