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沖縄のことあれこれ。

空き店舗改装 宿泊に 沖縄市パークアベニュー、ファンファーレ展開

2017-11-16 16:04:44 | ニュース

宿泊用の部屋に改装したヘアサロンを紹介するファンファーレジャパンの島袋武志社長(左端)と沖縄市センター商店街振興組合の浜比嘉進理事長(左から2人目)ら=13日、沖縄市のパークアベニュー

冊子の発行や映像制作を通した観光事業を展開するファンファーレジャパン(沖縄市、島袋武志社長)は、沖縄市のパークアベニューにある空き店舗をホテルの部屋に改装し、宿泊業を展開している。同社が運営する「トリップショットホテルズ・コザ」の稼働率は70%ほどで、現在の3部屋を5年以内に20部屋に増やす計画だ。外国人観光客の利用も多く、予約も好調という。島袋社長は「コザの雰囲気にこだわって、コザの魅力を伝えたい」と語る。

ファンファーレジャパンは2016年度から宿泊業に参入した。島袋社長は「観光客1千万人時代が来ると、確実に売れる商品が宿泊だ」と語る。

改装の際のこだわりは、店舗の良さを残してコザの魅力を伝えることだ。現在の3部屋はヘアサロンやバー、キャバレーを改装し、それぞれの面影を残している。ヘアサロンだった部屋には洗面台の跡、バーだった部屋には1980年代の壁画の一部が残る。

長年シャッターが下りていた店舗も、宿泊業を始めることで、家主に家賃収入が生まれた。今後は事業主も募り、部屋の増加を目指す。家主とファンファーレ社を仲介する沖縄市センター商店街振興組合の浜比嘉進理事長は「街の雰囲気を盛り上げたい。組合としても大歓迎で、もっと支援していく」と力を込める。宿泊事業には沖縄銀行からの助言を受けている。

“ホテル”のロビーはアベニューにある「プレイヤーズカフェ」が担い、鍵の受け渡しなどを行う。部屋は2人一室1万2千円からで、4人まで宿泊できる。


 

 

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最古の沖縄映画、復活 「執念の毒蛇」29年ぶり弁士付き 県立美術館10周年事業

2017-11-16 02:50:56 | ニュース

沖縄県立博物館・美術館の美術館10周年記念展「彷徨(ほうこう)の海」「邂逅(かいこう)の海」の関連催事「映像アーカイヴと沖縄(1)特別上映」が4日、那覇市の同館で開かれた。上映作品は「執念の毒蛇」(1932年、吉野二郎監督)と「吉屋チルー物語」(63年、金城哲夫監督)。フィルムを修復、デジタル化し本来の鮮明な映像がよみがえった。無声映画「執念―」は29年ぶりに弁士付きで上映し新たな命を吹き込んだ。

「執念の毒蛇」は現存する最も古い沖縄の劇映画。本部町出身のハワイ移民渡口政善が製作し、脚本と主演も務めた。粗筋はハワイ移民の大城政一がハンセン病になった妻君子を捨てて沖縄に帰る。君子は政一を捜し出して責めるが、殺されてしまう。政一とじゅりが寝ているところに君子の霊とハブが現れ、復讐(ふくしゅう)を果たす。

実話を基にしたとされているが、夫に殺された妻がたたる物語は逆立ち幽霊の怪談の影響も感じられる。女の執念が蛇となって現れるところは組踊「執心鐘入」の基となった道成寺伝説にも通じる。

88年には沖縄芝居役者の北村三郎が弁士を務めて琉球新報ホールで上映された。今回は北村の息子で役者の高宮城実人が弁士を務めた。弁士の台本は内務省の検閲に提出されたものが残っている。今回はそれに北村と高宮城が補作したものを用いた。高宮城が弁士に挑戦するのは初めて。講談や新派(明治30年代に確立した家庭悲劇、花柳物を主とする演劇)の調子を参考に演じ、昭和初期の沖縄へいざなった。

戦前は琉球の歌と三線による伴奏も付いていたという。今回は新垣雄(キーボード)、與那嶺理香(バイオリン)、平良大(歌三線・笛)、仲大千咲(箏・太鼓)が音楽を担当した。冒頭で平良がハワイ移民によって作られた「ホレホレ節」を歌い、幽霊が現れる場面では笛などの不穏な音色で盛り上げた。鑑賞した演劇評論家の与那覇晶子さんは「これほど辻の内部を撮った映像はほかにない。とても貴重だ。じゅりと客が互いに芸を見せる場だったこともよく捉えている」と評価した。

高宮城はじゅりたちのからじ(髪)結いにも注目する。例えば、古典舞踊「四つ竹」を踊るときは通常、「カムロ」という結い方にするが、映画の中のじゅりたちはそうしていない。また、「四つ竹」を踊る場面では大太鼓を連打する不自然な演奏をしているが、「普段太鼓を打っていない人にとりあえずやらせたのではないか」と指摘した。じゅりが「芳丸」という大和風の名前になっているのは渡口か県外出身の吉野監督の趣向とみられる。

「吉屋―」は金城がウルトラマンシリーズの脚本を手掛ける前に監督し、映像作家としての出発点となった。島正太郎、清村悦子ら往年のスターや今も現役で活躍する瀬名波孝子らの熱演に観客から感嘆の声が上がった。



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ナビ地図に地番表示 現在地正確、新システム 生活地図

2017-11-15 09:47:12 | ニュース

特許を取得したナビゲーションシステムをアピールする生活地図の西石垣見治社長=13日、浦添市

地図上の建物に地番を表示することで、自分が現在いる場所を分かりやすくした新しいナビゲーションシステムを地図メーカーの生活地図(浦添市、西石垣見治社長)が開発した。住所など明確な目的地が必要だった従来のシステムと違い、街中に掲示されている地番を「街中にある座標」として気軽に散策ができるようになるとし、同社は「散策観光が可能になり、観光の深化につながる。防災など幅広い分野に活用できる」と意義を語る。

新システムは衛星からの位置情報に加え、地図上に表示された地番と街中の建物や自動販売機に掲示された地番を人間が照らし合わせることで、現在地や向いている方向を正確に確認できるようになるのが特徴だ。

国土地理院の地図情報を基に開発し、2016年10月に特許を取得した。

緯度・経度といった座標のみで現在地を測定する従来のナビシステムは、建物に囲まれた十字路などでどの方向に進んでいるか分からなくなることがあり、数十メートル進んで間違ったことに気付くなど無駄が生じていた。衛星利用測位システム(GPS)にも精度面で誤差が生じ、入り組んだ道での利用に課題があった。

西石垣社長は従来のナビの利用方法が目的地へのルート検索などに限られていたと指摘する。その上で「観光では見知らぬ土地を散策しながら予期せぬ観光スポットや文化財を見つけるのも醍醐味(だいごみ)だ。特に外国人は散策するのが好きで、現在地を確認しながら歩くのに貢献できると思う」と期待した。

大規模災害時に道路の陥没や建物の倒壊で進めない道があった場合にも、新システムは残った建物や自動販売機などに張られた地番を基に現在地を確認しながら避難路を探索できる。観光地や避難所などさまざまな情報を地図上に載せることも可能となっている。


参加するだけで60万円相当のものが貰える。

 

 

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本部町瀬底島にリゾートホテル2棟 森トラストが発表 米ヒルトンが運営 2020、21年開業

2017-11-14 08:20:33 | ニュース

都市開発などを手掛ける森トラスト(東京、伊達美和子社長)は13日、本部町瀬底島でリゾートホテルを2棟開発する計画を発表した。

運営はいずれも米ヒルトングループで、ヒルトンの「ヒルトン沖縄瀬底リゾート」(仮称、約300室)が2020年に開業する。

もう一つは期間ごとに居室所有者を区分する「タイムシェア」タイプのリゾートホテル(132室)となり、ヒルトン・グランド・バケーションズ(HGV)が21年開業を予定している。


瀬底島で建設が予定される「ヒルトン瀬底リゾート」(仮称)のイメージ(森トラスト提供)

建設予定地は16年2月に森トラストが取得した瀬底島のビーチに面した約33万平方メートル。

別業者が高級ホテルの開発を進めていたが08年の金融危機が影響し、計画が中断していた。

森トラストは当時の建設途中のままの建物を解体した上で、敷地内の別の場所に2棟のリゾートホテルを整備する。

HGVの「タイムシェア」は1週間単位でリゾート所有権を販売するもので、アジアでの展開は初めて。


ヒルトン・グランド・バケーションズが手掛ける「タイムシェア」タイプのリゾートホテルのイメージ(森トラスト提供)

HGVのマーク・ワン社長兼最高経営責任者は13日の会見で、価格体系や期間については未定としつつ「ハワイとだいたい同じくらいと考えていただいてよろしいのではないか」と述べた。

森トラストは瀬底島のほか、伊良部島(宮古島市)や恩納村でもホテルの展開を計画しており、3カ所を合わせると千室規模となる。

伊達社長は短期から長期まで楽しめる滞在型リゾートの必要性に触れ「沖縄がアジアでナンバーワンのビーチリゾートとなるよう貢献していく」と語った。

【琉球新報電子版】

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沖縄工芸、銀座で人気じわり 三線体験が話題に、染織や泡盛も

2017-11-13 05:14:50 | ニュース

沖縄の工芸品の販売拡大を目指し、沖縄県物産公社(島袋芳敬社長)が2014年に東京・銀座に開設した琉球伝統工芸館「fuzo(宝蔵)」の集客が好調だ。開店4年目の本年度は来店客が6万人を突破する勢いだ。

取り扱う工芸品の売り上げも増え、三線教室を開くなど沖縄ならではの工芸品を体感する場としても機能を強め、沖縄文化を発信している。


講師から三線の演奏を学ぶ受講者ら=東京・銀座の宝蔵

 

宝蔵は沖縄各地で作られる染織物や三線、ガラス工芸品や陶器など約500品を扱う。首都圏で沖縄の工芸品を常設展示・販売する場を開設するため県の工芸・ファッション産業宣伝普及事業を活用し14年10月、東京・銀座のわしたショップ地下1階に開店した。

来店客は15年度以降、毎年5千人近い伸びを示す。17年度の売上高は前年比2・4%増の3335万5千円を見込むなど上昇が続き、他では買えない沖縄の工芸品がそろう店として認知度を高めている。

15年からは県三線製作事業協同組合の協力を得て三線教室を開設した。月に2回の開催でこれまでに200人の受講生を集めており、東京の真ん中で沖縄の伝統音楽を気軽に学べる環境が話題を呼んでいる。


 

他の店舗では1年に1挺(ちょう)売れればいいという三線が、同店ではこれまでに約160挺売れた。三線にほれ込み、1挺約50万円の高額商品が売れるなど関連商品も合わせて年間売り上げの上位を占める人気商品に浮上している。宝蔵の責任者を務める銀座わしたショップの渡久地政和副店長は「三線教室と三線販売をパッケージングすることで、客を呼び込む効果が期待できる」と語る。

受講生が沖縄文化にのめり込み、高額な染織物や、わしたショップで売っている泡盛も購入するなど沖縄関連商品を購入する循環も起きている。

渡久地副店長は「工芸品は歴史や生産者の思いも購入動機につながる商品で、生産者組合とコラボレーションしてのイベントが工芸品の販売拡大につながる。他の生産者組合にも店を有効活用してほしい」と呼び掛けた。

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希少な琉球黒檀三線はいかがですか?

沖縄の庭に定番の琉球黒檀ですが、これが三線にできる太さになるには70年から100年はかかるといわれてます。

実際、私の小さな庭にも樹齢45年の琉球黒檀がありますが、三線にはまだまだの太さです。

また、琉球黒檀といっても、八重山黒木のように樹の中央部の黒い部分がほとんどなく、いわゆる「シラタ」ばかりの棹となってしまうのがほとんどかと思います。

それでも、黒木は黒木、沖縄本島産は成長が遅い分、希少な材料としての価値をご理解ください。

 

 

 

 

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