世界各地で活躍する日本人建築家とアーティストが独自のパビリオンを設計し、
国内外からの観光客や住民に未来の建築やアートとして紹介する「パビリオン・トウキョウ2021」。
国内外からの観光客や住民に未来の建築やアートとして紹介する「パビリオン・トウキョウ2021」。
熱戦が続く新国立競技場の斜向かいに建つ茶室 「五庵」 は大好きな建築家/藤森照信氏の作品。
ワタリウム美術館で入手した整理券。
場所は青山ビクタースタジオ前の一角。新国立競技場の斜向かい。
都心で見るラコリーナ近江八幡に似た草屋根+銅屋根の藤森作品が新鮮。
外観は袴腰鐘楼に似て、鎌倉の英勝寺で見たものに近い。
焼杉の外壁、新国立競技場が映り込む窓、卵のようなにじり口、
1階の待合から梯子を上り茶室へ。この梯子が「にじりロ」の再解駅らしい。
テーブルタイプの茶室だ。先頭での入場なので最奥へ進む。
目の前に、炉、茶道具、新国立競技場。灯りは五輪仕様。
天井の細工はラコリーナ近江八幡で見た炭を埋め込んだあのタイプだ。
約15分、藤森茶室と新国立競技場を堪能。
こんなに狭い「にじりロ」。
階下からの呼びかけで観覧者入れ替え。 1階の待合ではメイキング映像が流れていた。
「茶室はもっと自由でいい」という藤森氏。
「やっぱり私は高いのが好きです。茶室自体が周りからよく見え、そこからさらに競技場を見る。 お茶室というのは別世界性が必要なんですよ。地上にあるより、やっぱり高さが必要で、高いところに登って、狭くて暗いにじり口から上がっていくと、景色が違って見える。この効果は茶室ならではのものですよ。」 (藤森照信)
コロナ禍の五輪開催中のあの地で、あの空間に抱かれた時間は幸せでした。
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この日の撮影レンズ
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