殿は今夜もご乱心

不倫が趣味の夫と暮らす
みりこんでスリリングな毎日をどうぞ!

十八番(おはこ)

2009年10月19日 20時53分09秒 | みりこんぐらし


初対面の人によく言われる。

「絶対O型だよね」

「焼き肉に生ビールで、カラオケ歌いまくるタイプでしょ」

勝手に決めんな!


A型です…和食とワインが好きです…

カラオケボックスなんて、仕事のつきあいで

生まれて4回しか行ったことないですっ!

…昔はムキになって否定していたような気がするが

今はどうでもいい。

「あら、わかりますぅ?」

と言っておく。


長く生きていると、だんだんわかってくる…

初めて言葉を交わした相手に

そんなぶしつけなことを平気で言うようなヤツと

今後長いつきあいになることは、まず無い。


目の前で事故に遭い「この人の血液型はO型ですっ!」

と言われる心配は無用なのだ。

焼き肉が好きだったと言われ、仏前に供えられる懸念は必要ないのだ。

よってプロフィールが少々違ったってかまわん。


しかしカラオケ!

最近時々やるのじゃ。

バンドのメンバーで集まる同級生の店に置いてあるからじゃ。


こないだは「マドンナたちのララバイ」を歌ってしまった。

喝采?に気をよくし「時の流れに身をまかせ」

さらに一番お得意の「ハリウッド・スキャンダル」まで。

不覚…。

しかもこの次は「涙そうそう」を歌うつもりになっている。

危険じゃ…。


新しい歌より、やっぱり昭和歌謡が盛り上がる。

昭和の人ばかりだから当たり前か。

気の置けないメンバーなので、気楽に選曲できる。


職場の宴会では、年長者が退屈せず

座の盛り上がるものが私の第一条件。

内輪の遊びならいざ知らず

こういう場で何も考えずに自分の歌いたいものを歌うのは

ガキの所業と軽蔑しているからだ。


民間企業に勤めていた頃は、皆若く

歌の得意な宴会係が何人もいた。

私の番が来たら、ユーミンのモノマネで

お茶を濁しておればよかった。


しかし病院は勝手が違う。

こちらは身分がすべて…ドクターと管理職が歌う時以外は

雑談タイムになる。


判で押したように石川さゆりや吉幾三…

若いモンは、実力無視の新しい歌…

まばらな拍手の中、頬を染めて小走りに席に戻る「歌手」。

私なら耐えられない。

シモジモである給食には、歌う番すら回ってこなかったので

たいへん楽であった。


ところが管理職が変わり、給食も誰か代表で出す決まりになる。

人前で何かすることに慣れてない者ばかりゆえ

醜いなすり合いになるわけだが

あんまり長引いても無粋なので、私が名乗り出る。


よそう、よそう…と思っていても

つい芸人の血が騒ぐ。

曲は山本リンダの「狙い撃ち」。


もちろんオーバーアクションの振り付けあり。

なにせ歌のほうがサッパリなので、この路線でごまかすしかない。

芸でなく、選曲だけでウケを狙う横着モンの私よ。


…次の宴会からは看護課長に十八番を奪われ、万事休す。

前回どえりゃ~盛り上がったので、取られちまったのさ。

誰がやってもウケる、とっても便利な曲だった。


私の番が回ってきたので

少ないレパートリーの中から

しかたなくフィンガーファイブの「学園天国」を

アキラになりきり歌う。

この曲もそこそこ盛り上がるのだ。


大事な所ではパッパラパーなのに

しょうもない所で妙に気を使うのが私の悪い癖。

よってカラオケは精神的に疲れるから苦手であった。

カラオケなんて…とどこかバカにしていた部分もあった。


いまさらハマることはないと思うが

ちょっと楽しくなってしまったぞ。

歌の上手い人って、気持ちよく歌えて楽しいだろうなぁ。


皆さんはいつも何を歌われますか?

よかったら教えてください。
コメント (24)
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