啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「雄姿」

2020-11-21 17:25:00 | 庭の花木
「ツワブキ」  キク科
 あれは、確かに”とんび”だ・・と思う。よく晴れた日、一羽の大きな鳥が、ほとんどはばたかず、青空をゆうゆうと、くるり くるりと輪を描くように舞っている。大きな翼を広げ、やわらかな風を上手にとらえ、優雅で堂々とした姿だ。写真に収めようと、急いでカメラを向けたが、なにせ飛んでいる鳥を撮るのは難しい。視覚に入ってきたと思うや否や、あれれ~どこどこぉ~・・そうこうしているうちに、くる~ くる~と舞いながら、かなたに姿を消してしまった。とんびをみると想い出すのが、”夕焼けとんび”。夫がよく口ずさんでいたっけ。三橋美智也のようにはいかないけれど、舌っ足らずの歌い方が、妙にせつなく、歌声がよみがえる。
 冬の始まりを告げる花、ツワブキ。花が少なくなった庭で、黄色の大きな花と、艶のある葉は独特で、日陰でもよく育つ。50cm程の草丈で、多年草。
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