大川原有重 春夏秋冬

人は泣きながら生まれ幸せになる為に人間関係の修行をする。様々な思い出、経験、感動をスーツケースに入れ旅立つんだね

「原爆被爆者の死亡率に関する研究、第14 報、1950-2003、がんおよび非がん疾患の概要」

2012-05-04 16:00:00 | 原子力関係
武田邦彦先生のブログから重要な箇所をメモしてみました。福島県民が大勢がんで亡くなるのははっきりしています。

「原爆被爆者の死亡率に関する研究、第14 報、1950-2003、がんおよび非がん疾患の概要」より転載

学術雑誌名:Radiation Research(英文)
論文題目:「原爆被爆者の死亡率に関する研究、第14 報、1950-2003、がんおよび非がん疾患の概要」


概要:   1950 年から2003 年まで約10万人の健康状態を調査し、死因についての被爆の影響を明らかにした。がんによる死亡(総固形がん)の過剰相対リスクは被曝放射線量に対して「全線量域で直線の線量反応関係」を示し、「閾値は認められず」、リスクが有意となる最低線量域は0-200ミリシーベルトであった。


具体的には、30 歳で1シーベルト被曝して70 歳になった時のがんの死亡は、被曝していない場合に比べて42%増加し、また、被爆の時の年齢が10 歳若くなると29%増加した。従って、20歳で被爆すると83%の増加になり、ほぼ2倍になる。がん以外の疾患では、循環器疾患、呼吸器疾患、消化器疾患でのリスクが増加した。


解説:   個人が被爆した量と死因別の放射線リスクを総合的に解析した初めての報告である。対象は、被爆者で個人線量が推定される86,611 人、調査期間中に50,620 人(58%)が死亡し、そのうち総固形がん死亡は10,929 人であった。低線量率で若干の緩和がみられるが、直線関係を否定するものではない。


この論文で言う「過剰相対リスク」とは、相対リスク(被曝していない場合に比べて、被曝している場合のリスクが何倍になっているかを表す)から1 を差し引いた数値で、被曝による相対的なリスクの増加分を表している。


(注)放射線影響研究所は、広島・長崎の原爆被爆者を 60 年以上にわたり調査してきた。その研究成果は、国連原子放射線影響科学委員会(UNSCEAR)の放射線リスク評価や国際放射線防護委員会(ICRP)の放射線防護基準に関する勧告の主要な科学的根拠とされている。


Radiation Research 誌は、米国放射線影響学会の公式月刊学術誌であり、物理学、化学、生物学、および医学の領域における放射線影響および関連する課題の原著および総説を掲載している。

ドイツZDF「放射能ハンター」 和訳全文

2012-05-04 15:30:00 | 原子力関係
ドイツZDF「放射能ハンター」 和訳全文より転載

ドイツZDF「放射能ハンター」


チェルノブイリ封鎖区域のまん中、汚染されたゴーストタウンが建つ、人の住めない場所に進んで立ち入る男、エフゲン・ゴンチャレンコ、彼はハンターなのだ。
真実を求めてウクライナそして日本に足を運ぶ“放射能ハンター”
放射能汚染がどれほど深刻か、人々は彼に尋ねる、身の危険を冒して、彼はその真実を追う。大きな危険だ「ここはひどい汚染地帯だ」チェルノブイリ、そして福島で何かが隠蔽されているのか?

(キャスター)
原発事故が起こるとまず真実を隠すシステムが、いつのまに出来上がったようです。26年前チェルノブイリで事故を過小評価したのは、ウクライナの責任者達だけではない。
当時のドイツ政府もそして特にフランスも同様でした。

今年は福島原発事故から1周年、今回も明らかなのは、同じ隠蔽の手口、その事情によく通じているのが
ウクライナのジャーナリスト、エフゲン・ゴンチャレンコです。
彼は自分のデータと調査しか信じなくなりました。
何年も前からです、まずチェルノブイリの経験から、そして今回は日本のデータと真実を求めて、彼は放射能汚染に闘いを挑みます。

「放射能ハンター」
1.死の地帯で
タチアーナ&アレクサンダー・デーティク監督


オパチチ村チェルノブイリ原発からわずか15キロ。エフゲン・ゴンチャレンコは、今回もまたハンナ・サヴヨタラを訪ねる。
愛情をこめて“バーバ・ハンニャ”と呼ぶ。
本来誰も住んではいけない土地に25年間住んでいる。
妹と二人健康そのものだ。

「私はもう79歳よ」
「妹は74歳、子供の時から障害者なの」

役人が帰郷者をどのように扱っているか。
エフゲンは聞く「彼らはここの放射能測定してる?」
「ええ、いつも何かしら持ってくわよ」「キャベツとかニンジンとか水とか」しかし誰も彼女に結果を知らせない。
エフゲンは自分の手で数値に変化がないか調べる。
「まったく普通の数値だ。僕のキエフのアパートの数値の方が高い」

「ここは私のふるさとよ」
「自分の母親を別のと取り替えたくないでしょ?」
「ふるさとも同じこと」
「だから私はここに戻ってきたの」
「放射能? 見えないわ」
「私は歯がないから噛まないのと同じよ」
「不安に思う理由なんてないわ」
「移住した可哀想な人達も居残った方が良かったのよ」
「移住先は異郷だからね」

事故当時この村にとって風向きが良かったことをエフゲンは突き止めた。バーバ・ハンニャの住む場所は、雨もほとんど降らなかった。
老女が元気に住んでいられるのは、そのために過ぎない。11年前からエフゲンは自主的に、チェルノブイリ封鎖区域を訪れ続けている。

ジャーナリストの彼は 今でも役人によって隠蔽・改竄されている危険があるか追求する。
彼ほど封鎖区域を熟知する者はない。
原発作業者達から「エキスパート」と呼ばれている。自らの汚染調査のおかげで住民達に危険を説明し警告できる。
その知識と経験をエフゲンは、日本でも生かしたいと考える。

658平方kmの汚染された土地、放棄された住宅13,500戸、避難民5万人。
かつて活気に満ちた町だったプリピャット、今では生命を危険にさらす汚染地だ。
ここでは事故の規模がはっきりわかる、エフゲンの放射能測定器は この町が何千年も居住不可能であることを示す。
この場所に長くいる者も健康を害する危険にさらされる。

「多くの人々がこの町が永久に失われたことを認められず」
「2000年まで町を整備する努力が続けられていた」

エフゲンはヴァレリー・サビヤーカに会う、事故当時プリピャットに住み避難を自ら体験した。
「4月26日、町では6件の結婚式が行われ」 
「子供達は戸外で催し物に参加した」
「しかし27日学校の2時間目の後子供達は家に返された」
「3日間町から避難するだけだと説明された」

しかし真実は別だった。
後に封鎖されることになった全地域から、およそ11万5千人が永久に出て行かなければならなかった。
事故の2週間後、住民達は家財道具を取りに戻ることを許された。
以後ここに踏み入ることは禁止された。この丘の下にはコバチ村が埋もれている。原発から約4キロ村は永久に埋められた放射性墓地である。
ウクライナの生態学者アレクセイ・ヴィトミツキィも科学調査のためにエフゲンの知識を利用する。

「汚染は均質に広がるのか?それとも点在するのか?」
「専門書が書いているように中心から同心円状に広がるわけではない」
「5キロ、10キロ、20キロ, 30キロと」

事故から1ケ月後封鎖されるべき区域は、新たに測定しなおされ、円形から今日の形に修正された。
ある地域は風の難を逃れ別の地域には風が死を運んできた5号機と6号機の周辺のどこが今でも特に危険かエフゲンは調査する。

いわゆるホットスポット探し、見つかった原子炉から直接飛んできた物体が散らばっている。
とっくに密閉容器に収納しなければいけないはずだ。
防護服なしでは数分間しか留まれない数値だ、真実を暴くためエフゲンは身を危険にさらす。チェルノブイリ封鎖区域境界の検査所区域から出て行く者は丹念に検査される。

「幸いにもここでは少なくとも住民は保護されている」とエフゲンは言う。

服、靴、車、汚染された物は何一つ封鎖区域外に持ち出せない。エフゲンは元消防士のパヴロ・ネティオサに会う。
26年前救助活動をした人々がどのように事故を生きたか知るためだ。当時とすっかり風景が変わってしまったが学校だけはまだわかる。

「この学校はただ水で除染したんだ」
「何度も」
「それでも線量は高かった」
「仕事は成功したの?」
「勿論。当時屋内と外との線量を測定して比べると戸外は10倍高かった」

エフゲンは、測定に際して当時数値が改竄されたことを知った。

「封鎖区域で働いていた期間の私の被曝量は、180ミリシーヴェルトと言うことになっている」
「本当の数値を知った人はいますか?」

パヴロは年中頭痛に悩まされていると話す。チェルノブイリで働いて以来消えることはないしかし彼は運が良かった。当時の同僚のほとんどは死んでしまった。
ソ連軍から当時何千人もが除染活動を志願した、いかにそれが危険な仕事か26年前誰も彼らに知らせなかった。
人が生きるか死ぬかは、当時政府が決定した。福島でも人の命が天秤にかけられていると...
エフゲンは推測する。
彼は日本の環境保護運動家に招待された、彼らには原発事故に関するマスコミ報道がうわべだけの断片的なものに思える。

エフゲンは真実を暴く手助けを出来るだろうか?

「日本人が原発事故にどう対処するかを見るのは、もちろん僕にとって興味深い」
「今では世界中がチェルノブイリを体験しているからだ」
「当時の僕達は、何をどうしたらいいかわからなかったと言い訳できる」

チェルノブイリは必然的に、放射能汚染実験場になって行った。少なくとも今日福島の人々が真実を知らされることをエフゲンは望む。
いかに生活が危険であるかを原発事故直後エフゲンは東電に援助を申し出ていた。
しかし断られた。
「国外からの助けは必要ない」と言う返信が来た、環境保護運動家ハシモト・ケンゾウは違う考えだった。
エフゲンのチェルノブイリでの経験について知った彼は、エフゲンの知識と体験にあずかりたいと、彼を日本に招いた。
ケンゾウは福島県の出身だ。
県民の健康をとても心配している、二人はまず東電の本社を訪れた、今日もデモが行われている。
この数ヶ月間頻繁になったことだ、今日は「福島の女たち」が怒りを東電にぶつけにデモに来ている。
前線は見るからに険悪化している。
一方には東電幹部達、対するのは心の高ぶった被害者達神経戦である。
「何故3.11前は福島に来たのに今は来てくれないのですか?」
「何故福島に来なくなったのですか?」
「何故私達の所に来てくれないのですか?」

彼女の質問には、今回も答えはなかった。南相馬地方は福島第一原発からわずか20キロほどに位置する。
汚染状況の第一印象を得るために、エフゲンは現地の住民に会うことにした。日本政府は未だに放射能の測定に取り掛かっていないと男達は話す。
住民達はNGOの協力を得て自らの手で測定を始めた。

「地方のいたる所で集めたデータをもとに測定ルートを決めます」
「可能な限りたくさんのデータをセンターに集め、分析し」
「東京で信憑性の高い地図を作成します」

彼らは最新の機器を使って測定しているが、異なるデータを分析出来るだけの経験を身につけているだろうか?測定値に目を通したエフゲンは不審感を覚えた。
恐ろしい疑惑が彼を襲う。
もしかして日本政府は、誤った封鎖区域を設定したのか?自ら測定を行うため エフゲンは、20km圏禁止区域との境である山に行き、まず最初に驚いた。
封鎖区域への入り口は、誰にも監視されていないのだ。測定される線量は自然放射線の100倍、境界線上でさえこの数値だ。

「そんなに高いのなら 境界線をもっと広げる必要がありますね」
「いったいどのように計ったのかわかりません」
「ちょっと不思議ですね」

ここに長く留まる者すべて命に関わる線量。

「この地方を除染するのは不可能だと思う」
「あまりに広大なうえに斜面だ」

エフゲンの見つけた、立ち入り禁止区域への別の入り口は、警察に監視されていた。
特別許可証を持つ者は、出入りを許される。
しかし一台の車両も放射能汚染検査されないことに、エフゲンは驚く。
チェルノブイリでは、今でも検査を行っている。
原発から55キロ政府に寄ればこの水田は、安全な場所にあると言うことだ。
ケンゾウは官僚を信用せず、エフゲンと二人で真実を調べる。

「ここに生えるものは もちろんすべて放射性物質を取り込む」
「この地方の植物を食べるのは非常に危険だ」

ここに育つものはすべて汚染されている、しかし誰も農家に知らせていないようだ。
何故そんなことが起こるのか?
事故後政府は立ち入り禁止区域を同心円状に設定した。
しかしそれは実際の汚染状況とは一致しない、風は北西部に放射性物質を運んだ。
チェルノブイリでは事故後まもなく、実際の汚染状況に応じて禁止区域は修正された。
何故福島でも同じことを行わないのか?
エフゲンは歩道を除染中の男達を見つけた、地方のあちこちで ボランティアの除染グループが見られる。
もっとも簡単な形の除染さえ政府や東電は未だに引き受けないと住民達は語る。子供の通学路さえ未だに安全でないことを役所が気にしないことにエフゲンは驚く。

三春町 人口2万人町長の鈴木義孝がエフゲンを待っている。ウクライナから来た放射能ハンターの中立の測定に期待しているのだ。
事故後すぐに町長は 官僚システムは、時間が掛かり過ぎることに気付いた。三春町の住民にとっては長すぎる時間だボランティア達はまず、町の一番重要な場所を除染した。
小学校である、そして校庭と運動場の汚染した表土を除去した。
ボランティアの除染が終わるのを待って、役所は国の測定器を設置した。現在の線量は当然正常だ。

「この町はやらなければならいこと、特に学校の除染をきちんと最初に行った」
「これは大切だ子供達が長い時間過ごす場所だからね」
「ここで遊ぶし、そうすれば埃が立つ」
「簡単な方法で除染したようだが私の見る限りとてもきれいになった」

しかし除去された土は 学校の横の穴に土を掛けて一時保管されている。
ここの線量は今でも高い。
この場所を柵で閉鎖するよう、エフゲンは町長にアドバイスする。

「私達も土を別のところに運びたいのですが」(鈴木義孝、三春町町長)
「その場所はどこにもありません」
「誰も引き受けたいとは思いません」
「政府は処分場を作ると言っています」
「それまではここに保管するほかありません」
「住民も了解しています」

調査を続けるエフゲンは、見捨てられた町にたどり着いた。防護服を着てここに集まった男達も、除染活動のための新たなボランティアだ。
汚染された落ち葉を集めたり表土を除去したりする。ビニールシートの下に一時保管される放射性廃棄物、エフゲンはボランティア達が仕事のトレーニングを受けているか尋ねる。

「特にトレーニングは受けていません」(タカシマ・カズキ、ボランティア)
「すぐわかる簡単な仕事ですから」

これ以上ない危険を伴う仕事である、不注意な者は被曝をし数年後に癌や白血病になる危険がある。

「ビニールシートの上は毎時25マイクロシーベルトだ」

自然線量のほぼ200倍の数値である。
本来このゴミは安全な密閉容器に入れて何千年も保管されるべきだとエフゲンは言う。しかし日本では今のところそのような指令はまったくない。
この場所も 26年後にはチェルノブイリの封鎖区域と同じ状態になっているかもしれない。今でもチェルノブイリには、高濃度放射性廃棄物が転がっている。

エフゲンとケンゾウは原発が今どれくらい安全になったか知りたいと思った。原発作業員が情報を提供してくれた。

「放出される放射能の量は事故当初に比べて非常に減少しましたが」(福島原発作業員)
「今でも大量に飛んでいます」
「今でも大変な量で2,3,4号機はまだカバーを付けないといけない」
「チェルノブイリでは6ヶ月で事故は制御されました」
「福島はもう9ヶ月も経つのに 何故コントロールさえできないのか?」
「理由は簡単です」
「福島はチェルノブイリの4倍問題がある」
「4基の事故をコントロールしないといけないからだ」
「我々から見ると問題は東電にあるように思えるのですが?」
「問題は東電ではない」
「日本政府です」
「チェルノブイリはソ連軍を使うことが出来た」
「軍隊がすべてを指揮してすべてにおいて大きな力になった」
「自衛隊は3号機が爆発した時現場にいたのに怖気づいて逃げてしまった」
「一万人の自衛隊が協力していれば作業もずっと進んでいたはずです」

ふたたび地域の調査に戻る。エフゲンとケンゾウは独自の測定から、ここも本来避難させるべきだと突き止めている。
彼らの推測通り、同心円状に設定された封鎖区域は、間違っているのだ。この子供達は自分達の置かれた危険を知らない。
政府も、彼らが安全な場所に避難できるような政策は取らない。避難したい住民は自主的にすればいいと言うのが公式表明だ。

「幼稚園の除染が終わって今度は子供達の家を除染します」
「私も毎週他のボランティアの人達とまるで風車と闘うドンキホーテだ。」

癌を発症するリスクは明らかに高くなっている。幼稚園の横で測定を行ったエフゲンは、心配が現実であることを確かめた。

「当時のプリピャットと同じ状況だ」
「プリピャットでも除染が試みられた」
「何度も何度も洗って線量は確かに下がった」
「しかしとうとうある時無意味だと認めざるを得なかった」
「汚染地帯の真ん中にきれいな町を保つなんて」
「どうやって人々は生きたらいいんだ?」
「ここも同じ状況だ」
「幼稚園は除染をして線量を下げることに成功した」
「だけど数m先の線量は特に子供には危険な高さだ」
「非常に心配な数値だ」
「うまく行くわけがない」
「今子供達は幼稚園の中だけど終われば 境界の外に遊びに行ったり」
「町の汚れた道を走り回ったりする」

残念ながらエフゲンの結論は、希望を砕くものだった。

「僕は毎日たくさんの人々と話をし」
「原発から20キロのひどい汚染地域に行った」
「人々は重要な情報の多くを知らないことに気付いた」
「単純に知らされてないんだ」
「放射能の影響や危険についてあまりに知らな過ぎると思う」
「それは日本政府や環境省が幾つかの事実を無視をしているか」
「隠蔽しているからに違いない」
「上層部の責任者達がそうした基礎知識を持っていないとは思えないからだ」
「今回の調査を楽観的な結論で、締めくくりたいと望んできたが」
「肯定的な言葉が見つからない...」
「正直言ってただ呆然としている」

(スタジオ)
ただ想像を絶します。
日本政府は原子力利権という祭壇に、国民を生贄として捧げているのです。東電は長年に渡ってずさんな安全基準で通して来ました。
安全対策にもっと投資していれば、大事故は回避出来ていたかもしれないのです。

こうした不都合をエフゲンのような放射能ハンターは、他の国でも暴露します。
例えばアメリカやスペイン。
詳しくは次回のプラネット・エー番組でどうぞ忘れられた爆弾、その残留放射能は地中に埋め隠された
多くの地域を脅かす隠された危険である。
放射能ハンターはそうした痕跡も嗅ぎ出す。プラネット・エーは秘密の爆弾とその残留放射能を追跡する。

愛知・碧南の工場が爆発、なぜかニュース削除の謎/他でも爆発

2012-05-04 15:00:00 | 学習
愛知・碧南の工場が爆発、なぜかニュース削除の謎/他でも爆発より一部転載

山口・岩国の工場爆発に続き、そして愛知の碧南でも工場が爆発した模様です。


追記4/27

詳細を伝えているニュース記事を教えていただきました。

碧南のアルミ加工工場で爆発 ケガ人なし

24日夜、愛知県碧南市のアルミニウムを加工する工場で、爆発があった。
爆発があったのは、碧南市須磨町の金属加工会社「豊栄商会碧南工場」。

警察などの調べでは、午後6時半ごろ、近くに住む男性から
「ドーンドーンと爆発音がして黒煙が上がっている」と通報があった。

消防車8台が出動し消火にあたったが、爆発したとみられるアルミニウムを
溶かす炉に水をかけると再び爆発の恐れがあるため、消火作業が難航し、
約5時間半後にようやく鎮火した。

爆発は3回あり、工場の屋根が吹き飛んで黒い煙が上がり、近くにあった
集じん機などが燃えた。当時、工場内にいた従業員4人にケガはなかった。

警察と消防では、25日午前9時から、現場検証をして原因を調べることにしている。

土壌汚染、34地点がチェルノブイリ移住基準超

2012-05-04 14:00:00 | 原子力関係
土壌汚染、34地点がチェルノブイリ移住基準超より転載

土壌汚染、34地点がチェルノブイリ移住基準超

東京電力福島第一原子力発電所事故で拡散した放射性物質による土壌汚染の状態を調べた地図がまとまり、29日に開かれた文部科学省の検討会で報告された。

立ち入りが制限されている警戒区域や計画的避難区域で、チェルノブイリ原発事故での強制移住基準(1平方メートル当たりの放射性セシウム137が148 万ベクレル)を超える汚染濃度が測定されたのは、6市町村34地点に上った。住民の被曝(ひばく)線量などを把握するのが狙い。

菅首相が27日、「長期間 にわたり住民の居住が困難になる地域が生じる」との見通しを示したが、それを裏付けた。

測定結果によると、6月14日時点で、セシウム137の濃度が最も高かったのは、警戒区域内にある福島県大熊町の1平方メートル当たり約1545万ベクレル。セシウム134と合わせると、同約2946万ベクレルとなった。

同300万ベクレル超となったのは、セシウム137で同町、双葉町、浪江町、富岡町の計16地点に上った。

高い濃度の地点は、原発から北西方向に延びて おり、チェルノブイリ事故の強制移住基準を超える地点があった自治体は、飯舘村、南相馬市を加えた計6市町村だった。

同省は約2200地点の土壌を測定し た。

ロシアが驚愕した日本の4,000万人避難計画

2012-05-04 13:00:00 | 学習
ロシアが驚愕した日本の4,000万人避難計画より転載

来週と再来週に千島列島の領有について日本と協議を再開するにあたり、ロシア外務省が用意した新報告書がクレムリンで回覧されている。

その報告書によると、日本の外務省から伝えられた以下の情報にロシア側は驚愕したという。その内容とは、4千万人以上の日本人が放射能の毒性により「極めて危険な」状況下にあり、世界最大の都市東京を含め、東日本の大半の都市から強制的に避難させられる状況に直面している。

千島列島はロシアのサハリン州にあり、北海道北東部からロシアのカムチャッカまで約1300キロに渡り広がり、オホーツク海と北太平洋を分けている。56の島々と多くの小島がある。大クリル列島と小クリル列島を含み、すべて第2次世界大戦末期に日本から獲得したものである。

2011年3月11日の東北大震災と津波により福島第一原発で起きた一連の機能喪失、炉心溶融、放射性物質放出の災禍の結果として、数千万人の日本人が極めて危険な状況に晒されている。

この報告書によれば、日本の外交官はロシア側にこう語ったという。千島列島の日本への返還は緊要な問題である。なぜならば、日本にはこれほどの人間を移住させる土地はないからだ。これは、かつてソ連においてスターリンが数千万のロシア人を極東に強制移住させた1930年代以来、最大の大量移住となるだろう、と。

さらに重要な点であるが、日本の外交筋はロシア側にこうも語ったと報告書は述べている。数千万人の日本人を中国の「ゴースト・シティーズ」に移住させるという中国の申し出も、我々は真剣に検討している、と。

この「ゴースト・シティーズ」は、よくわからない目的で建設されたもので、ロンドン・デイリー・メール・ニューズ・サービスが2010年12月18日に次のタイトルで報じている。

中国のゴースト・タウンズ:放置された数百万人都市群を衛星写真が捉えた

これらの衛星写真が捉えた驚くべき都市群は、中国のへき地に建設され完成後何年も放置されたままだ。入念に作られた公共ビルやオープン・スペースは全く使われておらず。共産党本部の政府関係車両が散見されるだけだ。一説によると空家は6400万世帯もあると言われ、さらに毎年20以上の都市が中国の広大な土地に建設されているということだ。

この報告書の中で、外交専門家たちは、日本が中国の申し出を受け入れれば、両国は歴史上最大の超大国になり、経済は米国や欧州共同体を合わせたよりも大きく、また2億人を越す連合軍ができるだろうと述べている。

日本の悲惨な状況については、最近、日本の外交官である松村昭雄氏が述べており、福島原発の災禍は、地球上の生命すべてを絶滅させるほどの事件に発展しうると警告している。

脱原発 「国に任せられぬ」 首長会議きょう発足 村上・東海村村長

2012-05-04 11:00:00 | 原子力関係
脱原発 「国に任せられぬ」 首長会議きょう発足 村上・東海村村長より転載
2012年4月28日 07時02分

首長会議の役割と脱原発への思いを語る村上達也村長=茨城県東海村で(林容史撮影)

 原発再稼働へと政府が大きくかじを切る中、原発ゼロを訴え、「脱原発をめざす首長会議」が二十八日、東京都内で発足する。原発立地自治体の中で唯一の会員で、全国の首長に参加を呼び掛けてきた茨城県東海村の村上達也村長(69)は、本紙のインタビューに「住民の命と財産に及ぶ政策を国だけに任せておくわけにはいかない。首長会議は、政治にインパクトを与えるはず」と意欲を語った。 (林容史)
 首長会議には、三十五都道府県の首長・元首長六十九人が会員として名を連ねる。二十八日の設立総会には、顧問の佐藤栄佐久前福島県知事ら三十四人が出席する予定だ。「これだけの首長が顔をそろえ、国にものを言えば大きな影響力を持つ。新しい地方主権、民主主義の動きだ」と村上氏は力説する。
◆政府は世論を読めていない
 東海村は東海第二原発(日本原子力発電)を抱え、東日本大震災では、自身もあわやの危険を感じた。いまの国の動きは、なし崩し的に原発を再稼働しようとしているようにしか見えない。「政府は一年以上たっても脱原発の世論が読めていない」といら立ちを隠せない。
 設立総会では、自らの思いも発表するつもりだ。「福島の原発事故の被害の実態を見てください。なぜ脱原発にならないのか、私は不思議に思う」。故郷に戻れない被災者のこと、魚や野菜など農産物を出荷できず死活問題に直面している人が多数いること。放射能被害の天文学的数字と底なしの不安。「人口が密集するこの狭い国土に、原発を持つということについて真剣に考える必要がある。これは目先の利益ではなく、われわれ日本人の品格にかかわる問題だ」と訴える。
 東海村では一九九九年、核燃料加工工場ジェー・シー・オー(JCO)東海事業所で国内初の臨界事故が発生。村上氏は村長として国や県の対応を待たず、いち早く住民を避難させるため陣頭指揮を執った経験がある。
 目に見えない放射能の恐怖を身をもって知ったが、それでも「国策」である原子力政策に異を唱えることはできなかった。それは国に真っ向から歯向かうことを意味したからだ。まして、原子力の恩恵でうるおってきた自治体の長が唱えれば、異端として排除されかねなかった。
 しかし、東京電力福島第一原発事故がすべてを一変させた。
 昨年十二月、首長会議の設立を準備していた静岡県湖西市の三上元市長が訪ねてきた。「一緒にやろう」との誘いを快諾した。「原発が立地する市町村の住民の中には、いろいろな利害関係はあるが、福島原発事故を経験し、たじろいでいる場合ではなかった」と振り返る。
 これからは「脱原発依存」を言いながら、具体的な道筋を示せない政府を、首長会議として脱原発へと後押ししていく考えだ。
◆全基の廃炉へ 国有化要請も
 村上氏は「全国原子力発電所所在市町村協議会」(全原協)の副会長を十四年以上務めてきたが、五月に都内で開かれる総会で、職を辞すという。「全原協は、電源交付金を要求しながら、経済産業省と一体となって原発を推進してきた。福島原発事故を防げなかったことに副会長として責任を感じる」と打ち明ける。
 全原協の総会の場では、枝野幸男経済産業相に、持論をまとめた「脱原発依存のための制度設計」を突き付け、電力業界にメスを入れて、国内の全原発を将来的な廃炉に向けて国有化するよう迫るつもりだ。
(東京新聞)

一流ホテルでも偽装豚肉

2012-05-04 10:25:00 | 原子力関係
一流ホテルでも偽装豚肉より転載

読売新聞は以下のような報道をしています。

日本の偽装は、いったいどこまで広がっているのでしょうか?
一流ホテルが騙されていたということは、仮にこの肉が汚染豚だった場合、客はとんでない豚肉を食べさせられていたことになります。
中国のことを笑っている日本人ですが、本当に日本は大丈夫か、と世界から言われるかも知れません。



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神奈川県箱根町や静岡県熱海市のホテルなどに、ブランド豚肉の「箱根山麓豚」と偽って、他の国産豚肉を販売していたとして、神奈川県警が、精肉業者や食品卸売業者を不正競争防止法違反容疑で捜索していたことが2日、わかった。


 県警幹部によると、捜索を受けたのは、同県湯河原町の精肉業者ら数社。捜索は4月26日に行われた。今年1~2月、愛知県や静岡県から仕入れた豚肉を「箱根山麓豚」と偽装し、販売した疑いが持たれている。

 捜索を受けた精肉業者の男性社長(43)によると、同社は2009年頃から、箱根町の老舗ホテル「富士屋ホテル」など17社に、偽装した豚肉を納入していたという。取材に対し、「人気が出て、仕入れが追いつかなくなり、ほかの肉と混ぜて販売した。景気が悪く、得意先を失うのが怖くてやってしまった」と話した。

 富士屋ホテルは4月15日、別のホテルからの連絡で偽装を知り、県と消費者庁に通報。同ホテルでは09年頃から今年4月にかけ、偽装豚肉を他の豚肉より3~4割高い値段で仕入れ、コース料理やカツサンドに使っていたという。同ホテルは「偽装を見抜けず、お客様の期待を裏切ってしまった。深くおわびしたい」としている。

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原子力安全基盤機構:職員のパソコンがウイルス感染か

2012-05-04 10:10:00 | 原子力関係
原子力安全基盤機構:職員のパソコンがウイルス感染かより転載

毎日新聞 2012年05月02日 20時36分(最終更新 05月02日 23時37分)

 経済産業省原子力安全・保安院所管の独立行政法人で、原発関連施設の法定検査機関の「原子力安全基盤機構(JNES)」は2日、職員5人のパソコンから、内部文書などの情報がインターネットを通じて外部に漏えいした可能性があると発表した。ウイルス感染が原因とみられるが、まだ検知されておらず種類の特定もできていない。感染源も不明。ただ、漏えいしたとみられるパソコンには機密情報は含まれていないとしている。
 JNESによると1日午後6時ごろ、インターネットで流れている情報を監視している外部機関から連絡を受け、内部調査を開始。統括参事や技術顧問、原子力施設の検査部門など3部門の職員計5人のパソコンから、少なくとも4月11日以降、1回当たり200バイト(日本語で約100文字分)の情報が計約1000回にわたり、意図せず送られていたことが分かった。送信先は米国のサーバーだった。
 JNESは原因などについて外部の専門家と調査し、2~3週間で保安院に報告する予定。【岡田英】

東北観光、復調の兆し=GWのツアー、震災前並みに

2012-05-04 10:00:00 | 学習
東北観光、復調の兆し=GWのツアー、震災前並みにより転載
時事通信 4月28日(土)15時21分配信
 東日本大震災で落ち込んだ東北6県の観光に復調の兆しが見えてきた。旅行大手5社のゴールデンウイーク(GW)の予約状況は、震災前の2010年並み水準となった。旅行を通じて復興を支援したいとの機運がある上、開花が遅れた桜の花見ツアーの売れ行きも良く、風評被害や自粛ムードで苦しんだ昨年に比べ観光地のムードは明るいようだ。
 日本旅行が販売する東北地方のツアー商品は、昨年のGWでは10年に比べ9割減と大きな打撃を受けた。だが、今年は10年を7%上回る。福島県内のみを巡る新商品も「よく売れている」という。
 近畿日本ツーリストは東北全体では10年並みで、このうち花見ツアーは2割増。JTB、阪急交通社、トップツアーの東北旅行商品はそれぞれ10年比95%、94%、90%だが、客足が戻りつつあるのは確かだ。
 世界遺産に昨年6月登録された岩手県平泉町の平泉観光協会は「(登録後)初めてのGW」と期待し、例年を5万人近く上回る35万人の人出を予想している。日本三景の一つとして有名な宮城県松島の松島観光協会は、高速無料化の終了やガソリン価格高騰で、震災前の7割程度にとどまると見込むが、それでもGW中盤まで旅館・ホテルはほぼ満室という。 

関電に未来はあるか 根強い不信感で八方ふさがり

2012-05-04 09:00:00 | 原子力関係
関電に未来はあるか 根強い不信感で八方ふさがりより転載
産経新聞 4月28日(土)20時29分配信

冬の節電について会見する八木社長(右)(写真:産経新聞)
【経済裏読み】

 先日、ある中小食品メーカーの社長と話をしていて、この夏の電力不足に話がおよび、「関西電力は大丈夫ですかね」と聞かれた。「大丈夫とは?」と聞き返すと、「関電は本当に電力がないんでしょうか」という。

[フォト] 「死んでおわびするのか」大阪府市エネルギー戦略会議で早期再稼働を批判

 やはり…と思った。同じように思っている人は、たぶん少なくないのだろう。本当はあるのに、原発を再稼働させるために隠しているのではないか…。関電に対する“不信感”はけっこう根強い。

 理由はこの冬の節電要請にある。あれほど危機感をあおって「節電、節電」といっておきながら、深刻な事態にはならなかった。表面上はなくても、いざとなれば発電できる能力があるのではないか。どこかからもってこれるのではないか…。そう勘ぐりたくなる気持ちも分からないでもない。

 いまや関電は“袋だだき”の状態である。想定した需給見通しより電力が余ったら、胸をなでおろすどころか、「節電を要請しすぎだ」「不便を強いられた」とたたかれる。いや、それだけではすまない。「それなら原発はいらない」である。

 かといって予想より需給状況が厳しくなり、それこそ大規模停電なんて事態にでもなれば、「見通しが甘かった」とたたかれるのは間違いない。

 どっちにころんでもたたかれる。原発再稼働に慎重な自治体と賛成の経済界の両方から「もっと正確な情報を出せ」と迫られる。関電は本当に電力を隠していないのか、あるいはそうでないのか…むろん、定かには分からない。

 今夏、もし「停電」という事態になったら、いったいどんな言葉でたたかれるのだろう。そのとき、「だから足りないといったのに」と反論したところで、納得してもらえるだろうか。いや。電力会社が背負う「電力供給責任」の名のもとに、激しく責められるだろう。

 そんな事態を回避するために原発を稼働させたい。しかし、容易に認めてもらえない。それでも電力を供給しなければならず、頼みは火力発電になる。その結果、燃料費が急増して経営は大赤字。ならば電気料金を値上げしたいが、それはダメといわれる…。

 どこに進もうとしても、待っているのは艱難(かんなん)辛苦。いまや八方ふさがりの関電に、未来はどうひらけるのだろう。(佐久間史信)