キツツキのドラミング

思い付くまま, 気が付くまま・・

さてノダイコどうする、TPP参加の腹は決まった

2011-10-24 16:29:42 | Weblog

ドジョウ野田の八方美人事勿れ主義もそう長く続くものではない。一国の宰相となれば反対があっても実行しなければならない事態が起きる。そもそも与党民主党の成り立ちからして元々寄せ集めのごった煮だから甲論乙駁が当然だ。環太平洋経済連携協定=Trans-Pacific  Partnership=TPPに参加するかどうか党内で議論が活発のようだ。反対の音頭をとる急先鋒が山田元農相、反対署名を190名以上集めたと意気盛んだ。一方自民も西田議員以下反対する議員が多数いる。山田議員はこれに参加すれば日本は米国の51番目の州になると断言している。TPPは2006年シンガポールとチリ、ブルネイ、ニュージーランド4カ国が作った自由貿易圏、それに米国、豪州、マレーシア、ベトナム、ペルーの5カ国が参加表明して現在9カ国がルールの交渉中だ。TPPは原則関税がなくなるから日本農業の打撃が致命的だと反対派、農業団体など当然大反対だ。因みに米の関税778%、小麦は252%で農産物の940品目の関税撤廃を要求される。輸出の多い産業界は賛成の構図。日本が入れば10カ国だが日米を除けば経済大国はないから産業界が期待して垂涎しているようなおいしいお話が実現するか甚だ疑問だ。来年大統領選挙を控えているのに人気低迷中のオバマとしては日本を引き摺り込めばオバマにも米国にとって俄然有利なオイシイTPPだ、波状攻撃で次々市場開放を迫ってくるのは明らかだ。アキカンが昨年10月参加を検討するとして11月横浜APEC首脳会議で関係国と協議すると表明したものの小沢派の抵抗に遭い、オノレの御身御大切だと逃げカンの面目躍如サッサと逃げた。あとを継いだ野田は鳩菅2代続いた最低で無能な政権運営だけは避ける心算だったからTPP交渉参加検討を開始、腹は決まっていた。さて11月12~13日ハワイでAPEC首脳会議で参加交渉中の9カ国が大枠合意すると予想されているので日本の交渉参加を表明するようだ。参加派の前原、反対派の亀井の両者がオバケを見ていると罵っている。現在国論を二分している感があるがマスコミ筆頭に参加派が多いようだ、協議にも参加しないでは話にならぬ、と言う訳だ。写真は大文字草「緑苑」下はコスモス