福島民報
東京電力福島第一原発事故を受け、浪江町民が集団で精神的損害賠償の増額を求め原子力損害賠償紛争解決センターに申し立てた裁判外紛争解決手続き(ADR)の町民説明会が30日、二本松市民会館で開かれた。
町と町支援弁護団が5月29日の申し立てから半年が過ぎたのに合わせ、一般町民に申立書の内容や東電の対応などを把握し、今後の方針を知ってもらうため初めて催した。
馬場有町長のあいさつの後、早稲田大の教員、卒業生を中心にした弁護士による町支援弁護団(日置雅晴代表)の担当者が経過や提出した被害実態報告書を説明した。弁護団は「被ばくにまつわる精神的損害」と「コミュニティー破壊」を増額要求の根拠と位置付け、仲介委員による町内と仮設住宅の現地調査などを強く働き掛けている。その上で、仲介委員に和解方針を出させ、東電に受け入れさせるという。
申し立ての参加者は5月以降に追加され、10月24日までに合計1万5313人(6489世帯)に達した。町民の71・4%に当たる。
町民説明会は8日に南相馬市原町区のひばり生涯学習センター、21日にいわき市文化センターで開く。
( 2013/12/01 09:05 カテゴリー:主要 )
東京電力福島第一原発事故を受け、浪江町民が集団で精神的損害賠償の増額を求め原子力損害賠償紛争解決センターに申し立てた裁判外紛争解決手続き(ADR)の町民説明会が30日、二本松市民会館で開かれた。
町と町支援弁護団が5月29日の申し立てから半年が過ぎたのに合わせ、一般町民に申立書の内容や東電の対応などを把握し、今後の方針を知ってもらうため初めて催した。
馬場有町長のあいさつの後、早稲田大の教員、卒業生を中心にした弁護士による町支援弁護団(日置雅晴代表)の担当者が経過や提出した被害実態報告書を説明した。弁護団は「被ばくにまつわる精神的損害」と「コミュニティー破壊」を増額要求の根拠と位置付け、仲介委員による町内と仮設住宅の現地調査などを強く働き掛けている。その上で、仲介委員に和解方針を出させ、東電に受け入れさせるという。
申し立ての参加者は5月以降に追加され、10月24日までに合計1万5313人(6489世帯)に達した。町民の71・4%に当たる。
町民説明会は8日に南相馬市原町区のひばり生涯学習センター、21日にいわき市文化センターで開く。
( 2013/12/01 09:05 カテゴリー:主要 )