カテゴリー「⒲水生動物;採取・観察」のはじめに~少年時代から魚釣りやすくいが好きで、大人になってからヤマメ釣りに興じた時期もありました。また、室内で淡水魚、熱帯魚、海水魚も飼っていた期間もありますが、旅行などで長期間世話ができないことをきっかけに中断しました。数年前から庭のスイレン用の池や貯水槽のボウフラ駆除用に金魚やメダカを飼うようになりました。本カテゴリーは、魚をはじめ水生動物の採取や飼育、観察した様子を記録しておくことにしました。
10/20、自宅から車で5分の近くにある忠別川(石狩川支流)に、サケの遡上の様子を見に行ったときのことです。その日は、快晴で、写真を撮るにも絶好のチャンスです。遠くに、雪におおわれた大雪山連峰がくっきり見えます。
この橋は、ツインハープ橋といい、この橋の真下にー。
・・・いました!時折水しぶきを上げて泳いでいます。
別な場所では1匹のメスに何匹かのオスが・・・。
時折、メスををめぐってオス同士のバトルが繰り広げられています。
この場所には、計5匹のサケがいました。
2時間いましたが、産卵の様子には遭遇しませんでした。残念!
海からこの石狩川を遡上してきたことにー。
~旭川のサケ情報~
かつて、石狩川は北海道でも有数のサケの遡上河川で、上川盆地を産卵場として、明治以前には数十万規模のサケが遡上したと考えられています。石狩川上流へのサケの遡上は、戦後もしばらく続いていましたが、河川の水質汚濁、1964年の石狩川中流への農業用取水堰の設置により、石狩川上流へ遡上するサケは、一度は完全に途絶えてしまいました。
🐟 水産研究所の大規模放流は、①自然産卵による遺伝的多様性の確保、②天然資源確保を目的としており、将来的には自然産卵の個体(=野生魚)を増やすことを目指しているとのこと。しかし、放流自体は2011年で終わったためいかに自然産卵による再生産のサイクルを定着させていくかが重要な課題となっているようです。さて、これからもサケが遡上してくるでしょうか!?