大川原有重 春夏秋冬

人は泣きながら生まれ幸せになる為に人間関係の修行をする。様々な思い出、経験、感動をスーツケースに入れ旅立つんだね

Iさんへ

2009-04-01 18:05:52 | 日記
Iさんへ

先日は大変ご多忙中にもかかわらず、私(たち)を歓待してくださり、心から深く感謝申し上げます。
 先日拝見した、「ひたすらに座禅し雲水し、そうして熟慮内省を重ねる』一休禅師の一行書は(私自身は)初見の品(しなもの)ですが、筆鋒鋭く素晴らしく勢いがあり、久しぶりにすっかり気分が良くなってしまい(舞い上がってしまい)思わずうなってしまいました。(正直に申しますと欲しくなってしまいました。でも買えないでしょうね、私の財力じゃ(笑))表装も素晴らしかった。
 3年くらい前、白金のある個人宅で一休禅師遺墨集に所載されている横物を拝見したことがありますが、今回、Iさんにほんの一瞬だけ見せて頂いた一休のお軸の方が数段勝っていました。(Iさん、本音ですよ。あるところにはあるんですよね!)さりげなく部屋の片隅に飾ってあった杉本健吉の観音様の水彩も素敵でした。背景に描かれたお花が(何という名前のお花か分かりませんが)凄く可愛いですね。というよりこの作品も(一休同様)どうしても欲しくなってしまいました。(あいすみません。欲が深くて、、、惚れ惚れしました、『百』ならほしい「四号水彩画」、多分最高値ですよ、と思わず口に出しそうになってしまいました。)杉本健吉の絵画作品はたいがい(失礼な言い方かもしれませんが)当たりはずれがなく総じて出来がいいと思うのですが、Iさん所蔵の美術コレクションは全て一級品というより極上品ですね。(大切に代々受け継がれていくことと推察します。)熊谷守一の書や、司馬遼太郎の書も逸品ぞろいでしたね。それにしても数多くの名品群に囲まれて、というよりもうずまって生活されている印象をうけました。(凄いの一言です。)
 
 また近々、美術談義に花を咲かせたいです。というより、いろいろご教示くださいね。今度お邪魔する際は宮城の隠れた銘酒『勝山酒造』のお酒を手みやげに持参しますね。一杯やりましょうよ。(おつまみなしでもいける酒です。久しぶりに出会った最高ランクのお酒です。)
お体くれぐれも御慈愛下さいね。本当に有難うございました。

大川原有重拝

※所蔵から所載に訂正しました