電動たたら機で5mm厚の粘土板をつくり、小判型小鉢石膏型で型起こししたものです。乾燥してから750℃で素焼きした後、アイヌ模様と木の葉の文様をゴス(下絵具)で描きました。粘土は白信楽粘土、釉薬は3号透明釉、焼成は酸化焼成(1250℃)です。
小判型小鉢の石膏型
下絵具各種文様小判型小鉢 H5、17.5×11
石膏型で作るメリットは、同じ形のものを効率よく作ることができます。とれわけ、平たい皿のようなものは、慣れるとすぐ作れますが、このように底の深いものを作るのには、それなりの工夫が必要です。彩色は、まず細い筆を使って、ゴスで骨描きし、その後、ダミ
筆を使って薄いゴスを塗る作業=ダミという手法で描いています。