―「昨日(令和02年09月07日)の記事」を書き直します。―
(01)
(ⅰ)
1 (1) P→ Q A
2(2) P&~Q A
2(3) P 1&E
12(4) Q 13MPP
2(5) ~Q 2&E
12(6) Q&~Q 45&I
1 (7)~(P&~Q) 26RAA
(ⅱ)
1 (1)~(P&~Q) A
2 (2) P A
3(3) ~Q A
23(4) P&~Q 23&I
123(5)~(P&~Q)&
(P&~Q) 14&I
12 (6) ~~Q 3RAA
12 (7) Q 6DN
1 (8) P→ Q 27CP
従って、
(01)により、
(02)
① P→ Q
② ~(P&~Q)
に於いて、
①=② である。
然るに、
(03)
(ⅱ)
1 (1) ~( P&~Q) A
2 (2) ~(~P∨ Q) A
3 (3) ~P A
3 (4) ~P∨ Q 3∨I
23 (5) ~(~P∨ Q)&
(~P∨ Q) 24&I
2 (6) ~~P 35RAA
2 (7) P 6DN
8(8) Q A
8(9) ~P∨ Q 8∨I
2 8(ア) ~(~P∨ Q)&
(~P∨ Q) 29&I
2 (イ) ~Q 8アRAA
2 (ウ) P&~Q 7イ&I
12 (エ) ~( P&~Q)&
( P&~Q) 1ウ&I
1 (オ)~~(~P∨ Q) 2エRAA
1 (カ) (~P∨ Q) オDN
(ⅲ)
1 (1) ~P∨ Q A
2 (2) P&~Q A
3 (4) ~P A
2 (5) P 2&E
23 (6) ~P&P 45&I
3 (7) ~(P&~Q) 26RAA
8(8) Q A
2 (9) ~Q 2&E
2 8(ア) Q&~Q 89&I
8(イ) ~(P&~Q) 2アRAA
1 (ウ) ~(P&~Q 1378イRAA
12 (エ) (P&~Q)&
~(P&~Q) 2ウ&I
1 (オ) ~(P&~Q) 2エRAA
従って、
(03)により、
(04)
② ~(P&~Q)
③ ~P∨ Q
に於いて、
②=③ である。
従って、
(02)(04)により、
(05)
① P→ Q
② ~(P&~Q)
③ ~P∨ Q
に於いて、
①=②=③ であるものの、
①=② を、「含意の定義(Ⅰ)」とし、
① = ③ を、「含意の定義(Ⅱ)」とし、
②=③ を、「ド・モルガンの法則」とする。
然るに、
(06)
―「パースの法則」の「証明」―
(ⅳ)
1 (1) (P→Q)→P A
2 (2) ~P∨Q A
2 (3) P→Q 2含意の定義
12 (4) P 13MPP
1 (5) (~P∨Q)→P 24CP
1 (6)~(~P∨Q)∨P 5含意の定義
7 (7)~(~P∨Q) A
7 (8) P&~Q 7ド・モルガンの法則
7 (9) P 8&E
ア(ア) P A
1 (イ) P 679アア∨E
(ウ)((P→Q)→P)→P 1イCP
従って、
(06)により、
(07)
④((P→Q)→P)→P
といふ「論理式(パースの法則)」は、「恒真式(トートロジー)」である。
然るに、
(08)
(ⅳ)
1(1) ((P→ Q)→ P)→P A
1(2) ((~P∨ Q)→ P)→P 1含意の定義(Ⅱ)
1(3)~((~P∨ Q)&~P)→P 1含意の定義(Ⅰ)
1(4)(~(~P∨ Q)∨ P)→P 3ド・モルガンの法則
1(5) ((P&~Q)∨ P)→P 4ド・モルガンの法則
(ⅴ)
1(1) ((P&~Q)∨ P)→P A1
1(2)(~(~P∨ Q)∨ P)→P 1ド・モルガンの法則
1(3)~((~P∨ Q)&~P)→P 2ド・モルガンの法則
1(4) ((~P∨ Q)→ P)→P 3含意の定義(Ⅰ)
1(5) ((P→ Q)→ P)→P 4含意の定義(Ⅱ)
従って、
(08)により、
(09)
④((P→ Q)→P)→P
⑤((P&~Q)∨P)→P
に於いて、
④=⑤ である。
然るに、
(10)
(ⅳ)
1 (1) ( P→Q)→P A
1 (2)~( P→Q)∨P 1含意の定義(Ⅱ)
3 (3)~( P→Q) A
3 (4)~(~P∨Q) 3含意の定義(Ⅱ)
3 (5) (P&~Q) 4ド・モルガンの法則
3 (6) (P&~Q)∨P 5∨I
7(7) P A
7(8) (P&~Q)∨P 7∨I
(ⅴ)
1 (1) (P&~Q)∨P A
2 (2) (P&~Q) A
2 (3) P 2&E
2 (4)~( P→Q)∨P 3∨I
5(5) P A
5(6)~( P→Q)∨P 5∨I
1 (7)~( P→Q)∨P 12456∨E
1 (8) ( P→Q)→P 7含意の定義(Ⅱ)
従って、
(10)により、
(11)
④((P→ Q)→P)→P
⑤((P&~Q)∨P)→P
に於ける、
④ (P→ Q)→P)
⑤ (P&~Q)∨P)
に於いて、
④=⑤ である。
然るに、
従って、
(07)(11)により、
(12)
④((P→ Q)→P)→P
⑤((P&~Q)∨P)→P
に於いて、
⑤ は「恒真式(トートロジー)」である。
然るに、
(13)
(ⅴ)
1 (1) (P&~Q)∨P A
2 (2) (P&~Q) A
2 (3) P 2&E
4(4) P A
1 (5) P 12344∨E
(6)((P&~Q)∨P)→P 15CP
従って、
(13)により、
(14)
⑤((P&~Q)∨P)→P
といふ「論理式」は、実際に、「恒真式(トートロジー)」である。
従って、
(07)(11)(13)(14)により、
(15)
④((P→ Q)→P)→P
⑤((P&~Q)∨P)→P
といふ「論理式」は、「両方」とも、「恒真式(トートロジー)」であって、尚且つ、
④=⑤ である。
従って、
(01)~(15)により、
(16)
① P→ Q
② ~(P&~Q)
③ ~P∨ Q
に於いて、
①=②=③ であるが故に、
④((P→ Q)→P)→P
⑤((P&~Q)∨P)→P
といふ「論理式」は、「両方」とも、「恒真式(トートロジー)」であって、尚且つ、
④=⑤ である。
従って、
(16)により、
(17)
「日本語」で言ふならば、
① Pであるならば、Qである。
②(Pであって、Qでない)といふことはない。
③ Pでないか、または、Qであるか、または、その両方である。
に於いて、
①=②=③ であるが故に、
④((Pであるならば、Qである)ならば、Pである)ならば、Pである。
⑤((Pであって、Qでないか)、または、Pであるか、または、その両方である)ならば、いづれにせよ、Pである。
といふ「日本語」は、「両方」とも、「恒に真である」。
然るに、
(18)
④((日本人であるならば、女性である)ならば、日本人である)ならば、日本人である。
⑤((日本人であって、女性でないか)、または、日本人であるか、または、その両方である)ならば、いづれにせよ、日本人である。
に於いて、
④ は、「明らかに、ヲカシク」、
⑤ は、「明らかに、正しい」。
然るに、
(19)
④((日本人であるならば、女性である)ならば、日本人である)ならば、日本人である。
⑤((日本人であって、女性でないか)、または、日本人であるか、または、その両方である)ならば、いづれにせよ、日本人である。
ではなく、
④((日本人であるならば、男性である)ならば、日本人である)ならば、日本人である。
⑤((日本人であって、男性でないか)、または、日本人であるか、または、その両方である)ならば、いづれにせよ、日本人である。
であったとしても、
④ は、「明らかに、ヲカシク」、
⑤ は、「明らかに、正しい」。
然るに、
(18)(19)により、
(20)
⑤((日本人であって、女性でないか)、または、日本人であるか、または、その両方である)ならば、いづれにせよ、日本人である。
⑤((日本人であって、男性でないか)、または、日本人であるか、または、その両方である)ならば、いづれにせよ、日本人である。
に於いて、「両方とも」、「明らかに、正しい」といふことは、
⑤((P&~Q)∨P)→P
に於ける、
⑤ ~Q
は、「真」であっても、「偽」であっても、「どちらでも良い」。
といふことを、「意味」してゐる。
従って、
(17)~(20)により、
(21)
④((日本人であるならば、女性である)ならば、日本人である)ならば、日本人である。
⑤((日本人であって、女性でないか)、または、日本人であるか、または、その両方である)ならば、いづれにせよ、日本人である。
に於いて、
④ は、「明らかに、ヲカシク」、
⑤ は、「明らかに、正しい」。
といふことは、
④((P→ Q)→P)→P
⑤((P&~Q)∨P)→P
に於ける、
④ ~Q
⑤ ~Q
は、「真」であっても、「偽」であっても、「どちらでも良い」。
といふことが、
④ からは、「分かり難く」、
⑤ からは、「分かり易い」。
といふことを、「意味」してゐる。