規制委、関電高浜原発の基準地震動認定 審査終了「2番手」へ
産経新聞 5月16日(金)19時21分配信
原子力規制委員会は16日、原発の再稼働に向けた安全審査で、関西電力高浜原発3、4号機(福井県)について、700ガルとする基準地震動(想定される最大の揺れ)を了承した。
審査の重要な課題となる地震動が了承されたのは、優先的に審査されている九州電力川内(せんだい)原発1、2号機(鹿児島県)に続き2カ所目。審査終了の2番手が高浜になる公算が大きくなった。
規制委の島崎邦彦委員長代理は「高浜はヤマを越えた」と放した。昨年7月に審査申請した高浜は、敷地周辺の3つの活断層の連動などを考慮した結果、申請当時に550ガルだった地震動を大幅に引き上げた。このため、関電は耐震設計をやり直し追加工事が必要となるため、年内の再稼働は難しくなる。一方、関電大飯原発3、4号機(福井県)は、この日の審査会合でも基準地震動が認められず、結論は持ち越された。
産経新聞 5月16日(金)19時21分配信
原子力規制委員会は16日、原発の再稼働に向けた安全審査で、関西電力高浜原発3、4号機(福井県)について、700ガルとする基準地震動(想定される最大の揺れ)を了承した。
審査の重要な課題となる地震動が了承されたのは、優先的に審査されている九州電力川内(せんだい)原発1、2号機(鹿児島県)に続き2カ所目。審査終了の2番手が高浜になる公算が大きくなった。
規制委の島崎邦彦委員長代理は「高浜はヤマを越えた」と放した。昨年7月に審査申請した高浜は、敷地周辺の3つの活断層の連動などを考慮した結果、申請当時に550ガルだった地震動を大幅に引き上げた。このため、関電は耐震設計をやり直し追加工事が必要となるため、年内の再稼働は難しくなる。一方、関電大飯原発3、4号機(福井県)は、この日の審査会合でも基準地震動が認められず、結論は持ち越された。