福島民報
東京電力福島第一原発事故による避難者受け入れなどで本県を支援してきた埼玉県は、早期復興と風評払拭(ふっしょく)のため新たに「福島応援キャンペーン」を展開する。上田清司知事が埼玉県民に本県への旅行を呼び掛けるほか、埼玉県庁の職員食堂での本県産品メニューの提供などを通して、食と観光の魅力を発信する。埼玉県の担当者は「県民一丸で福島の再生を後押ししたい」と意欲を見せている。
上田知事が7日、記者会見し、キャンペーンの概要を発表した。
上田知事が埼玉県民や職員向けにメッセージを発信し、家族や職場の旅行で本県を訪れるよう訴える。教育旅行の訪問先としても検討するよう、市町村教委などに働き掛ける。
風評対策として、埼玉県庁の職員食堂で週1回、なみえ焼そばや会津ソースカツ丼などのご当地メニューを提供し、本県の「食」に関心を持ってもらう。24日まで、さいたま市の県物産観光館「そぴあ」で本県産品の販売会を開いている。喜多方ラーメンや菓子類を売り、食品の安全性をアピールする。
12日、さいたま市で佐藤雄平知事を招いた講演会を開く。埼玉県内の市町村長や教育長らに本県の復興状況を知ってもらう。
記者会見で上田知事は「福島の原子力災害は続いている。事故の風化を防ぐためにも全力で(本県に)協力する」と述べた。
本県の菅原晋也企画調整課長は「支援に感謝したい。大勢の埼玉県民に福島の魅力を知ってもらいたい」と期待している。
埼玉県は平成23年3月の原発事故発生直後、さいたま市のさいたまスーパーアリーナを避難所として開放した。同月末には、双葉町の仮役場と町民の避難所として加須市の旧騎西高を提供した。
双葉町の避難所は今年3月、埼玉県に返還され、避難者の多くが本県に戻った。しかし、本県の風評が収まらず、一方で原発事故に対する社会的関心が薄れつつあることから、埼玉県は福島復興キャンペーンを企画した。埼玉県計画調整課の担当者は「双葉町民らとの間で芽生えた縁を大切に、福島を支えていきたい」と話している。
全国知事会で東日本大震災復興協力本部長を務める埼玉県の上田知事は震災直後から本県をたびたび訪れ、職員派遣などを通じ支援を続けてきた。平成22年12月から昨年3月まで、国土交通省から出向した富岡町出身の広畑義久氏(現・同省官房審議官)が被災地支援担当の埼玉県副知事を務めていた。
・上田清司知事が埼玉県民に福島県への旅行を呼び掛け
・埼玉県庁の職員食堂で福島県産食材メニューを提供
・さいたま市の埼玉県物産観光館「そぴあ」で福島県産品を販売
・佐藤雄平知事の講演会を開き、福島県の魅力をアピール
( 2014/05/08 11:07 カテゴリー:主要 )
東京電力福島第一原発事故による避難者受け入れなどで本県を支援してきた埼玉県は、早期復興と風評払拭(ふっしょく)のため新たに「福島応援キャンペーン」を展開する。上田清司知事が埼玉県民に本県への旅行を呼び掛けるほか、埼玉県庁の職員食堂での本県産品メニューの提供などを通して、食と観光の魅力を発信する。埼玉県の担当者は「県民一丸で福島の再生を後押ししたい」と意欲を見せている。
上田知事が7日、記者会見し、キャンペーンの概要を発表した。
上田知事が埼玉県民や職員向けにメッセージを発信し、家族や職場の旅行で本県を訪れるよう訴える。教育旅行の訪問先としても検討するよう、市町村教委などに働き掛ける。
風評対策として、埼玉県庁の職員食堂で週1回、なみえ焼そばや会津ソースカツ丼などのご当地メニューを提供し、本県の「食」に関心を持ってもらう。24日まで、さいたま市の県物産観光館「そぴあ」で本県産品の販売会を開いている。喜多方ラーメンや菓子類を売り、食品の安全性をアピールする。
12日、さいたま市で佐藤雄平知事を招いた講演会を開く。埼玉県内の市町村長や教育長らに本県の復興状況を知ってもらう。
記者会見で上田知事は「福島の原子力災害は続いている。事故の風化を防ぐためにも全力で(本県に)協力する」と述べた。
本県の菅原晋也企画調整課長は「支援に感謝したい。大勢の埼玉県民に福島の魅力を知ってもらいたい」と期待している。
埼玉県は平成23年3月の原発事故発生直後、さいたま市のさいたまスーパーアリーナを避難所として開放した。同月末には、双葉町の仮役場と町民の避難所として加須市の旧騎西高を提供した。
双葉町の避難所は今年3月、埼玉県に返還され、避難者の多くが本県に戻った。しかし、本県の風評が収まらず、一方で原発事故に対する社会的関心が薄れつつあることから、埼玉県は福島復興キャンペーンを企画した。埼玉県計画調整課の担当者は「双葉町民らとの間で芽生えた縁を大切に、福島を支えていきたい」と話している。
全国知事会で東日本大震災復興協力本部長を務める埼玉県の上田知事は震災直後から本県をたびたび訪れ、職員派遣などを通じ支援を続けてきた。平成22年12月から昨年3月まで、国土交通省から出向した富岡町出身の広畑義久氏(現・同省官房審議官)が被災地支援担当の埼玉県副知事を務めていた。
・上田清司知事が埼玉県民に福島県への旅行を呼び掛け
・埼玉県庁の職員食堂で福島県産食材メニューを提供
・さいたま市の埼玉県物産観光館「そぴあ」で福島県産品を販売
・佐藤雄平知事の講演会を開き、福島県の魅力をアピール
( 2014/05/08 11:07 カテゴリー:主要 )