大川原有重 春夏秋冬

人は泣きながら生まれ幸せになる為に人間関係の修行をする。様々な思い出、経験、感動をスーツケースに入れ旅立つんだね

地震とマスコミ

2011-03-11 20:46:00 | 日記
今日の日本の地震をめぐる日本のマスコミと海外のマスコミ報道はまったく違うことにとても驚いている。インターネットを通じて、アメリカCNNの報道は目を覆うような光景です。目の前で多くの人々が津波に襲われ、多くの家屋が次から次になぎ倒され、阪神大震災を遥かに上回る被災者と大規模な被害状況を曝け出しています。日本のマスコミは能天気に30数名の死亡者確認とわざと少なく報じながら日本国民の動揺を抑えようと必死になっていますが、いずれ日本国中というか世界中から日本のマスコミの報道姿勢に批判が高まると自分は思います。いまちょうど8時20分ですが、マスコミの報道では、2,30人の死亡者情報ですが、おそらくその数十倍以上の人が亡くなっていると予測します。宮城県名取の炎上する町並みや津波で多くの船が一瞬のうちに押し流されている光景を見ても、相当の被害者が出ています。CNNと日本のテレビのニュースは天と地程の違いがあります。どうして本当の事実を日本のマスコミは報道しないのでしょうか。能天気な日本のマスコミ報道に怒りを感じます。多くの人命を奪う大自然の警告から人間は長い歴史の中で様々なことを学びながら延命してきたのですが、今回の地震によって日本のなかにある様々な矛盾や問題点がすべて暴きだされると思います。例えば、福島第一原発で冷却トラブル、緊急事態宣言は、大本営発表ではないでしょうか。おそらくあと数時間で東京も放射能汚染の影響があると思います。僕の実家は福島の田村市ですが、東京電力福島第一原子力発電所(福島県大熊町、双葉町)から数十キロしか離れていません。放射能汚染は確実に広まっていると考えます。地震の二次被害、三次被害はこれからすべて明らかにされると思いますが、日本のマスコミは正確に現実を報道することが本来の役目ではないでしょうか。ずうっと日本のテレビとCNNを同時に見ていますが、報道姿勢に明確な違いがあって、日本人としてとても恥ずかしく思います。福島の実家の母や兄弟、親戚の安否が気遣われますが、天にすべてを任せようと思っています。

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福島第一原発で冷却トラブル、緊急事態宣言
読売新聞 3月11日(金)19時54分配信
 東京電力福島第一原子力発電所(福島県大熊町、双葉町)1~3号機で、地震によって運転が自動停止した後、緊急時に水を注入して、炉心を冷やす「緊急炉心冷却装置(ECCS)」を稼働させる非常用電源(ディーゼル発電機)が故障するトラブルが発生した。蒸気を使う別系統のポンプで水を循環させ、冷却を続けている。11日午後8時現在、放射能漏れは報告されていない。政府は、同日午後7時50分、事態に万全の態勢で臨みたいとして、原子力災害対策特別措置法に基づき、原子力緊急事態を宣言した。保安院によると、ECCSが動かない事態は国内初めて。ECCSは、制御棒を挿入し核分裂を止めて緊急停止した後に、原子炉が壊れたり、炉心の温度が上がった時に水を入れて冷やす装置。ECCSが作動しない場合は、最悪、炉内の水が蒸発し、炉心が露出、放射線が外部に漏れる可能性もある。保安院によると、稼働している別系統のポンプは、7~8時間炉心を冷やす能力があり、当面は炉内を安全に保てるという。東電は、この別系統のポンプを最大限活用するとともに、ディーゼル発電機の復旧作業を進めている。



CNN 日本の地震報道


写真と結婚したアーティスト

2011-03-11 15:10:00 | 美術
最近は滅多に他所様のギャラリーを訪れないのですが、下北沢のギャラリーHANAから気になる写真家の展覧会案内をいただいたので、十数年ぶりで下北沢に出かけてきました。

会場にはアーティストの安井道雄さんが松葉杖を抱えていらっしゃいました。展示されている十数点の作品を一通り拝見し、ギャラリーのオーナーとアーティストと3人で雑談しながら、アーティストの「写真」に対する考え方を伺うことができました。約2時間雑談をしながら写真作品の意味について深く学ぶことができました。オーナーの高橋さんは、僕の訪問をとても喜んでくださり、熱烈歓迎されました。単細胞の僕は、いつものようにかなり褒められたので、ちょっとうれしかったかも。
今回の展覧会『ETRANGER II 安井道雄写真展』は、とても見応えがあり、写真の知識が全くないに等しい僕にとって目から鱗の連続でした。正直に言うと「この人、本物!」と心の中で確信したけど、「すごい!」という言葉を発するのがやっとでした。2冊の写真集をオーナーから頂戴し、安井さんの文章を読み、作品集を自宅で眺めながら、アーティストの生き方とか写真に対する「真摯」な態度に深く敬意を称したいと思いました。つい最近までなぜ両脇に二本の松葉杖をついて歩く生活を余儀なくされたかは、直接ギャラリーのオーナーに聞いてみて下さい。きっと写真家として、アーティストとしての生き方をなにかしら見習うことができると思いますので。必見の展覧会です。


 

現代美術あれこれ 1

2011-03-11 11:00:00 | 絵画
 今から十数年前赤坂のマンションのリビングで約4年近くほぼ毎日眺めていた絵画をご紹介します。現代アートの関係者なら大概の方はご存知だと思いますので、あえて名前は紹介しません。思い返せば赤坂での生活は孤独の日々でした。まるでHELL HEAVENでした。今でも当時とさほど変わりませんが…人生なんていつもチャンスとピンチは同時にくる。ハピネスもリスクも同時に発生する。物ごとは陽があれば陰もある。陰もあれば陽がある。バランス感覚のとれた人になるためには日々人間関係の修業をしなきゃいけないのですね。ポジを整理していたら出てきたので、紹介します。ご覧くださいませ。サイズは300号くらいの大きさだったかな。





金澤翔子さんの大阪展のお知らせ 9

2011-03-11 10:00:00 | 金澤翔子さん関連
大阪松竹座 2011年 3月講演『取り立てや お春』題字
ダウン症の女流書家 金澤祥子の世界

平素はひとかたならぬご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。
さて、大阪松竹座の三月講演は、『取り立てや お春』を、芸能生活30周年を迎えた黒木瞳主演で上演致します。昨年11月の東京・明治座を皮切りに、名古屋・御園座を経て、三月の大阪松竹座で大千穐楽を迎える本公演ですが、三座共通のチラシ、ポスターで使用された題字は、ダウン症の女流書家・金澤翔子さんが書かれたものです。これについては、金澤さんの活躍を目にし、その力強く、魂のこもった書に感銘を受けた黒木瞳が、芸能生活30周年という、自身の大きな節目にあたる公演に際し、「翔子さんの書のように、このお芝居を観た方に元気を与えられる公演にしたい」と、題字の揮毫を依頼したという経緯がありました。この、金澤翔子さんの書のように、何事もあきらめず、前向きに生きていく精神を伝えたい、という黒木瞳の気持ちを汲んで、今回、三大都市公演の掉尾を飾る大阪松竹座の公演中、ロビーで金澤翔子さんの書の展示を行う運びとなりました。
大阪松竹座三月公演『取り立てや お春』は、お芝居とあわせて、金澤翔子さんの書の世界もどうぞお楽しみください。

《3月公演『取り立てや お春』公演中の劇場内ロビーで「金澤翔子の世界」展》

場所 大阪松竹座劇場ロビー(大阪市中央区道頓堀1-9-19)
日時 3月3日(火)初日~27日(日) 千穐楽(昼の部11時開演、夜の部16時開演)


(松竹座ニュースより)




黒木瞳さんは「元気になれる書はないですか」と話され金澤翔子さんの書に出逢い一目惚れされました。

展示空間はとても春らしい感じに仕上がりました。
限られたスペースを上手く利用して、金澤翔子さんの素晴らしい作品が展示されています。


 
メインは『取り立てやお春』です。ピンクの特別に誂えた壁面に翔子さんの作品が多数展示されております。一階フロアの左側

 
一階ロビーの突き当たり『壽山福海』と『生きる』


2階に屏風『龍翔鳳舞』