NHK
原発事故が起きた際甲状腺の被ばくを防ぐ「ヨウ素剤」が新潟県で1年以上配備されないままになっていた問題で、国は新潟県柏崎市でヨウ素剤の保管状況などについて調査を始めました。
ヨウ素剤は原発事故の際に服用すると甲状腺の被ばくを防ぐ効果があるとされ、国は、原発から30キロ圏内に住む人などが服用できる十分な数を確保しておく必要があるとしています。
ところが、新潟県がヨウ素剤の購入手続きを怠ったため、柏崎刈羽原子力発電所から30キロ圏内の地域で必要な130万錠余りが1年以上配備されないままになっていました。
事態を重く見た内閣府は原発から30キロ圏内などにある全国の合わせて24の道府県を対象に、ヨウ素剤が適切に配備されているかどうか調査を行っていて、新潟県でも13日から調査を始めました。
このうち柏崎刈羽原発からおよそ7キロ離れた柏崎市の施設には内閣府の原子力防災専門官が入り保管されている5000錠のヨウ素剤の状況や使用期限を確かめていました。
内閣府は今月中に全国の調査を終えることにしています。
新潟県医務薬事課の新井一仁参事は、「国にしっかりと確認をしてもらい、住民の信頼を取り戻したい」と話していました。
05月13日 11時54分
原発事故が起きた際甲状腺の被ばくを防ぐ「ヨウ素剤」が新潟県で1年以上配備されないままになっていた問題で、国は新潟県柏崎市でヨウ素剤の保管状況などについて調査を始めました。
ヨウ素剤は原発事故の際に服用すると甲状腺の被ばくを防ぐ効果があるとされ、国は、原発から30キロ圏内に住む人などが服用できる十分な数を確保しておく必要があるとしています。
ところが、新潟県がヨウ素剤の購入手続きを怠ったため、柏崎刈羽原子力発電所から30キロ圏内の地域で必要な130万錠余りが1年以上配備されないままになっていました。
事態を重く見た内閣府は原発から30キロ圏内などにある全国の合わせて24の道府県を対象に、ヨウ素剤が適切に配備されているかどうか調査を行っていて、新潟県でも13日から調査を始めました。
このうち柏崎刈羽原発からおよそ7キロ離れた柏崎市の施設には内閣府の原子力防災専門官が入り保管されている5000錠のヨウ素剤の状況や使用期限を確かめていました。
内閣府は今月中に全国の調査を終えることにしています。
新潟県医務薬事課の新井一仁参事は、「国にしっかりと確認をしてもらい、住民の信頼を取り戻したい」と話していました。
05月13日 11時54分