殿は今夜もご乱心

不倫が趣味の夫と暮らす
みりこんでスリリングな毎日をどうぞ!

緊迫新年

2009年01月04日 12時35分26秒 | 不倫…戦いの記録
明けましておめでとうございます。

新年から人の悪口かくのは気が引けて

三が日は控えておりました。



さて、元旦着物事件も記憶から薄らぎ始めたある日

一枚の葉書が舞い込みました。

神社からのダイレクトメールです。


「今度社殿のどこそこを修理することになった。

 あんた祈願したんだし、ちょっと寄付してくれや」

みたいな内容でした。



宛名がいけませんな…。

夫の名前に続き、ゆ○子様、翔○様。

              誰や…


「何かの間違いだろ」

夫に問えば、予想どおりの回答。


よくみると、そこだけ手書きで「合格祈願」とあります。

           
             ははぁ~ん…


今度は、受験期の男の子を持つ女性のようです。

元旦の早朝に着物を着込んで出かけた理由がわかりました。


何が何でも神社に行って祈祷料を払いさえすれば

願いが叶うと思い込んでいる阿呆がいるものです。

母親の信仰から、他の神社仏閣を完全否定する環境に育ち

何の知識も持たない夫もその一人ですが

他にもまだいたようです。


疑似家族で合格を頼まれた神様、さぞ困ったことでしょう。

そろそろ合否の結果が出ている時期ですが…。


           落ちろ…  



そういえば…同じ名前の店のライターがいくつもあることにも

気づきました。


「スナック・ゆ○」

宛名の「子」をはしょった名前です。


火をつけると、カラフルな光がキラキラと美しいタイプ。

注文すると普通のより割高なので

ただのお客にそう何個もくれないでしょう。


酒を飲めない夫は、酒席では足として重宝されていました。

年末に仲良しの取引先とゴルフに行き

帰りに何軒もハシゴした…と

いつになく饒舌に話していたことを思い出しました。


その取引先は、私たちの町よりは都会でしたが

わざわざ行くほどの所ではない…という場所にありました。

本業の他に貸しビルをいくつか持っており

接待にはいつも、そのテナントの店を使っていました。

スナック・ゆ○も、神社も、その町の住所です。


私はそれまで、水商売の女性に直接的な迷惑を被ったことが

一度もありませんでした。

関係を結ぶという面では、確かに何度かあり

莫大なツケが会社に回ってきたこともあります。


まだ両親と一緒に暮らしていた頃

怖いお兄さんたちが、会社に何度も来たそうです。

夫はいつもの親ダマシのテクニックで仕事を取るためだ…と説明し

義父は

「こいつはバカだ。わずか150万の仕事をとるために

 接待費を250万使いやがった!」

と激怒していました。


女絡みだとわかっていた私は

明るみに出て請求されるのが嫌なので

知らん顔を決め込みました。


自分に被害が及ばなければ、いっこうにかまいません。

バカな子供の後始末は、配偶者だけでなく親もするべきです。


水商売の女性は、目的が「金」とはっきりしており

後妻におさまろうとか

邪魔者に危害を加えようという

モテないしろうとが持つ妙な野心がありません。

夫に金が無いとわかると

すぐに向こうから離れていきました。


もちろん金がすべてではないでしょうが

人のおごりでウーロン茶飲み飲み

一人シラフで女性を漁る男は、すぐに足元を見られます。

夫が名刺を武器にどんなウソ八百を並べ立てたところで

プロは必ず見抜くものです。


今度もそうだろう…とタカをくくっていたのですが

事態は意外な展開へと転がって行ったのでした。
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする