若女将の修行日記

『写真館の若女将・成長記録』のはずが、いつのまにか『若女将のおとぼけな記録』になっていました。

僕たちは間に合ったのだろうか

2010-02-06 15:58:23 | 映画と本
仕事をしながらボヤ~っとラジオを聴いていたら、HYというグループの曲が流れていました。『おばぁ』は好きな人と結ばれることをあきらめ、生きるために戦火の中を逃げのびた……というような内容(全くコトバは合ってません。一回聴いただけなので)。

その曲を聴いていて、本棚を振り返りました。

少し前に本屋さんでつい手にとってしまい「この本を読むのはツライに違いないが、買うのは使命だな」と思って買った本、『最後の言葉』(重松清著)。戦場で書かれて、家族に届いていなかった手紙や手帳を、重松さんが取材し、遺族に届けようと試みた記録のようです(まだ読んでいないので、間違っていたらゴメンなさい)。「僕たちは間に合ったのだろうか」という副題で、逆に日本にもまだ戦争の傷を持った人々が沢山いることを思い知り、その割には、戦争について無関心過ぎる自分を反省したのです。

なのに、本棚の『まだ読んでない棚』で、新しく入ってきた本たちにどんどん先を越されてしまうこの本を、私は一体いつになったら読むのでしょうか。