本日は、火曜日。
隔週の、歯医者の日。
「なあ、今日、歯医者の予約、何時?」
「確か、4時」
「一緒に行くよな?」
「は? なんで。 私、どっこも痛くないもん」
「ええやん、一緒に行こうや」
「いつもの、歯のお掃除だけでしょ?
歯医者さんとの会話、いらんよ?」
「それはそうなんやけど・・・、な? ええやん。付いてきて」
「一人で行ったらええのに。なに? 怖いの?」
「あほか、怖ないわ。キーンって音かて、平気やわ」
「じゃあ、なによ。理由があるの?」
「理由はあるけど、言いたない」
「言わないと、判らんでしょ?」
「でも、言いたないねんもん。・・・絶対、笑うし」
「笑わへんから、言うてごらん?」
「絶対、やな。絶対、笑わへんな?」
「笑わないよ」
「絶対、やぞ。約束したからな。笑うなよ」
「くどい・・・。大丈夫、約束する」
「待合室・・・、一人でおられへん」
「は? なんて?」
「一人で、待合室におんの、淋しいって、言うてんねん。せやから、一緒に来て!
頼むから!!」
なんて、会話があるわけでもなく、
フツーに、仏頂面の婆さんを、後部座席に乗せて、
隣町の歯医者まで、行きましたとさ。
隔週の、歯医者の日。
「なあ、今日、歯医者の予約、何時?」
「確か、4時」
「一緒に行くよな?」
「は? なんで。 私、どっこも痛くないもん」
「ええやん、一緒に行こうや」
「いつもの、歯のお掃除だけでしょ?
歯医者さんとの会話、いらんよ?」
「それはそうなんやけど・・・、な? ええやん。付いてきて」
「一人で行ったらええのに。なに? 怖いの?」
「あほか、怖ないわ。キーンって音かて、平気やわ」
「じゃあ、なによ。理由があるの?」
「理由はあるけど、言いたない」
「言わないと、判らんでしょ?」
「でも、言いたないねんもん。・・・絶対、笑うし」
「笑わへんから、言うてごらん?」
「絶対、やな。絶対、笑わへんな?」
「笑わないよ」
「絶対、やぞ。約束したからな。笑うなよ」
「くどい・・・。大丈夫、約束する」
「待合室・・・、一人でおられへん」
「は? なんて?」
「一人で、待合室におんの、淋しいって、言うてんねん。せやから、一緒に来て!
頼むから!!」
なんて、会話があるわけでもなく、
フツーに、仏頂面の婆さんを、後部座席に乗せて、
隣町の歯医者まで、行きましたとさ。