本日の天気は
先日、雑誌に平成大合併に関するコラムみたいのが載ってて、その中に兵庫県の篠山市の例が挙げられてました。
なんでも、市は、約47,000人の人口が、合併後10年で60,000人に増えると見込んでいたそうです。
福知山線が'86年に南隣の三田市まで複線化され、同市が阪神地区のベッドタウン化した余波を受けている、というのがその見込みの主な理由だったらしい。
実際、三田市は'96年度まで、人口増加率が10年連続で日本一を記録した自治体みたいですね。
んで、この福知山線の複線化が篠山市の玄関口のJR篠山口駅まで延ばされることになるのが'97年の合併直前のことで、篠山市は同駅を中心とした新興住宅地化などで、合併後10年で人口が55,000人に、さらに、その効果で5,000人の上積みがでると踏んだ、と。
もしそうなると、水が足りなくなるので、約127億円もかけて三田市から県水を引くことになった、とここまでは予測の範囲ですな。
ところが、実際には人口が増えなかった。
増えるどころか、現在の人口は46,000人台と合併時より少なく減少基調にあるというから、水道は県から水を購入している分だけコスト高になり、已む無く昨年度、水道料金を約32%値上せざるを得なくなったそうです。
「負担は低く、サービスは高く」が合言葉だった合併時の原則が崩れ去った瞬間ですね。
生き抜いていくには予測が大切だし、踏み出さなきゃいけない判断や勇気も必要だと思いますが、同時に、その予測について考えられるあらゆるケースを想定してみるという我慢強さ、忍耐力も必要かと考えます。
決して対岸の火事ではないと思いますし、われわれも、コレをいい教訓にしなければいけませんね。
先日、雑誌に平成大合併に関するコラムみたいのが載ってて、その中に兵庫県の篠山市の例が挙げられてました。
なんでも、市は、約47,000人の人口が、合併後10年で60,000人に増えると見込んでいたそうです。
福知山線が'86年に南隣の三田市まで複線化され、同市が阪神地区のベッドタウン化した余波を受けている、というのがその見込みの主な理由だったらしい。
実際、三田市は'96年度まで、人口増加率が10年連続で日本一を記録した自治体みたいですね。
んで、この福知山線の複線化が篠山市の玄関口のJR篠山口駅まで延ばされることになるのが'97年の合併直前のことで、篠山市は同駅を中心とした新興住宅地化などで、合併後10年で人口が55,000人に、さらに、その効果で5,000人の上積みがでると踏んだ、と。
もしそうなると、水が足りなくなるので、約127億円もかけて三田市から県水を引くことになった、とここまでは予測の範囲ですな。
ところが、実際には人口が増えなかった。
増えるどころか、現在の人口は46,000人台と合併時より少なく減少基調にあるというから、水道は県から水を購入している分だけコスト高になり、已む無く昨年度、水道料金を約32%値上せざるを得なくなったそうです。
「負担は低く、サービスは高く」が合言葉だった合併時の原則が崩れ去った瞬間ですね。
生き抜いていくには予測が大切だし、踏み出さなきゃいけない判断や勇気も必要だと思いますが、同時に、その予測について考えられるあらゆるケースを想定してみるという我慢強さ、忍耐力も必要かと考えます。
決して対岸の火事ではないと思いますし、われわれも、コレをいい教訓にしなければいけませんね。