一日一トライ~”その記憶の記録”

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🅼-47.空腹こそ最強のクスリ(1)~第1章の 「❶ 一日3食とるのが体にいいは、間違いだった」

2022-09-16 07:00:00 | 🅼医療・健康本~本要約

 “「空腹」こそ最強のクスリ”  (青木厚著)
~「何を食べるか」でなく、「食べない時間を増やす」 
~睡眠時間をあわせて「1日16時間食べない」
こんな人は試してみてください! 
血圧、血糖値、コレステロール値を正常に戻したい/薬を使わず、
がん・認知症・糖尿病を予防したい!/アレルギーや花粉症から楽になりたい



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 第1章 ”「一日3食しっかり食べる」「空服の時間を作る」 どちらが長寿と健康をもたらすか”「(1)「一日3食とるのが体にいい」は、間違いだった」の「❶一日3食とるのが体にいい」は、間違いだった」要約します。



❶ 「一日3食とるのが体にいい」は、間違いだった
  ① 一日3食とると、体は弱っていく
 「一日3食が理想的である」という考え方には、確固たる裏付けはない。それどころか、一日3食食事をとると、胃腸をはじめ、内臓が十分に休むことができず、疲弊してしまう。②体内で炎症が起きやすい。③食べ過ぎを招き、肥満になりやすい。④高血糖になりやすい。⑤老化が進みやすいなど、体や健康に様々なダメージを与えることになる。


  ② 一日3食の習慣は、つい最近始まったばかり
 日本で一日3食の習慣が広まったのは、最近のこと。江戸時代までは、武士や大工などの肉体労働者以外は、一日2食が一般的であったようである。また、1935年(S.10)、国立栄養研究所の佐伯医学博士が「日本人男性が一日に必要とするエネルギーは2500~2700㎉である。それを2食でとるのは難しく、3分割しバランスよくとることで、最も健康に生きることができる」と提唱したことも一日3食が定着する要因になったと言われている。
 しかし、この数値は少々多い。消費カロリーには個人差があるが、基礎代謝量を加えても成人が一日に必要とするカロリーは、1800~2200㎉前後であると、考えられている。ただでさえ運動不足傾向が強く、消費カロリーが少ない現代の日本人は、わざわざ一日3食の食事をとって2500~2700㎉ものエネルギーをとる必要はない。

 ③ 「食事をしただけなのに疲れるてしまう、だるくなる」という人は要注意!
 食後、疲れやだるさ、眠気がひどい場合には、「食べ過ぎている」、「胃腸をはじめとする内臓が弱っている」可能性が高い。もし、無理なく消化できる量以上のものを食べているとすると、胃腸は、毎日ぎりぎりまで働かされて疲れており、すでに消化する脳力が衰えている。休む間もなく、次々に食べ物運ばれてきたら、全部をきちんと消化することができない。すると、未消化のままの食べ物が腐敗し、有害物質が発生して腸内環境が悪化し、腸の働きがますます悪くなる悪循環が起きる。

 働き過ぎて疲れてしまうのは、肝臓も同じである。肝臓には、食べ物を解毒したり、食べ物から得たエネルギーをを蓄えたりする働きがあり、食べ物が大量に、もしくはひっきりなしに送られてくると、肝臓も休む暇がなく、疲れてしまう。内臓の疲れや、腸で発生した有害物質、肝臓で分解できなかった毒素は、体に様々な不調をもたらす。

 ④ 食後の慢性的な眠気は、血糖値が上がっている証拠
 ご飯や麺類やパン、そして甘いものを食べ過ぎると、血糖値が急激に上がる。血糖値が上がると、体に様々なダメージが生じるため、膵臓はインシュリンというホルモンを分泌し、血糖値を下げようとする。血糖値が急激に上がると、体は急いで血糖値を下げようとするため、インシュリンが大量に分泌され、血糖値が必要以上に下がってしまう。この血糖値の急激な降高下が、だるくなったり眠くなったり、逆にイライラしたりといった症状になって表れる。

 日常的にこうしたものを食べている人は、特に注意が必要である。血糖値が乱高下する状態が続くと、血糖値が慢性的に高くなりやすく、糖尿病を発症するリスクが高くなるからである。食べた後、異様に眠くなったり、疲れたり、だるくなったりする状態が、ずっと続いている人は、血糖値が慢性的に高くなっている可能性があるといえる。

 ⑤ 習慣や惰性を捨て、体の声を聞くことが真の健康な第一歩
   ・本当は食欲がないのに、無理して食べていないか?
   ・お腹が空いたと感じていないのに、食べ物を口にしていないか?
   ・食後に、眠気や疲れ、だるさに襲われていないか?
 本来、食事は、健康を維持するために、体に必要な栄養分を必要なだけ取り込むこと。習慣や惰性、体が本当に必要としていないものを何となく食べ、体にダメージを与えてしまっては、本末転倒である。特に、年齢を重ねるにつれて、一日に必要とされるカロリーは少なくなっていく。だからこそ、食事の質ばかりでなく、量についても変えていくべきである。むしろ、量こそ変化させていくべきである。一日3食にこだわる必要は、全くないのである。

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