茶道で使う茶碗には、形状や作り方、釉の掛け方などからいろいろな種類があります。とりわけ、楽焼きの筒茶碗はお気に入りの一つです。以下の2点は、焼成時釉が熔けた状態の茶碗を籾殻に入れ炭化焼成したものです。これらは教室で一緒に作成したもので、粘土も釉薬も同じものを使っています。
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① 白楽筒茶碗 H9.3、径11.7
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② 赤楽筒茶碗 H9.8、径10.2
少し大ぶりな茶碗になりましたが、比較的釉がハジかなく厚く掛かりました。炭化したため、貫入にほどよく黒が入りました。気泡は全体的に少ない方ですが、①の底部に何か所か見られます。②の口作りを見ると、縦の亀裂がたくさんできました。原因は、釉を塗った後水をトバさないで焼成したことが考えられます。