今日は気温8℃の晴れた冬空のもと、大賀ハスのふるさとの会の活動としてハスたちの冬籠りの最終準備を行いました。
ボランティアたちは、黄金に輝くイチョウの葉を見上げながら、ハス品種見本園へと向かいます!
林の中にある見本園では静かに霜が降りていました。
前回の活動に引き続き、咲き終わったハスたちの掃除を行いました。
今まで見られなかった種類の藻が大量に発生しているので、できる限り除去しました。鳥たちが運んで来たのでは、というボランティアの意見も。
大賀一郎博士の妻・歌子さんの「すみれ花壇」、寂しくないよう冬にはパンジーを植えることにしました。
すみれの研究を行っていた大賀博士の妻・歌子さんの花壇は、ハス品種見本園をやさしく見守っています。
ハス品種見本園に氷が張る前に、水中の枯葉や藻などを掻き出す作業が終るよう、黙々と作業がつづきます。
夏の間に伸び切った周辺の林の選定も行います。放っておくと、ハス品種見本園に日が差さなくなってしまいます。
山茶花(さざんか)が艶やかに咲いています。
白い山茶花(さざんか)も可憐ですね。
ハス見本園の通路の芝刈りは、ほぼ一年を通して行われる作業のひとつです。数名の男性ボランティアが効率よくすすめています。
倉庫の屋根と壁には美男蔓(びなんかずら)の真っ赤な実が青空をバックにきれいです! 葉や茎から出る粘液は男性の整髪料に用いられたのでその名があるらしいのですが、サネカズラの別名です。
ナンキンハゼの実のふんわりした白は目を引きます。
ナンテンの赤い実を見ると、ヒヨドリを思い出すのは私だけでしょうか? ギャーギャーと鳴くヒヨドリが実を食べて、そのフンと一緒に出た種によってナンテンは拡散するようです。
最後に大賀蓮の現在の様子です。ハス品種見本園のB列の端にある大賀蓮は、千葉県の天然記念物に指定された蓮根そのものが植えられています。ここに眠る蓮根が1954(昭和29)年3月31日、千葉県の天然記念物「検見川の大賀蓮」として指定され、以来「大賀蓮」と呼ばれるようになりました。
これから蓮たちは春までの間、泥の中でゆったりと眠って体力をつけていきます。来年は再び美しく花を咲かせてくれることでしょう。
報告は以上です。
(担当: れい)