鎌倉への付箋

散策中に記憶に留めた様々な鎌倉を紹介する写真ブログです。
皆さんの次回鎌倉訪問の参考にして頂けたら幸いです。

浸み出た水とともに【朝夷奈切通】瑞々しい古道の復活

2021年03月07日 | 自然
先日の落ち椿の川、この滑川の源流でもある朝夷奈切通。
 
 
久しぶりに鎌倉側から朝夷奈切通を歩いた。
 
 
この切通の各所で道の両脇の山肌から滲み出る水は、滴り落ちた後に小さな水みちになっていく。
 
 
道の両脇にまるで側溝の様な姿で下へ下へと流れて行く。
 
 
この小さな水みちが鎌倉側ではこの先の冒頭の滑川へ、そして最後は相模湾。
 
 
横浜側では侍従川へ繋がり最後は東京湾へ注がれていく。
 
 
2019年の台風被害では大量の雨が土砂を運び、
 

この小川の側溝の役割を成していた部分を埋めてしまい、
 
 
行き場を失った水が切通全体に溢れた結果、一面が泥の堆積した道になってしまった。
 
 
数年掛かったここの整備作業は切通の堆積物の撤去は勿論、両脇の小川の復活が大命題だったと私は思う。
 
 
朝夷奈切通はいつも足元がぬかるんでいる。
 
 
 
靴は汚れるし、カメラ持参の身からしたら常に気を使って歩かねばならない。
 
 
でもこの水の滴る瑞々しい古道は、
 
 
いつも心と身体に充足感を与えてくれる。
 
 
横浜市境付近の整備はもう少しかかりそう。
 
 
 

この日の撮影レンズ