とあるスナックで
コー
この本の目次をみてみよう、7冊分を。
[Ⅰ]・・南京大虐殺と原子爆弾
[Ⅱ]・・ポツダム宣言と天皇人間宣言
[Ⅲ]・・満州事変ー泥沼のはじまり
[Ⅳ]・・二・二六(2.26)事件と天皇の裏切り
[Ⅴ]・・東条英機と真珠湾への道
[Ⅵ]・・世界最終戦の勝利と敗北
[Ⅶ]・・帝国の没落と東京軍事裁判
小林
コーさんはこの一冊目を読んだんですよね。やっぱり南京大虐殺はあったんでしょうね。一体何人ぐらいの人が犠牲になったんでしょう。
コー
p-64にはこう書かれている。
・・・・。
1937年に松井の率いる軍隊は、目ざましくも野獣的な四か月の戦闘のうちに、上海港から揚子江の峡谷を百七十マイル攻め上がって南京を占領し、不気味に亢進するテロルの六週間、南京を蹂躙した。十万から二十万の中国人が処刑された。少なくとも五千人の婦人、少女、女児が、殺される前に強姦された。市内のすべての価値ある財物が略奪され、それは多くのアメリカ人に初めて、防共協定を結んでドイツ側に立った支配体制が極悪のものであることを、確信させたのである。
熱海の上の傾斜地に、半分揚子江の、半分国産の粘土で建てられた慈悲の女神は、すでに1938年に、南京に対して犯された日本の国民的罪業の確認のために建てられたものであった。一世代後、合衆国との間にさらに幾多の残虐と戦争が犯された後に、絞首にされた七名のための標柱が、観音像の背後に秘かに付け加えられた。・・・・。
小林
いつから日本の軍人はこんなことをするようになったんでしょうね、無抵抗の人間、女、子供を強姦して殺すようなことを。
日清、日露戦争の時もこうだったんでしょうか。
コー
うーん、どうだったんだろう?