老体にも容赦ない夏の暑さをようよう乗り越え
マフラーやコートが気になる季節を迎えると
私の心は騒ぐ。
大好きなフィギュアシーズンの到来だ。
スケートは紀元前…中学生の頃
一度だけおデートで行ったことがある。
何人かのグループで、電車で2時間かけてはるばる出かけた。
スケート靴をはいて床が普通に歩けるのに驚き
「オラって天才?」
などといい気になっていた。
さっそうと氷の上に立った途端、すってんころりん。
ひ~!パンツまでビショビショじゃわ!
床の上は誰でも歩けるのね…。
一緒だった男もナンだったが、自分にスケートは向いてないことを悟る。
以来テレビでフィギュアスケートを見るのが
好きになってしまった。
自分には絶対無理なことを軽々とやってのける
世にも美しい若者たち…
ああ…素晴らしい!
個人的には伊藤みどりのキレのある滑りが好きだった。
ここ数年は、何と言ってもマオミキであろう。
マオとキム・ヨナのライバル関係もステキなんだけれど
腐ったオバサンとしては、同じ日本チームという
狭い囲いの中での色々のほうがソソラれるのじゃ。
巫女(真央ちゃん)とキャバ嬢(美妃ちゃん)…といった対比も
おお!好ましい。
特にミ○(今さら伏せ字)とあのコーチ…
組んだ頃からナンカありそうと踏んでいたが
やはり噂があるそうではないか。
今後を見守りたい。
“中○○○里”
白くて美しい。
画面からも優雅で柔らかい雰囲気が伝わってくる。
きっと性格もいいのだと思う。
私にとって最大の見どころは
得意技のドーナツ・スピンではなく、ジャンプ。
回転する時、足が数字の4の字になる
彼女特有のスタイルだ。
まあ、早い話が「シェー」のポーズ。
「おまえがやってみい!」と言われたら困るが
もしあれを修正したら、もうちょっと点数が上がるのでは?
などと、常々しろうと頭で身勝手に考えていた。
本人も気にしているのか、最近はシェーが減ってきている。
増やしてほしい。
“キャ○○○○・○ャン“
世界で彼女しか出来ないというパール・スピン。
真珠が好きな私は、パールと聞くとつい反応してしまうのよ。
パール・スピン…なんと美しい響き…うっとり。
これを見ずにおらりょうか。
楽しみはもうひとつ。
体の柔らかさも世界一らしく、ジャンプの前に体をひねる。
ひねった反動を利用して回転する。
竹トンボみたいな子だ。
飛び上がる寸前に、いったんグラッとよろめく感じで体が沈む。
「おっかさん…おキャロは頑張ります…」
痛々しいほどの可愛らしさ、けなげさに涙が出てくる。
“キ○・○ナ”
可愛い!うまい!…そして強い!
もう賞賛はあちこちで謳われているので省く。
しかし先週のフリーで、ちょっとびっくり。
ああっ!マ○ちゃんの見せ場…
連続ジャンプの2回目で、ひょいと片手を上げる技。
あれをやっているではないか!
もう一つ…昨シーズンの最初の頃、フリーでマ○ちゃんがやっていた技。
負担が大きかったのか、シーズン途中でやらなくなったやつ。
スピンしながら上体を上向きに倒し、両手を頭のほうへ持って来て
「困ったな」みたいなポーズ。
あれも取り入れているではないか!
「ふふん…どう?」
なんて言われてるみたいで、なんか複雑な私よ。
“ジョアニー・ロシェット”
ジャンプで着地した時にパッと両手を広げ
「どうだ!」みたいなポーズをするのも
かっこよくて見逃せない。
“チョッキ”
演技前と、演技が終わって採点を待つ時
日本の選手は皆、衣装もムードも台無しの
黒い変なチョッキを着せられる。
スポンサーだからしかたがないのだろう。
あんまりだ…などと思いながら見るのも
また楽しい。
スイマセン…勝手なことばっかり言って。
応援してます。