若女将の修行日記

『写真館の若女将・成長記録』のはずが、いつのまにか『若女将のおとぼけな記録』になっていました。

半年に一度の

2011-09-13 10:52:42 | 音楽(足利市民合唱団)
昨日は、半年に一度のご褒美タイム、Vox humana(ヴォクスマーナ)の定期演奏会でした。


私がVox humanaを絶賛するブログはもう読み飽きたでしょうし、パンフレットに挟まれていたアンケートに、ところ狭しと愛を書きなぐってきたので(ただし、恥ずかしいので、匿名で)、今日は昨日の涙の理由を隣で聴いてた友人に説明(釈明)することにします。


3月11日は金曜日でした。金曜日は合唱団の練習日。
停電のため被害の大きさを全く把握していなかった私は、『今日の練習は休みかー』と思い、翌日になって電車が暫く動かないらしいと聞いた時も、『Voxのコンサート、先週で良かった~』と思っていました。


その後、あの日がどんな日だったのか知るにつれて、そんなことを思ったことすら、忘れていました。



で、昨夜、指揮者の方が『今日はアンコールが……あります!』と、思わせ振りに発表したとき、前回はアンコールが無かったこと、みんなで猛ダッシュで足利へ帰ったこと、翌週に思ったこと等を、一気に思い出しました。


だからね、あのアンコールを聴いてたとき、『あぁ、こんな美しいものを聴けるなんて』と、ものすごい幸福感(っていうか感謝っていうか?)に襲われてさー。


感動大作映画とか、悲しい歌詞とか、意外と冷静に『なるほどねー』なんて受け流すようになったけど、声の重なり(ちゃんとした美しい重なり←ここ重要)に、最近かなり弱くなってる。私に起こっている老化現象の一つだったりして?


Vox humanaの音楽って、あの手この手を使って入り込んできて、じわーって侵食してくる。で、アンコールになると、いきなり究極に甘やかす。だから、鍛練を経て強めに武装されつつあったココロが、脆く崩れちまうっていうか?うーん、なんなんだろう?


あーあ。結局また絶賛ブログになっちゃった。ま、半年に一度の風物詩ってことで。