啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「タカネナデシコ」

2012-07-28 08:04:10 | 高山植物

オリンピックの開会式が延々と放送されている。今日午後に赤石岳に向けて出発する。見たい競技の中継とダブってしまうのは残念だが、好天で登山できそうなことに感謝しなければならない。気をつけて行ってこよう。というわけで、明日から3日ほど休みます。

「タカネナデシコ」はナデシコ科ナデシコ属の多年草。カワラナデシコの高山型。高山植物。高山の岩礫地や草原などに自生。小至仏山への急登から至仏山への稜線に多い。昨年行ったときには、最後の花が一輪残っていたようなものをかろうじて撮影した。今年のものは、これから咲き始めるという新鮮のもの。緑の草むらの中で一際艶やかだある。

草丈は低いもので15センチほど。30-40センチぐらいまで伸びるようだ。細い笹状の葉(2-5ミリ)は対生。茎が直立し、先に4-5センチの赤紫色の花を1-3個付ける。花期は7-9月。花弁は5枚で先端が深く裂けており、糸が絡み合っているように見える。妖艶と言うか艶やかな花である。
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