啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「お茶の花」

2013-11-20 16:34:59 | その他
「茶」 ツバキ科

散歩していると、時々あちこちの家の周囲に、きれいに刈り込んだ茶の木が植えられているのを目にする。丁度今頃は開花時期で、特に白い花を下向きに咲かせている姿は可憐だ。その可憐さをカメラに収めようとしても、角度がなかなか難しく悩んでいる所に、音もたてず、可愛いお客様の来訪。思わずシャッターをきる。葉はツヤがあり、縁にはぎざぎざもあり少々硬い。果実は花と同じくらい大きく膨らむ。中に2〜3室あり、それぞれ1個ずつ種が入っている。日本の地図記号で茶畑を表すのは、この実の断面を図案化したものだという。
ところで、茶はいつ中国から日本に伝わってきたのか。平安時代初期、空海や最澄が持ち帰り栽培したというが、やはり栄西が(南宋)から種子や苗木を持って帰り、博多の聖福寺に植え、ついで京都の栂尾に明恵上人が移植し、さらに宇治に移植したのが茶園の始まりと書物で読んだことがある。お茶には、カテキン、ビタミンなど含まれ薬用とされていた。これからは寒さが本番。オチャケもいいが、一服のお茶で風邪予防など如何?
コメント (2)
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