環境放射能水準調査結果(上水(蛇口))
[Readings of radioactivity level in drinking water by prefecture]
(H25年4-6月分 [April-June , 2013])
2013.7.31 [July 31, 2013]
上記データを、セシウム数値の多い都道府県順に並べ替えて、合計を追加しました。
水道水セシウム汚染ワーストランキング
単位:Bq/kg
順位 都道府県 セシウム134 セシウム137 合計
1 茨城県(ひたちなか市) 0.0049 0.0099 0.0148
2 栃木県(宇都宮市) 0.003 0.007 0.01
3 福島県(福島市) 0.0015 0.0027 0.0042
3 東京都(新宿区) 0.0014 0.0028 0.0042
5 山形県(山形市) 0.0013 0.0021 0.0034
6 埼玉県(さいたま市) 0.001 0.0023 0.0033
7 群馬県(前橋市) 0.00098 0.0021 0.00308
8 神奈川県(茅ヶ崎市) 0.00099 0.0019 0.00289
9 千葉県(市原市) 0.00085 0.002 0.00285
10 岩手県(盛岡市) ND 0.00071 0.00071
11 新潟県(新潟市) ND 0.00047 0.00047
12 秋田県(秋田市) ND 0.00037 0.00037
13 北海道(札幌市) ND ND ND
14 青森県(青森市) ND ND ND
15 富山県(射水市) ND ND ND
16 石川県(金沢市) ND ND ND
17 福井県(福井市) ND ND ND
18 山梨県(甲府市) ND ND ND
19 長野県(長野市) ND ND ND
20 岐阜県(各務原市) ND ND ND
21 静岡県(静岡市) ND ND ND
22 愛知県(名古屋市) ND ND ND
23 三重県(四日市市) ND ND ND
24 滋賀県(大津市) ND ND ND
25 京都府(京都市) ND ND ND
26 大阪府(大阪市) ND ND ND
27 兵庫県(神戸市) ND ND ND
28 奈良県(奈良市) ND ND ND
29 和歌山県(和歌山市) ND ND ND
30 鳥取県(東伯郡) ND ND ND
31 島根県(松江市) ND ND ND
32 岡山県(岡山市) ND ND ND
33 広島県(広島市) ND ND ND
34 山口県(山口市) ND ND ND
35 徳島県(徳島市) ND ND ND
36 香川県(高松市) ND ND ND
37 愛媛県(八幡浜市) ND ND ND
38 高知県(高知市) ND ND ND
39 福岡県(太宰府市) ND ND ND
40 佐賀県(佐賀市) ND ND ND
41 長崎県(大村市) ND ND ND
42 熊本県(宇土市) ND ND ND
43 大分県(大分市) ND ND ND
44 宮崎県(宮崎市) ND ND ND
45 鹿児島県(鹿児島市) ND ND ND
46 沖縄県(那覇市) ND ND ND
47 宮城県 - - - - - - - - -
*宮城県:県が独自に調査・公表している「放射能情報サイトみやぎ」の「水道水の測定結果」を参照
(浄水場等の測定結果を公表):http://www.r-info-miyagi.jp/r-info/water/#
1.本データは、1Bq/Lを1Bq/kgとみなす
2.原子力規制委員会が各都道府県等からの報告に基づき作成
3.検出下限値は、I-131、Cs-134、Cs-137すべて0.001Bq/kg未満
(参考)水道水中の放射性物質に係る指標の見直しについて(厚生労働省)における水道水中の新たな目標値 放射性セシウム(セシウム134及び137の合計) :10Bq/kg
ここで比較のために、検出された都県のみ、
今までの数値と一緒に並べて見ました。
数値が検出された多い順で、合計値のみ。
(測定地点省略)
2012.4~6 2012.7~9
1 茨城県0.0112 1 茨城県0.0172
2 福島県 0.008 2 栃木県0.0161
3 山形県0.0058 3 山形県0.0092
4 群馬県0.0051 4 群馬県0.0056
5 東京都 0.0049 5 東京都0.0053
6 埼玉県 0.0048 6 福島県0.0051
7 栃木県0.0046 7 埼玉県0.005
7 千葉県0.0046 7 千葉県0.005
9 長野県0.0027 9 岩手県0.003
10 神奈川県0.0026 10 神奈川県0.0029
11 岩手県 0.00231 11 新潟県0.0014
12 新潟県0.0011
2012.10~12 2013.1~3
1栃木県 0.0113 1栃木県 0.009
2茨城県 0.0081 2茨城県 0.005
3福島県 0.0056 3群馬県 0.0046
4群馬県 0.0056 4東京都 0.0043
5山形県 0.0051 5福島県 0.0041
6東京都 0.0043 6埼玉県 0.004
7埼玉県 0.003 7山形県 0.0032
7千葉県 0.003 8神奈川県0.00143
9神奈川県0.00205 9新潟県 0.00112
10岩手県0.00157 10千葉県0.0011
11新潟県0.00138 11岩手県0.00105
12秋田県0.00037
今回2013.4-6
1 茨城県 0.0148
2 栃木県 0.01
3 福島県 0.0042
3 東京都 0.0042
5 山形県 0.0034
6 埼玉県 0.0033
7 群馬県 0.00308
8 神奈川県 0.00289
9 千葉県 0.00285
10 岩手県 0.00071
11 新潟県 0.00047
12 秋田県 0.00037
これで一目瞭然ですね。
今回ワーストワンは、茨城県。2位は栃木県。
茨城と栃木が交代交代で、ワースト1位を争っているようです。
そして、
あの、福島がなんと3位。
超あやしいですね。
また、同じように、超あやしいのが宮城県。
相変わらずの暗黒大陸・宮城ですが、従来通りの測定がされていれば、ワースト1位か2位あたりになるかもですね。
たとえ、わずかでも、今も、こうして、水道水からは、セシウムが出続けているということは、事実ですから、毎日毎日飲み続ける、使い続けるには、不安が残りますよね。
最後に、念のために、一言。
この各都道府県の検査地点は、一箇所です。
例えば、福島は、これだと意外に低いなあと思えるかもしれませんが、実は、汚染のもっと深刻な地区のセシウム値は、このデータからは、分かりません。
福島のデータは、「福島市」のデータだけですから。
その他の地域、地区はどうなんでしょうか?
つまり、このデータも一種の数値のマジックでしょうね。
この数値だけを信じて、自分の所は安心だと思わせる大本営の罠でしょうか。。。
また、いつものことながら、セシウムだけしか検査されていません。
セシウムが存在すれば、一定割合で、「トリチウム」「ストロンチウム」「プルトニウム」「ウラン」等の猛毒核種も含まれているはず。
でも、その検査はされていません。
片手落ちなデータです。
その点を十分知った上で、ご参考までに。
最後の最後に、あと一言だけ。
水道水は、水源として河川や湖・池あるいは地下水を利用しています。
汚染地域の水道水、もしかしたら、下記のような猛烈汚染地下水も混じっているかも!??
そして、測定されていない「トリチウム」「ストロンチウム」「プルトニウム」「ウラン」等の猛毒核種が入っているかも!??
気をつけて。