梅木よしてる徒然日記

人生60歳代からが黄金の時代だとか、我が家は黄金の人生??悪戦苦闘の人生ですが、黄金の人生を目指しています。

酒が人を呑む!

2011-10-10 15:26:41 | Weblog

明日は、決算特別委員会ですので、今日中に片付けたいと事務所に来ては見ましたが、
トンとはかどりません。
昨晩、酒に呑まれたようです。

菊谷先生の言葉が身にしみています。

人が酒を飲み、
酒が酒を飲み、
酒が人を呑む。

最初は人が酒を楽しんでいる
これが【人が酒を飲む】
ここで終わっておけば、
「酒は百薬の長」
「人間関係の潤滑油」
として功を奏します。

やがて酔っ払うと、
その勢いでさらに羽目を外して飲んでしまうようになります。
これが【酒が酒を飲む】状態。

やがては酩酊し、醜態をさらす羽目になる、
これが【酒が人を飲む】です。

金や名誉も同類とこの点、同類といえましょう
金は本来、人生を充実させ、
便利にするために人が使うものですが、
金のために神経をすり減らし、
金のためなら何でもやる拝金主義に陥り、
やがては金の奴隷となる、
そんな人も少なくありません。

金は使うものなのに、
金に使われてしまっているのです。

地位を求めて出世しようとがんばるのも
下の立場だと束縛されることも多く、
やりたくない仕事をさせられるが
上の立場になれば
会社での発言力も増し、
自由な仕事ができるだろう、
と思うからでしょうが、

実際、地位を獲得してみれば
重い責任を負わされて
立場、地位を守る保身のために
余計自由のない、
汲々とした生活になってしまっている


【楽は下にあり】
管理職になると、このことわざが痛感させられます。

「人生なんて愚劣なものだ
欲しいと思っているものすべてを持っている人間が、
なおそれでも幸福ではないのだから。」
とラッセルは言います。

仏教では貪欲(欲の心)を
青鬼、あるいは青龍などにたとえられます。

欲をなぜ青にたとえられるのか、といいますと
青は欲の深さを表すのです。

海も深いところにいくと青みを増しますが
同じように欲はどこどこまでも際限を知らず、
底が深いのです。

なければ欲しい、
あればあったでもっと欲しい
どこまでも満たされず、
欲の追求に命をすり減らし、
身を滅ぼす・・
そんな例は枚挙に暇がありません。