ぬる鑑

                     ぢゃ、ぬる鑑で。

オリジナルの付け合せ

2007-10-14 11:09:31 | 不動産鑑定
本日の天気は概ね

昨今の中国、ロシア、そしてイスラム諸国の発展が目覚しいのは周知のとおりですが、たとえば、日本のバブルのときに、じゃぁ日本も同じ感じだったかというと、そうではなかったような気がします。

おそらく、この違いは「属国」であるか否かってところでしょう。

中国、ロシア、イスラム諸国は、いままでに貯め込んだ巨額の外資を使って欧米企業を買収しようと政府系投資会社を作るなどして攻勢にでている。

「アメリカがダメになると石油産業が落ち込んで産油国のアラブやロシアも影響受けるのでは?」という懸念についても、結局、アジアでの石油消費が増加して原油の高値が維持されるから、まだまだイケル、と。

だから、マンパワーなり、資源なり、持ってるものを持ってるから、強気に出れるという寸法です。

これが日本にはなかった。

ない、どころか、「証券化」「リスク分散」と銘打った金融構造を、持ち前の猿真似で追随しかけたところ、ぢつはヘッジされたリスクは消えるのではなく、転売されたり、先送りされたりするだけだったという、なんともお粗末な現実に直面しちゃったというのが現状ではないのかと思う。

取り入れるのは悪いことではないけれど、それはあくまでもオリジナルの付け合せ程度に考えておくべきであろう。

単純明快に自己主張すべき時期を逸してはならないと思います。
コメント
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