(01)
「先程(令和02年04月05日)の記事」で、
(ⅰ)
3 (4) ~{~象a∨∃y(鼻ya&長y)&∀z(~鼻za→~長z) 3含意の定義
3 (5) 象a&~∃y(鼻ya&長y)∨~∀z(~鼻za→~長z) 3ド・モルガンの法則
(ⅱ)
2 (カ) 象a&~∃y(鼻ya&長y)∨~∀z(~鼻za→~長z) 3オ&I
2 (キ) ~{~象a∨∃y(鼻ya&長y)&∀z(~鼻za→~長z)} カ、ド・モルガンの法則
といふ風に、書いたものの、このことは、
P=象a
Q=∃y( 鼻ya& 長y)
R=∀z(~鼻za→~長z)
であるとして、
① ~(~P∨ Q& R)
② P&~Q∨~R
に於いて、
①=② も含めて、「ド・モルガンの法則」であるといふ風に、私は、言ってゐる。
然るに、
(02)
「ウィキペディア」等で調べても、
① ~(~P∨ Q& R)
② P&~Q∨~R
に於ける、
①=② 等も含めて、「ド・モルガンの法則」であるとは、書かれてゐない。
然るに、
(03)
(ⅰ)
1 (1)~(~P∨ Q& R) A
2 (2) ~P A
2 (3) ~P∨ Q& R 2∨I
12 (4)~(~P∨ Q& R)&
(~P∨ Q& R) 13&I
1 (5) ~~P 24RAA
1 (6) P 5DN
7 (7) Q& R A
7 (8) ~P∨ Q& R 7∨I
1 7 (9)~(~P∨ Q& R)&
(~P∨ Q& R) 18&I
1 (ア) ~(Q& R) 79RAA
イ (イ) ~(~Q∨~R) A
ウ (ウ) ~Q A
ウ (エ) ~Q∨~R ウ∨I
イウ (オ) ~(~Q∨~R)&
(~Q∨~R) イエ&I
イ (カ) ~~Q ウRAA
イ (キ) Q カDN
ク(ク) ~R A
ク(ケ) ~Q∨~R ク∨I
イ ク(コ) ~(~Q∨~R)&
(~Q∨~R) イケ&I
イ (サ) ~~R クコRAA
イ (シ) R サDN
イ (ス) Q& R キシ&I
1 イ (セ) ~(Q& R)&
(Q& R) アス&I
1 (ソ) ~~(~Q∨~R) イセRAA
1 (タ) ~Q∨~R ソDN
1 (チ) P&~Q∨~R 6タ&I
(ⅱ)
1 (1) P&~Q∨~R A
2 (2) ~P∨ Q& R A
2 (3) P→ Q& R 2含意の定義
1 (4) P 1&E
12 (5) Q& R 34MPP
1 (6) ~Q∨~R 1&E
7 (7) ~Q A
12 (8) Q 5&E
127 (9) ~Q&Q 78&I
1 7 (ア)~(~P∨ Q& R) 29RAA
イ (イ) ~R A
12 (ウ) R 5&E
12 イ (エ) ~R&R イウ&I
1 イ (オ)~(~P∨ Q& R) 2エRAA
1 (カ)~(~P∨ Q& R) 67アイオ∨E
従って、
(03)により、
(04)
いづれにせよ、
① ~(~P∨ Q& R)
② P&~Q∨~R
に於いて、
①=② である。
従って、
(01)~(04)により、
(05)
これからも、ブログの中では、
① ~(~P∨ Q& R)
② P&~Q∨~R
に於ける、
①=② 等も含めて、「ド・モルガンの法則」といふ風に、呼ぶことにする。
(01)
これまでも、何度も書いて来た通り、「結論」として、
① 象は鼻が長い。⇔
① 象は鼻は長く、鼻以外は長くない。⇔
① ∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}⇔
① すべてのxについて{xが象ならば、あるyはxの鼻であって、長く、すべてのzについて、zがxの鼻でないならば、zは長くない。}
といふ「等式」が、成立する。
従って、
(01)により、
(02)
① 象は鼻が長い。の「否定」は、
② ~∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}
である。
然るに、
(03)
(ⅱ)
1 (1)~∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)} A
1 (2)∃x~{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)} 1量化子の関係
3 (3) ~{象a→∃y(鼻ya&長y)&∀z(~鼻za→~長z)} A
3 (4) ~{~象a∨∃y(鼻ya&長y)&∀z(~鼻za→~長z) 3含意の定義
3 (5) 象a&~∃y(鼻ya&長y)∨~∀z(~鼻za→~長z) 3ド・モルガンの法則
3 (6) 象a 5&E
3 (7) ~∃y(鼻ya&長y)∨~∀z(~鼻za→~長z) 5&E
8 (8) ~∀z(~鼻za→~長z) A
8 (9) ∃z~(~鼻za→~長z) 8量化子の関係
ア (ア) ~(~鼻ba→~長b) A
ア (イ) ~( 鼻ba∨~長b) ア、含意の定義
ア (ウ) ~鼻ba& 長b イ、ド・モルガンの法則
ア (エ) ∃z(~鼻za& 長z) ウEI
8 (オ) ∃z(~鼻za& 長z) 9アエEE
8 (カ) ~∃y(鼻ya&長y)∨∃z(~鼻za& 長z) オ∨I
キ(キ) ~∃y(鼻ya&長y) A
キ(ク) ~∃y(鼻ya&長y)∨∃z(~鼻za& 長z) キ∨I
3 (ケ) ~∃y(鼻ya&長y)∨∃z(~鼻za& 長z) 78カキクEE
3 (コ) 象a&~∃y(鼻ya&長y)∨∃z(~鼻za& 長z) 6ケ&I
3 (サ)∃x{象x&~∃y(鼻yx&長y)∨∃z(~鼻zx& 長z) コEI
1 (シ)∃x{象x&~∃y(鼻yx&長y)∨∃z(~鼻zx& 長z) 23サEE
(ⅲ)
1 (1) ∃x{象x&~∃y(鼻yx&長y)∨∃z(~鼻zx& 長z) A
2 (2) 象a&~∃y(鼻ya&長y)∨∃z(~鼻za& 長z) A
2 (3) 象a 2&E
2 (4) ~∃y(鼻ya&長y)∨∃z(~鼻za& 長z) 2&E
5 (5) ∃z(~鼻za& 長z) A
6 (6) ~鼻ba& 長b A
6 (7) ~(鼻ba∨~長b) 6ド・モルガンの法則
6 (8) ~(~鼻ba→~長b) 7含意の定義
6 (9) ∃z~(~鼻za→~長z) 8EI
5 (ア) ∃z~(~鼻za→~長z) 569EE
5 (イ) ~∃y(鼻ya&長y)∨∃z~(~鼻za→~長z) ア∨I
ウ(ウ) ~∃y(鼻ya&長y) A
ウ(エ) ~∃y(鼻ya&長y)∨∃z~(~鼻za→~長z) ウ∨I
2 (オ) ~∃y(鼻ya&長y)∨∃z~(~鼻za→~長z) 45イウエ∨I
2 (カ) 象a&~∃y(鼻ya&長y)∨~∀z(~鼻za→~長z) 3オ&I
2 (キ) ~{~象a∨∃y(鼻ya&長y)&∀z(~鼻za→~長z)} カ、ド・モルガンの法則
2 (ク) ~{象a→∃y(鼻ya&長y)&∀z(~鼻za→~長z)} キ含意の定義
2 (ケ)∃x~{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)} クEI
1 (コ)∃x~{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)} 12ケEE
1 (サ)~∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)} コ量化子の関係
従って、
(03)により、
(04)
② ~∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}
③ ∃x{象x&~∃y(鼻yx&長y)∨∃z(~鼻zx& 長z)}
に於いて、
②=③ である。
従って、
(02)(04)により、
(05)
① 象は鼻が長い。の「否定」は、
② ~∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}
③ ∃x{象x&~∃y(鼻yx&長y)∨∃z(~鼻zx& 長z)}
である。
然るに、
(06)
③ ∃x{象x&~∃y(鼻yx&長y)∨∃z(~鼻zx& 長z)}
といふ「論理式」は、
③ 長い鼻を持たないか、または、鼻以外が長いか、または、長い鼻を持たないで、尚且つ、鼻以外が長い、象が存在する。
といふ、「意味」である。
従って、
(01)~(06)により、
(07)
③ 鼻が長くないか、鼻以外が長いか、または、鼻が長くなくて、鼻以外が長い、象が存在する。
ならば、
① 象は鼻が長い。
といふ「命題」の否定は、「偽(ウソ)」になる。
従って、
(07)により、
(08)
③ 鼻が長くないか、鼻以外が長いか、または、鼻が長くなくて、鼻以外が長い、象が存在しない。
のであれば、
① 象は鼻が長い。
といふ「命題」は、「真(本当)」になる。
然るに、
(09)
③ 兎は耳が長い。⇔
③ 兎は耳は長く、耳以外は長くない。
従って、
(08)(09)により、
(10)
③ 兎 に関しては、
③ 鼻が長くないか、鼻以外が長いか、または、鼻が長くなくて、鼻以外が長い。
といふ「命題」は、「真(本当)」である。
従って、
(08)(09)(10)により、
(11)
③ 兎は、象ではない。