とあるスナックで
コー
小林
コー
小林
コー
ママ
小林
コー
ママ
小林
コー
コー
<虚構の終焉>は、<謎解き 平成大不況>の結論をくわしく、理論的に、数式を使って説明しているんだな。
ところで<謎解き 平成大不況>のPー193にこう書いてある
これまでの経済理論では語られなかった現実
これまで数えきれないほどの経済学者が<経済成長はいかにして実現できるのか>を模索し、経済政策を研究してきましたが、明確な答えを導き出すことはできませんでした。 しかし、ここまで読み進まれたみなさんは、その答えがわかったのではないでしょうか。
そうです。経済成長の最大の条件は <信用創造> です。完全雇用に近い状態で2、3%の経済成長をしている国でも、<信用創造>によってお金の量を増やすことで、経済をより拡大させることが可能になります。
あまりに単純な答えなので、(それだけであるはずがない。どうもあやしい)と思う人もいるでしょう。私も、あらゆる国のあらゆる時期におけるデータで検証を行いました。また、統計学上の検証も行っています(検証方法等の詳細は本書と同時発売の私の本<虚構の終焉>でしめしています)。その結論が、<信用創造の量>でした。これまで分厚い経済学理論の本を何冊も読み、勉強と研究を重ねてきたエコノミストの方はとくに、この単純な答えは信じたくないかもしれません。しかし、これでさまざまな経済の現実が説明できるのです。
信用創造のお金が<生産を高める>ほうにむかうことが重要
信用創造によってお金の量を増やせば経済成長ができる、というと、(単に銀行がジャブジャブ融資をすれば努力しないでも成長できるのか)という印象を持つかもしれません。しかし、これまで見てきたように、<信用創造>によるお金が、より多く不動産など資産部門の取引に向かえば、資産インフレだけを引き起こします。それがバブルになると、遅かれ早かれそのバブルは崩壊し、銀行は不良債権の山を抱えてしまいます。そうなると、否応なしに<信用創造>を縮小せざるを得ません。したがって、これでは、持続的な経済成長にはなりません。
また、<信用創造>のお金が、生産を高めることにならない消費などに多く向かってしまうと、物価上昇だけを引き起こし、実質的な所得は増加しないことになります。これでは名目上は経済成長しているようでも、実質的に国民の豊かさが向上したことにはなりません。
とくに不況だという状態ではなく、ある程度の経済成長をしている国が実質的に所得をより向上させるためには、<信用創造>によるお金が、生産を高める<投資>に多く使われる必要があります。<信用創造>によるお金の量の増加と、先行投資の結果もたらされた生産の向上が同程度であれば、物価は上昇せずに実質GDPが拡大することになります。つまり、<インフレなき経済成長>です。
その<インフレなき経済成長>を達成する方法は、単純ではあるものの、簡単に実行できるわけではありません。まず、<信用創造>のお金が生産を高める方向に向かうよう、政府による賢明かつ適切な介入が必要です。繰り返し述べてきたように、お金を<貸す><借りる>の信用創造の市場、不均衡の市場であり、貸す側が借り手を選別するという割り当てがおこなわれます。国全体の経済を考えるならば、やはり政府による介入は不可欠です。
ところで<謎解き 平成大不況>のPー193にこう書いてある
これまでの経済理論では語られなかった現実
これまで数えきれないほどの経済学者が<経済成長はいかにして実現できるのか>を模索し、経済政策を研究してきましたが、明確な答えを導き出すことはできませんでした。 しかし、ここまで読み進まれたみなさんは、その答えがわかったのではないでしょうか。
そうです。経済成長の最大の条件は <信用創造> です。完全雇用に近い状態で2、3%の経済成長をしている国でも、<信用創造>によってお金の量を増やすことで、経済をより拡大させることが可能になります。
あまりに単純な答えなので、(それだけであるはずがない。どうもあやしい)と思う人もいるでしょう。私も、あらゆる国のあらゆる時期におけるデータで検証を行いました。また、統計学上の検証も行っています(検証方法等の詳細は本書と同時発売の私の本<虚構の終焉>でしめしています)。その結論が、<信用創造の量>でした。これまで分厚い経済学理論の本を何冊も読み、勉強と研究を重ねてきたエコノミストの方はとくに、この単純な答えは信じたくないかもしれません。しかし、これでさまざまな経済の現実が説明できるのです。
信用創造のお金が<生産を高める>ほうにむかうことが重要
信用創造によってお金の量を増やせば経済成長ができる、というと、(単に銀行がジャブジャブ融資をすれば努力しないでも成長できるのか)という印象を持つかもしれません。しかし、これまで見てきたように、<信用創造>によるお金が、より多く不動産など資産部門の取引に向かえば、資産インフレだけを引き起こします。それがバブルになると、遅かれ早かれそのバブルは崩壊し、銀行は不良債権の山を抱えてしまいます。そうなると、否応なしに<信用創造>を縮小せざるを得ません。したがって、これでは、持続的な経済成長にはなりません。
また、<信用創造>のお金が、生産を高めることにならない消費などに多く向かってしまうと、物価上昇だけを引き起こし、実質的な所得は増加しないことになります。これでは名目上は経済成長しているようでも、実質的に国民の豊かさが向上したことにはなりません。
とくに不況だという状態ではなく、ある程度の経済成長をしている国が実質的に所得をより向上させるためには、<信用創造>によるお金が、生産を高める<投資>に多く使われる必要があります。<信用創造>によるお金の量の増加と、先行投資の結果もたらされた生産の向上が同程度であれば、物価は上昇せずに実質GDPが拡大することになります。つまり、<インフレなき経済成長>です。
その<インフレなき経済成長>を達成する方法は、単純ではあるものの、簡単に実行できるわけではありません。まず、<信用創造>のお金が生産を高める方向に向かうよう、政府による賢明かつ適切な介入が必要です。繰り返し述べてきたように、お金を<貸す><借りる>の信用創造の市場、不均衡の市場であり、貸す側が借り手を選別するという割り当てがおこなわれます。国全体の経済を考えるならば、やはり政府による介入は不可欠です。
小林
この、<信用創造のお金が生産を高めるほうに向かう>という事が、やはり難しいということでしょうね。
コー
俺もそう思うな。かつての日本の資産バブル、アメリカの住宅バブル、最近の中国のバブル、みんなはじけ崩壊してしまったからね。
だから、まず政府が国債を発行して、それを民間の人や会社ではなく、銀行が買いそれを日銀が買い取って、政府はそのお金で<将来、生産を高める>事業に投資する。たとえば超先端科学事業などに。ちょとやそっとで真似のできない技術に、そして将来かならず必要な技術に。たとえばこちらなんかに。
だから、まず政府が国債を発行して、それを民間の人や会社ではなく、銀行が買いそれを日銀が買い取って、政府はそのお金で<将来、生産を高める>事業に投資する。たとえば超先端科学事業などに。ちょとやそっとで真似のできない技術に、そして将来かならず必要な技術に。たとえばこちらなんかに。
小林
でもコーさん、なぜ国債を民間ではなく、銀行がしかもその国債を日銀が買うんですか。
コー
小林君、もうそろそろ<信用創造>の仕組みが分かってもいい頃だと思うよ。銀行しか無からお金を増やせないんだよ。世の中にお金の量を増やすことができないんだよ。そしてそれを日銀が買い取るということは、もちろん帳簿上に(当座預金)に数字を書き込むだけでそれができるわけで、それで政府は、発行した国債を返す(償還)必要がなくなるわけだ。日銀が政府に買い取ってくださいということがなければね。
ママ
えー、それってパチンコ屋の景品交換所の仕組みみたい。
小林
ママ、上手いこというね。
コー
それは、そもそも政府がお金を発行できないからなんだな。でも硬貨(百円や十円など)は日銀でなく政府が発行しているわけだから、憲法(法律)上できるはずだというのが、この人たち(丹羽春喜)の意見だと思う。
ママ
いやー、最近の天野君、ここで見れるわね、あいかわらず二枚目ね。がんばっているのね、がんばって、天野くーん。
小林
ーーーーーー。
コー