ぬる鑑

                     ぢゃ、ぬる鑑で。

アミニズム

2007-10-22 08:36:41 | 不動産鑑定
本日の天気は

日本人はヒジョーにモノ作りを大事にしてると言われて久しいですが、これに加え、「技術を承継すること」も尊いと考えているようですね。

単にモノ作りということであれば、同じアジアの先人である中国や朝鮮半島の人々だって技術的には優れていたと思うけど、それが脈々と続いているのかというと、そう多くは続いていない。

日本はこの技術を売り物にしようという考えのほかに、タテにつなげようという「伝統」と、ヨコにつながっていくという「文化」が根底に根付いているかのように思えます。

これはすごく貴重なことで、儒教を取り入れつつも、末端技術に関してはすこぶる自由な体制にしてきた結果かなぁと考えますし、その技術を掌る人たち個人個人では「万物に神が宿っている」的なアニミズムの感覚・宗教観が備わっていたからこそ(たとえば鉄関係の技術職なら「金属の方から自分の特質を訴えかけてくる」とか)「伝統」や「文化」がスムーズに受け継がれ、そして切磋琢磨のうえクオリティを高めていったのではないでしょうか。

われわれも技術職の側面を多分に擁したお仕事・お商売ですから、つきつめると同時にこーゆー意識付けをシッカリしてかないとなぁと思います。
コメント
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