鎌倉への付箋

散策中に記憶に留めた様々な鎌倉を紹介する写真ブログです。
皆さんの次回鎌倉訪問の参考にして頂けたら幸いです。

翡翠棲む【円覚寺 妙香池】令和の時代も確かに生息しています

2025年01月30日 | 街角スケッチ
 
円覚寺伽藍、大方丈の先にある妙香池は平成12年、江戸時代初期の絵図に基づき復元されたが元々は創建当初よりある放生池でした。
 
 

消えかかった案内板の文字は、対岸の露出した岩を虎の頭に見立て『虎頭岩』と書かれています。
 
鎌倉時代に《そび》や《しょび》だった呼び名は室町では《しょうび》 江戸では《しょうびん》に、その後《かはせみ》と移っていったようです。

毎回この地に来るとあの鳴き声に耳を澄ませています。宝石の翡翠はこの羽の色から付けられたカワセミ。
 
 
 

この日は元気よく何度も池へダイブする姿を見せてくれました。
令和の時代も確かに生息しています。

 
 

筆供養【荏柄天神社】愛用の筆たちのお焚き上げ、神聖な空気に包まれる境内

2025年01月28日 | 行事
1月25日は一年で最初の天神様の日。
 
 
 
 

そして学問の神とされている菅原道真に因んで始まった筆供養の日。
 
 
 
 
書家や画家が筆に感謝し、技術向上を祈願する伝統行事に数年ぶりに訪問してきました。
 
 
 
役目を終えた種火。
 
 

前回は自分の画筆も持参しましたが今回は撮影だけ。
 
 
 
 
お焚き上げが始まり、愛用の使い込まれた筆たちが炎に包まれると境内は一気に神聖な空気になりました。

 

 

 

 

この日の撮影レンズ

 

大寒の候【明月院/明月川】鎌倉の小川でもタイトルは豪華に!明月川紀行

2025年01月25日 | 街角スケッチ
北鎌倉、山ノ内の明月院でも蝋梅の甘い香りの便りが。
 
 
 
 
 
 
 

甘い香りの参道。傍では庭師の方が忙しく作業をしています。
 
 


 

訪問客もごく僅か。香りを独り占めです。
 


そして明月院へ向かう道で出会うのが明月川。
 
 
 

明月院に端を発し、明月院通り脇を流れる小川。
 
 
 
各住宅の前には趣のある専用の橋が掛けられています。
 
 
 
また、川の流れも一定でなくて所々で様々な表情を見せてくれます。
 

鎌倉の小川でもタイトルは豪華に!

 

 

 

 

この日の撮影レンズ

 

Reborn【三河屋本店】レストラン&ウェディングの舞台に生まれ変わる?

2025年01月22日 | 建造物
この度、明治時代から酒屋として営業をされていた三河屋さんがリニューアルすると案内がありました。
営業されていた頃は蔵に続く荷運び用トロッコのレールに心奪われた記憶があります。
 

鎌倉市内では七里ヶ浜の老舗商家の萬屋本店さんが2016年に結婚式が行えるレストランにリニューアルされましたが、三河屋本店でも同様のレストラン&ウェディングの舞台に生まれ変わるということらしいです。

 
 
 
 
鎌倉市では1996年7月に施行された都市景観条例に基づき市内に現存する都市景観の形成に重要な役割を果たしていると認める建築物等を景観重要建築物として指定しています。
その数、31件。若宮大路の中間あたりに位置するこの三河屋本店(1927年築年)は2002年4月に22号に指定されました。
 

歴史的にも貴重な建物が大切に上手く残されていくのは嬉しいですね。
2026年を愉しみに待ちましょう!

 

 


雀に寒牡丹【神苑ぼたん庭園】日本画の題材になりそうな絵面

2025年01月19日 | 草花
鶴岡八幡宮源氏池畔にある神苑ぼたん庭園に正月ぼたんを訪ねました。
 

手入れが行き届いた庭園の様々な寒牡丹たち。
 
 
 

曇り空の柔らかい光が功を奏し、繊細で艶やかな美しさを醸し出していました。
 
 
 

そんな牡丹に夢中になっている最中、雀たちが雪囲いの周りに集まって来ました。
 
 
 
 

「雀に寒牡丹」、日本画の題材になりそうな絵面でなんだか嬉しくなってしまいました。
 
 
古都鎌倉、睦月の歳時記です。
 
 



 

この日の撮影レンズ