一歩先行く快適さ

本日の天気はと

昨年度の企業倒産件数が統計上比較可能な2001年度以降で最多数にのぼったようですが、不動産業者的には原油高・不祥事云々よりも、やはり姉歯パワーにしてやられた感でイッパイです。

なんですかねー。これだけ高度に発展してきた社会だから、さぞ暮らしやすく快適になっただろうと思いきや、電車内での迷惑行為、各種偽装・サブプライム問題、はたまた少子高齢化に伴う医療費・年金問題なぞと、一向に気楽な状況になりはしません。

だれも暮らしにくい社会なんかで生活したいなんて思わない、つまり郷愁はあれど「三丁目の夕日」には逆戻りしたくないワケで、けれども、ちょっとでもラクになりたいがために努力した結果がコレです。

以前にもこちらで書いたこともあるんですが、地域コミュニティなどの小さい社会単位ごとに極力自立した生活を目指してこーってのが、平成の大合併とか言われてた社会現象なり制度なりであったのかと思います。

ただ、それにしたって、たとえば老齢化の進んだ村とか集落に、自力でなんとかせぇっちゅーのも無理な話だし、そこになんらかのアウトソーシングを盛り込まなければ立ち行かない事実だって現実的に存在することでしょう。

けど、だれかにそれを任せるということは、たとえそんときは意識してなかったとしても、そのだれかがミスれば後の祭りになるってことを、ラクになるのと引換えに本来は同時に覚悟しなきゃなんない。

「暮らしやすくする」という遺伝子を内在してる多くの日本人が、わざわざ自ら苦労する選択肢を選ぶハズはないでしょうし、時代の流れを止めることもできないと思います。

どーすればヨイのかはよくわかんないけど、すくなくとも、問題点を明確にすることは出来そうな気がします。

もしもそれがマナーの問題であれば、どの時点からどーいった教育を施すのか、もしくは修正するのか、また、経済的な問題であればスコアリング融資をどこまで厳格にしたうえで実行するか、などなど、トピックがより具体的になればなるほど、具体策はたくさん出てくるハズ。

折角の「情報化社会」なんですからね。

問題を見越したうえでの一歩先行く快適さってのを追求していくべきでしょうし、そーゆーときの助っ人的な立場に自分が居られたらいいなぁと、そんなことを考えております。