(01)
「記号」で書くと、
① A⇔B
②(A→B)&(B→A)
に於いて、
①=② である。 然るに、
(02)
(ⅱ)
1 (1)(A→B)&(B→A) A
1 (2) A→B 1&E
1 (3) B→A 1&E
4 (4) ~A A
5(5) B A
1 5(6) A 35MPP
145(7) ~A&A 46&I
14 (8) ~B 57RAA
1 (9) ~A→~B 48CP
1 (ア)(A→B)&(~A→~B) 29&I
(ⅲ)
1 (1)(A→B)&(~A→~B) A
1 (2) A→B 1&E
1 (3) ~A→~B 1&E
4 (4) B A
5(5) ~A A
1 5(6) ~B 35MPP
145(7) B&~B 46&I
14 (8) ~~A 57RAA
14 (9) A 8DN
1 (ア) B→A 49CP
1 (イ) (A→B)&(B→A) 2ア&I
従って、
(02)により、
(03)
②(A→B)&( B→ A)
③(A→B)&(~A→~B)
に於いて、
②=③ である。
従って、
(01)(02)(03)により、
(04)
「記号」で書くと、
① A⇔B
②(A→B)&( B→ A)
③(A→B)&(~A→~B)
に於いて、
①=②=③ である。 従って、
(04)により、
(05)
「日本語」でいふと、
① Aならば、そのときに限って、Bである。
②(AならばBであり、)尚且つ、(BならばAである。)
③(AならばBであり、)尚且つ、(A以外ならばBでない。)
に於いて、
①=②=③ である。
従って、
(05)により、
(06)
① AだけがBである。
② AはBであり、BはAである。
③ AはBであり、A以外はBでない。
に於いて、
①=②=③ である。
従って、
(06)により、
(07)
① 私だけが理事長である。
② 私は理事長であり、理事長は私である。
③ 私は理事長であり、私以外は理事長でない。
に於いて、
①=②=③ である。
然るに、
(08)
よく知られているように、「私が理事長です」は語順を変え、
理事長は、私です。
と直して初めて主辞賓辞が適用されのである。また、かりに大倉氏が、
タゴール記念会は、私が理事長です。
と言ったとすれば、これは主辞「タゴール記念会」を品評するという心持ちの文である。
(三上章、日本語の論理、1963年、40・41頁)
従って、
(07)(08)により、
(09)
① 私が理事長である。
と言へば、
① 私だけが理事長である。
と言はなくとも、それだけで、
① 私だけが理事長である。⇔
② 私は理事長であり、理事長は私である。⇔
③ 私は理事長であり、私以外は理事長でない。
といふ「意味」になる。
従って、
(09)により、
(10)
① 象がゐる。
と言へば、
① 象だけがゐる。⇔
② 象はゐるが、象以外はゐない。
といふ「意味」になる。
然るに、
(11)
② 象はゐるが、象以外はゐない。
といふのであれば、
②(今、目の前に)一頭以上の象がゐる。
といふことに、ならざるを得ない。
然るに、
(12)
②(今、目の前には)、「象の他」に、「ミミズが三匹」ゐるかも知れないため、
②(今、目の前に)一頭以上の象がゐる。
といふ「命題」は、厳密に言へば、「偽」である場合の方が、「多い」と、せざるを得ない。
然るに、
(13)
② 心不在焉、視而不見=
② 心不在於是、視而不見=
② 心不[在〔於(是)〕]、視而不(見)⇒
② 心[〔(是)於〕在]不、視而(見)不=
② 心[〔(ここ)に〕在ら]不れば、視れども(見え)ず=
② 注意が、そこに向いてゐないのであれば、目の前にあっても、見えてはゐない。
従って、
(10)~(13)により、
(14)
②(今、目の前には)、「象の他」に、「ミミズが三匹」ゐたとしても、
② 注意が、そこに向いてゐないのであれば、目の前にゐたとしても、見えてはゐないが故に、
① 象がゐる。
と言へば、
② 象はゐるが、象以外はゐない。⇔
②(今、目の前に)一頭以上の象がゐる。
といふ「意味」になる。
従って、
(14)により、
(15)
① マンモスがゐる。
と言へば、
② マンモスはゐるが、マンモス以外はゐない。⇔
②(今、目の前に)一頭以上のマンモスがゐる。
といふ「意味」になる。
従って、
(16)
②(今、目の前に)一頭以上のマンモスがゐる。
といふ「意味」ではなく、
③(今でも、何処かに)一頭以上のマンモスがゐる。
といふ風に、言ひたいのであれば、すなはち、
③ マンモス(といふ種)はまだ、絶滅してゐない。
といふ風に、言ひたいのであれば、
② マンモスがゐる。
とは言はずに、
③ マンモスはゐる。
といふ風に、言はざるを、得ない。
従って、
(16)により、
(17)
② マンモスがゐる。
③ マンモスはゐる。
に於いて、
② は「個体」としても「マンモス」の「存在」を述べてゐて、
③ は「集合」としての「マンモス」の「存在」を述べてゐる。
従って、
(17)により、
(18)
② マンモスが・・・・・。
と言はずに、
③ マンモスは・・・・・。
と言ふ場合は、「普通」は、
③ マンモス(英語: mammoth)は哺乳綱長鼻目ゾウ科マンモス属 (Mammuthus) に属する種の総称である(ウィキペディア)。
といふ場合がさうであるやうに、
③ マンモスといふ「種」としての、マンモスであって、
②「個体」としての、マンモスではない。
然るに、
(19)
「三上文法」によると、
③「マンモスは」哺乳綱長鼻目ゾウ科マンモス属に属する種の総称である。
に於ける、
③「マンモスは」は、「主題」であるとされ、
②「マンモスが」哺乳綱長鼻目ゾウ科マンモス属に属する種の総称である。
に於ける、
②「マンモスが」は、「(主格としての)補語」である。
然るに、
(09)(10)(11)により、
(20)
もう一度、確認すると、
① 象がゐる。
と言へば、
① 象だけがゐる。⇔
② 象はゐるが、象以外はゐない。
といふ「意味」になり、
② 象はゐるが、象以外はゐない。
といふのであれば、
②(今、目の前に)一頭以上の象がゐる。
といふことに、ならざるを得ない。
従って、
(20)により、
(21)
② 象がゐる=(今、目の前に)象がゐる。
といふ風に、誰か言ってから、「千数百数十数年」が「経過」したとすれば、
② 象がゐた=(昔々、ある所に)象がゐた。
といふ、ことになる。
従って、
(21)により、
(22)
② 象がゐる=(今、目の前に)象がゐる。
といふことからすれば、)
②(昔々、ある所に)象がゐました。
であって、
③(昔々、ある所に)象はゐました。
ではない。
といふことは、「当然」である。
―「一昨日の記事(令和02年11月23日)」を書き直します。―
(01)
アジア象のメスは牙を持たないこともあります。
(アフリカ旅行の道祖神ブログ)
(02)
マンモス(英語: mammoth)は哺乳綱長鼻目象科マンモス属 (Mammuthus) に属する種の総称である。現在は全種が絶滅している。
現生の象の類縁だが、直接の祖先ではない。約400万年前から1万年前頃(絶滅時期は諸説ある)までの期間に生息していた。巨大な牙が特徴で、種類によっては牙の長さが5.2メートルに達することもある(ウィキペディア)。
従って、
(01)(02)により、
(03)
以下では、「鼻に加へて、牙も長いマンモスは、象ではなく、象の牙は長くない。」とする。
従って、
(03)により、
(04)
① 象は、 鼻は長く、 鼻以外は長くない。
② カバは、 鼻は長くなく、鼻以外も長くない。
③ マンモスは、鼻は長く、 鼻以外(牙は、5.2メートルに達する)も長い。
従って、
(04)により、
(05)
①{象、カバ、マンモス}
を{変域(ドメイン)}とすると、
① 象だけが、鼻だけが長い。
従って、
(05)により、
(06)
①{象、カバ、マンモス}
ではなく、
②{象、カバ、マンモス、レック、レーナ}
を{変域(ドメイン)}とすると、
② 象だけが、鼻だけが長い。
かどうかは、「不明」である。
然るに、
(07)
② レックは、「一頭のカバ」の 「固有名詞」であって、
③ レーナは、「一頭のマンモス」の「固有名詞」である。
と、するならば、
①{象、カバ、マンモス}
といふ{変域(ドメイン)}だけでなく、
②{象、カバ、マンモス、レック、レーナ}
といふ{変域(ドメイン)}に於いても、
② 象だけが、鼻だけが長い。
といふ「命題」は、「真」である。
従って、
(04)~(07)により、
(08)
① 象だけが、鼻だけが長い。
といふのであれば、
② 象以外の動物が、(カバのやうに)鼻以外が長くないならば、鼻は長くない。
③ 象以外の動物で、鼻が長いならば、(マンモスの牙のやうに)鼻以外も長い。
といふ、ことになる。
然るに、
(09)
② 鼻以外が長くないならば、鼻は長くない。
③ 鼻が長いならば、鼻以外も長い。
に於いて、
②=③ は、「対偶(Contraposition)」である。
従って、
(09)により、
(10)
② 象以外の動物で、(カバのやうに)鼻以外が長くないならば、鼻は長くない。
③ 象以外の動物で、鼻が長いならば、(マンモスの牙のやうに)鼻以外も長い。
に於いて、
②=③ である。
然るに、
(11)
① 象だけが、鼻だけが長い。
といふのであれば、
① 象自身は、鼻は長く、鼻以外は長くない。
従って、
(10)(11)により、
(12)
① 象だけが、鼻だけが長い。
② 象は、鼻は長く、鼻以外は長くなく、象以外の動物で、鼻以外が長くないならば、鼻は長くない。
③ 象は、鼻は長く、鼻以外は長くなく、象以外の動物で、鼻が長いならば、鼻以外も長い。
に於いて、
①=②=③ である。
然るに、
(13)
よく知られているように、「私が理事長です」は語順を変え、
理事長は、私です。
と直して初めて主辞賓辞が適用されのである。また、かりに大倉氏が、
タゴール記念会は、私が理事長です。
と言ったとすれば、これは主辞「タゴール記念会」を品評するという心持ちの文である。
(三上章、日本語の論理、1963年、40・41頁)
然るに、
(14)
① 理事長は私です。
② 私以外は理事長ではない。
に於いて、
②=③ は、「対偶(Contraposition)」である。
従って、
(13)(14)により、
(15)
① 私が理事長です。
② 私は理事長であり、理事長は私です。
③ 私は理事長であり、私以外は理事長ではない。
に於いて、
①=②=③ である。
然るに、
(16)
③ 私は理事長であり、私以外は理事長ではない。
④ 私だけが理事長です。
に於いて、
③=④ である。
従って、
(15)(16)により、
(17)
① 私が理事長です。
② 私だけが理事長です。
に於いて、
①=② である。
従って、
(17)により、
(18)
① 私が理事長です。
といへば、それだけで、
② 私だけが理事長です。
といふ「意味」になる。
従って、
(18)により、
(19)
① 象が、鼻が長い。
といふのであれば、それだけで、
② 象だけが、鼻だけが長い。
といふ「意味」になる。
従って、
(12)(19)により、
(20)
① 象が、鼻が長い。
② 象は、鼻は長く、鼻以外は長くなく、象以外の動物で、(カバのやうに)鼻以外が長くないならば、鼻は長くない。
③ 象は、鼻は長く、鼻以外は長くなく、象以外の動物で、鼻が長いならば、(マンモスの牙のやうに)鼻以外も長い。
に於いて、
①=②=③ である。
然るに、
(21)
(ⅰ)
1 (1) ∀x{象x⇔∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)} A
1 (2) 象a⇔∃y(鼻ya&長y)&∀z(~鼻za→~長z) 1UE
1 (3) 象a→∃y(鼻ya&長y)&∀z(~鼻za→~長z)&
∃y(鼻ya&長y)&∀z(~鼻za→~長z)→象a 2Df.⇔
1 (4) 象a→∃y(鼻ya&長y)&∀z(~鼻za→~長z) 3&E
1 (5) ∃y(鼻ya&長y)&∀z(~鼻za→~長z)→象a 3&E
6 (6) ~象a A
16 (7) ~{∃y(鼻ya&長y)&∀z(~鼻za→~長z)} 65MTT
16 (8) ~∃y(鼻ya&長y)∨~∀z(~鼻za→~長z) 7ド・モルガンの法則
16 (9) ~∀z(~鼻za→~長z)∨~∃y(鼻ya&長y) 8交換法則
16 (ア) ∀z(~鼻za→~長z)→~∃y(鼻ya&長y) 9含意の定義
イ (イ) ∀z(~鼻za→~長z) A
16イ (ウ) ~∃y(鼻ya&長y) アイMPP
16イ (エ) ∀y~(鼻ya&長y) ウ量化子の関係
16イ (オ) ~(鼻ba&長b) エUI
16イ (カ) ~鼻ba∨~長b カ、ド・モルガンの法則
16イ (キ) 鼻ba→~長b カ含意の定義
16イ (ク) ∀y(鼻ya→~長y) キUI
16 (ケ) ∀z(~鼻za→~長z)→∀y(鼻ya→~長y) イクCP
1 (コ)~象a→[∀z(~鼻za→~長z)→∀y(鼻ya→~長y)] 6ケCP
シ (サ)~象a& ∀z(~鼻za→~長z) A
シ (シ)~象a シ&E
シ (ス) ∀z(~鼻za→~長z) シ&E
1 シ (セ) ∀z(~鼻za→~長z)→∀y(鼻ya→~長y) コシMPP
1 シ (ソ) ∀y(鼻ya→~長y) スセMPP
1 (タ) ~象a&∀z(~鼻za→~長z)→∀y(鼻ya→~長y) シソCP
1 (チ)∀x{ 象x→∃y( 鼻yx& 長y)&∀z(~鼻zx→~長z)} 4UI
1 (ツ)∀x{~象x&∀z(~鼻zx→~長z)→∀z( 鼻yx→~長y)} タUI
1 (テ)∀x{ 象x→∃y( 鼻yx& 長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}&
∀x{~象x&∀z(~鼻zx→~長z)→∀y( 鼻yx→~長y)} チツ&I
(ⅱ)
1 (1)∀x{ 象x→∃y( 鼻yx& 長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}&
∀x{~象x&∀z(~鼻zx→~長z)→∀z( 鼻yx→~長y)} A
1 (2)∀x{ 象x→∃y( 鼻yx& 長y)&∀z(~鼻zx→~長z)} 1&E
1 (3) 象a→∃y( 鼻ya& 長y)&∀z(~鼻za→~長z) 2UE
1 (4)∀x{~象a&∀z(~鼻za→~長z)→∀z( 鼻ya→~長y)} 1&E
1 (5) ~象a&∀z(~鼻za→~長z)→∀y( 鼻ya→~長y) 4UE
6 (6) ~象a A
7 (7) ∀z(~鼻za→~長z) A
67 (8) ~象a&∀z(~鼻za→~長z) 67&I
167 (9) ∀y( 鼻ya→~長y) 58MPP
16 (ア) ∀z(~鼻za→~長z)→∀y( 鼻ya→~長y) 79CP
イ (イ) ∃y(鼻ya& 長y) A
ウ (ウ) 鼻ba& 長b A
ウ (エ) ~~(鼻ba& 長b) ウ&I
ウ (オ) ~(~鼻ba∨~長b) エ、ド・モルガンの法則
ウ (カ) ~(鼻ba→~長b) オ含意の定義
ウ (キ) ∃y~(鼻ya→~長y) カEI
イ (ク) ∃y~(鼻ya→~長y) イウキEE
イ (ケ) ~∀y(鼻ya→~長y) ク量化子の関係
16 イ (コ) ~∀z(~鼻za→~長z) アケMTT
16 (サ) ∃y(鼻ya&長y)→~∀z(~鼻za→~長z) イコCP
16 (シ) ~∃y(鼻ya&長y)∨~∀z(~鼻za→~長z) サ含意の定義
16 (ス) ~{∃y(鼻ya&長y)& ∀z(~鼻za→~長z)} シ、ド・モルガンの法則
1 (セ) ~象a→~{∃y(鼻ya&長y)& ∀z(~鼻za→~長z)} 6スCP
ソ(ソ) ∃y(鼻ya&長y)& ∀z(~鼻za→~長z) A
ソ(タ) ~~{∃y(鼻ya&長y)& ∀z(~鼻za→~長z)} ソDN
1 ソ(チ) ~~象a セタMTT
1 ソ(ツ) 象a チDN
1 (テ) ∃y(鼻ya&長y)&∀z(~鼻za→~長z)→象a ソツCP
1 (ト) 象a→∃y(鼻ya 長y)&∀z(~鼻za→~長z)&
∃y(鼻ya&長y)&∀z(~鼻za→~長z)→象a 3テ&I
1 (ナ) 象a⇔∃y(鼻ya&長y)&∀z(~鼻za→~長z) トDf.⇔
1 (ニ) ∀x{象x⇔∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)} ナUI
(22)
(ⅰ)
1 (1) ∀x{象x⇔∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)} A
1 (2) 象a⇔∃y(鼻ya&長y)&∀z(~鼻za→~長z) 1UE
1 (3) 象a→∃y(鼻ya&長y)&∀z(~鼻za→~長z)&
∃y(鼻ya&長y)&∀z(~鼻za→~長z)→象a 2Df.⇔
1 (4) 象a→∃y(鼻ya&長y)&∀z(~鼻za→~長z) 3&E
1 (5) ∃y(鼻ya&長y)&∀z(~鼻za→~長z)→象a 3&E
6 (6) ~象a A
16 (7) ~{∃y(鼻ya&長y)&∀z(~鼻za→~長z)} 65MTT
16 (8) ~∃y(鼻ya&長y)∨~∀z(~鼻za→~長z) 7ド・モルガンの法則
16 (9) ∃y(鼻ya&長y)→~∀z(~鼻za→~長z) 8含意の定義
ア (ア) ∃y(鼻ya&長y) A
16ア (イ) ~∀z(~鼻za→~長z) 9アMPP
16ア (ウ) ∃z~(~鼻za→~長z) イ量化子の関係
エ (エ) ~(~鼻ba→~長b) A
エ (オ) ~(鼻ba∨~長b) エ含意の定義
エ (カ) ~鼻ba& 長b オ、ド・モルガンの法則
エ (キ) ∃z(~鼻za& 長z) カEI
16ア (ク) ∃z(~鼻za& 長z) ウエキEE
16 (ケ) ∃y(鼻ya&長y)→∃z(~鼻za& 長z) アクCP
1 (コ)~象a→[∃y(鼻ya&長y)→∃z(~鼻za& 長z)] 6ケCP
サ(サ)~象a& ∃y(鼻ya&長y) A
サ(シ)~象a サ&E
サ(ス) ∃y(鼻ya&長y) サ&E
1 サ(セ) [∃y(鼻ya&長y)→∃z(~鼻za& 長z)] コシMPP
1 サ(ソ) ∃z(~鼻za& 長z) スセMPP
1 (タ) ~象a&∃y(鼻ya&長y)→∃z(~鼻za& 長z) サソCP
1 (チ)∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)} 4UI
1 (ツ)∀x{~象x&∃y(鼻yx&長y)→∃z(~鼻zx&長z)} タUI
1 (テ)∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}&
1 ∀x{~象x&∃y(鼻yx&長y)→∃z(~鼻zx&長z)} チツ&I
(ⅲ)
1 (1)∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}&
∀x{~象x&∃y(鼻yx&長y)→∃z(~鼻zx&長z)} A
1 (2)∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)} 1&E
1 (3) 象a→∃y(鼻ya&長y)&∀z(~鼻za→~長z) 2UE
1 (4)∀x{~象x&∃y(鼻yx&長y)→∃z(~鼻zx&長z)} 1&E
1 (5) ~象a&∃y(鼻ya&長y)→∃z(~鼻za&長z) 4UE
6 (6) ~象a A
7 (7) ∃y(鼻ya&長y) A
67 (8) ~象a&∃y(鼻ya&長y) 67&I
167 (9) ∃z(~鼻za&長z) 58MPP
ア (ア) ~鼻ba&長b A
ア (イ) ~(鼻ba∨~長b) ア、ド・モルガンの法則
ア (ウ) ~(~鼻ba→~長b) イ含意の定義
ア (エ) ∃z~(~鼻za→~長z) ウEI
167 (オ) ∃z~(~鼻za→~長z) 9アエEE
167 (カ) ~∀z(~鼻za→~長z) オ量化子の関係
16 (キ) ∃y(鼻ya&長y)→~∀z(~鼻za→~長z) 7カCP
16 (ク) ~∃y(鼻ya&長y)∨~∀z(~鼻za→~長z) キ含意の定義
16 (ケ) ~{∃y(鼻ya&長y)&∀z(~鼻za→~長z)} ク、ド・モルガンの法則
1 (コ)~象a→~{∃y(鼻ya&長y)&∀z(~鼻za→~長z)} 6ケCP
サ(サ) ∃y(鼻ya&長y)&∀z(~鼻za→~長z) A
サ(シ) ~~{∃y(鼻ya&長y)&∀z(~鼻za→~長z)} サDN
1 サ(ス)~~象a ケシMTT
1 サ(セ) 象a スDN
1 (ソ) ∃y(鼻ya&長y)&∀z(~鼻za→~長z)→象a サセCP
1 (タ) 象a→∃y(鼻ya&長y)&∀z(~鼻za→~長z)&
∃y(鼻ya&長y)&∀z(~鼻za→~長z)→象a ソタ&E
1 (チ) 象a⇔∃y(鼻ya&長y)&∀z(~鼻za→~長z) タDf.⇔
1 (テ)∀x{象x⇔∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)} チUI
従って、
(21)(22)により、
(23)
① ∀x{象x⇔∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}
② ∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}&∀x{~象x&∀z(~鼻zx→~長z)→∀y( 鼻yx→~長y)}
③ ∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}&∀x{~象x&∃y( 鼻yx& 長y)→∃z(~鼻zx& 長z)}
に於いて、すなはち、
① すべてのxについて{xが象であるならば、そのときに限って、あるyはxの鼻であって、長く、すべてのzについて(zがxの鼻でないならば、zは長くない)。}
② すべてのxについて{xが象であるならば、あるyは(xの鼻であって、長く)、すべてのzについて(zがxの鼻でないならば、zは長くなく)、}尚且つ、すべてのxについて{xが象でなくて、すべてのzについて(zがxの鼻でないならば、zが長くない)ならば、すべてのyについて(yがxの鼻ならば、yは長くない)。}
③ すべてのxについて{xが象であるならば、あるyは(xの鼻であって、長く)、すべてのzについて(zがxの鼻でないならば、zは長くなく)、}尚且つ、すべてのxについて{xが象でなくて、あるyが(xの鼻であって長い)ならば、あるzは(xの鼻以外であって、長い)。}
に於いて、すなはち、
① 象が、鼻が長い(象に限って、鼻は長く、鼻以外は長くない)。
② 象は、鼻は長く、鼻以外は長くなく、象以外の動物で、(カバのやうに)鼻以外が長くないならば、鼻は長くない。
③ 象は、鼻は長く、鼻以外は長くなく、象以外の動物で、鼻が長いならば、(マンモスの牙のやうに)鼻以外も長い。
に於いて、
①=②=③ である。
従って、
(20)~(23)により、
(24)
② 象が鼻が長い。⇔
② ∀x{象x⇔∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}⇔
② ∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}&∀x{~象x&∀z(~鼻zx→~長z)→∀y( 鼻yx→~長y)}⇔
② ∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}&∀x{~象x&∃y( 鼻yx& 長y)→∃z(~鼻zx& 長z)}。
といふ「等式」が、成立する。
従って、
(15)(23)(24)により、
(25)
① 象は鼻が長い。⇔
① ∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}。
といふ「等式」が、成立する。
然るに、
(26)
1 (1)∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)} A
2 (2)∀x{兎x→∃y(長y&耳yx)&∀z(耳zx→~鼻zx)} A
3 (3)∃x(兎x&象x) A
1 (4) 象a→∃y(鼻ya&長y)&∀z(~鼻za→~長z) 1UE
2 (5) 兎a→∃y(長y&耳ya)&∀z(耳za→~鼻za) 2UE
6 (6) 兎a&象a A
6 (7) 象a 6&E
6 (8) 兎a 6&E
1 6 (9) ∃y(鼻ya&長y)&∀z(~鼻za→~長z) 48MPP
2 6 (ア) ∃y(長y&耳ya)&∀z(耳za→~鼻za) 57MPP
1 6 (イ) ∃y(鼻ya&長y) 9&E
ウ (ウ) 鼻ba&長b A
2 6 (エ) ∃y(長y&耳ya) ア&E
オ(オ) 長b&耳ba A
オ(カ) 耳ba オ&E
2 6 (キ) ∀z(耳za→~鼻za) ア&E
2 6 (ク) 耳ba→~鼻ba キUE
2 6 オ(ケ) ~鼻ba オクMPP
1 6 (コ) ∀z(~鼻za→~長z) ア&E
1 6 (サ) ~鼻ba→~長b コUE
12 6 オ(シ) ~長b ケサMPP
オ(ス) 長b オ&E
12 6 オ(セ) 長b&~長b シス&I
12 6 (ソ) 長b&~長b エオセEE
123 (タ) 長b&~長b 36ソEE
12 (チ)~∃x(兎x&象x) 3タRAA
12 (ツ)∀x~(兎x&象x) チ量化子の関係
12 (テ) ~(兎a&象a) ツUE
12 (ト) ~兎a∨~象a テ、ド・モルガンの法則
12 (ナ) 兎a→~象a ト含意の定義
12 (ニ)∀x(兎x→~象x) ナUI
従って、
(25)(26)により、
(27)
1 (1)∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)} 然るに、
1 (〃)象は鼻が長い。 然るに、
2 (2)∀x{兎x→∃y(長y&耳yx)&∀z(耳zx→~鼻zx)} 然るに、
2 (〃)兎の耳は長いが、兎の耳は鼻ではない。 従って、
12 (ネ)∀x(兎x→~象x)
12 (〃)兎は、象ではない。
従って、
(26)(27)により、
(28)
(ⅰ)象は鼻が長い。然るに、
(ⅱ)兎の耳は長いが、兎の耳は鼻ではない。従って、
(ⅲ)兎は象ではない。
といふ「推論(三段論法)」は、「述語論理」としても、「妥当」である。
然るに、
(24)(25)により、
(29)
① 象は鼻が長い≡∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}。
② 象が鼻が長い≡∀x{象x⇔∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}。
② 象が鼻が長い≡∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}&∀x{~象x&∀z(~鼻zx→~長z)→∀y( 鼻yx→~長y)}。
② 象が鼻が長い≡∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}&∀x{~象x&∃y( 鼻yx& 長y)→∃z(~鼻zx& 長z)}。
に於いて、
② ならば、① である。
然るに、
(30)
(3)(演繹推理において、)前提を追加しても結論は不変でよい(、ということは、当然である)。
(岩波全書、論理学入門、1979年、156頁改)
従って、
(28)(29)(30)により、
(31)
(ⅰ)象は鼻が長い。然るに、
(ⅱ)兎の耳は長いが、兎の耳は鼻ではない。従って、
(ⅲ)兎は象ではない。
といふ「推論(三段論法)」は、「述語論理」として、「妥当」であるが故に、
(ⅰ)象が鼻が長い。然るに、
(ⅱ)兎の耳は長いが、兎の耳は鼻ではない。従って、
(ⅲ)兎は象ではない。
といふ「推論(三段論法)」も、「述語論理」として、「妥当」でなければ、ならない。
然るに、
(32)
1 (1)∀x{象x⇔∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)} A
2 (2)∀x{兎x→∃y(長y&耳yx)&∀z(耳zx→~鼻zx)} A
3 (3)∃x(兎x&象x) A
1 (4)∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}&
∀x{~象x&∃y(鼻yx&長y)→∃z(~鼻zx&長z)} 1Df.⇔
1 (5)∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)} 4&E
1 (6) 象a→∃y(鼻ya&長y)&∀z(~鼻za→~長z) 5UE
2 (7) 兎a→∃y(長y&耳ya)&∀z(耳za→~鼻za) 2UE
8 (9) 象a 8&E
8 (ア) 兎a 8&E
1 8 (イ) ∃y(鼻ya&長y)&∀z(~鼻za→~長z) 69MPP
2 8 (ウ) ∃y(長y&耳ya)&∀z(耳za→~鼻za) 7アMPP
1 8 (エ) ∃y(鼻ya&長y) イ&E
オ (オ) 鼻ba&長b A
2 8 (カ) ∃y(長y&耳ya) ウ&E
キ(キ) 長b&耳ba A
キ(ク) 耳ba キ&E
1 8 (ケ) ∀z(~鼻za→~長z) イ&E
1 8 (コ) ~鼻ba→~長b ケUE
2 8 (サ) ∀z(耳za→~鼻za) ウ&E
2 8 (シ) 耳ba→~鼻ba サUE
2 8 キ(ス) ~鼻ba クシMPP
12 8 キ(セ) ~長b コスMPP
キ(ソ) 長b キ&E
12 8 キ(タ) 長b&~長b セソ&I
12 8 (チ) 長b&~長b カキタEE
123 (ツ) 長b&~長b 38チEE
12 (テ)~∃x(兎x&象x) 3ツRAA
12 (ト)∀x~(兎x&象x) テ量化子の関係
12 (ナ) ~(兎a&象a) トUE
12 (ニ) ~兎a∨~象a ナ、ド・モルガンの法則
12 (ヌ) 兎a→~象a ニ含意の定義
12 (ネ)∀x(兎x→~象x) ヌUI
12 (〃)兎は、象ではない。 ヌUI
従って、
(29)~(32)により、
(33)
(ⅰ)象は鼻が長い。然るに、
(ⅱ)兎の耳は長いが、兎の耳は鼻ではない。従って、
(ⅲ)兎は象ではない。
といふ「推論(三段論法)」は、「述語論理」として、「妥当」であるが故に、
果たして、
(ⅰ)象が鼻が長い。然るに、
(ⅱ)兎の耳は長いが、兎の耳は鼻ではない。従って、
(ⅲ)兎は象ではない。
といふ「推論(三段論法)」も、「述語論理」として、「妥当」である。
従って、
(29)(33)により、
(34)
(ⅰ)象は(が)鼻が長い。然るに、
(ⅱ)兎の耳は長いが、兎の耳は鼻ではない。従って、
(ⅲ)兎は象ではない。
といふ「推論(三段論法)」が「妥当」であるならば、
① 象は鼻が長い≡∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}。
② 象が鼻が長い≡∀x{象x⇔∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}。
② 象が鼻が長い≡∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}&∀x{~象x&∀z(~鼻zx→~長z)→∀y( 鼻yx→~長y)}。
② 象が鼻が長い≡∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}&∀x{~象x&∃y( 鼻yx& 長y)→∃z(~鼻zx& 長z)}。
といふ「等式」を、「否定」することは、出来ない。
然るに、
(35)
(ⅰ)象は(が)鼻が長い。然るに、
(ⅱ)兎の耳は長いが、兎の耳は鼻ではない。従って、
(ⅲ)兎は象ではない。
といふ「推論(三段論法)」は、明らかに、「妥当」である。
従って、
(34)(35)により、
(36)
① 象は鼻が長い≡∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}。
② 象が鼻が長い≡∀x{象x⇔∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}。
② 象が鼻が長い≡∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}&∀x{~象x&∀z(~鼻zx→~長z)→∀y( 鼻yx→~長y)}。
② 象が鼻が長い≡∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}&∀x{~象x&∃y( 鼻yx& 長y)→∃z(~鼻zx& 長z)}。
といふ「等式」を、「否定」することは、出来ない。
然るに、
(37)
学校文法は単純な英語文法からの輸入で、主語・述語関係を単純に当てはめたものだ。そのため、「象は、鼻が長い」という単純な文でさえ、どれが主語だか指摘できず、複数主語だとか、主語の入れ子だとか、奇矯な技を使う。これに対して三上は、日本語には主語はない、とする。「象は」は、テーマを提示する主題であり、これから象についてのことを述べますよというメンタルスペースのセットアップであり、そのメンタルスペースのスコープを形成する働きをもつと主張する(この場合は「長い」までをスコープとする)。また、「鼻が」は主格の補語にすぎなく、数ある補語と同じ格であるとする。基本文は述語である「長い」だけだ(三上文法! : wrong, rogue and log)。
従って、
(37)により、
(38)
「三上文法」によると、
② 象が鼻が長い。
に於ける、
②「象が」は「長い」に対する「補語」であって、
②「鼻が」も「長い」に対する「補語」であって、
②「象が」は「主格」であって、
②「鼻が」も「主格」であって、それ故、
②「象が」は「長い」に対する「主格の、補語」であって、
②「鼻が」は「長い」に対する「主格の、補語」である。
然るに、
(39)
「三上文法」によると、
②「主格の、補語」は、「主語」ではない。
従って、
(38)(39)により、
(40)
「三上文法」によると、
② 象が鼻が長い。
といふ「日本語」に「主語」はない。
従って、
(36)~(40)により、
(41)
「三上文法」によると、
② 象が鼻が長い≡∀x{象x⇔∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}。
② 象が鼻が長い≡∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}&∀x{~象x&∀z(~鼻zx→~長z)→∀y( 鼻yx→~長y)}。
② 象が鼻が長い≡∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}&∀x{~象x&∃y( 鼻yx& 長y)→∃z(~鼻zx& 長z)}。
といふ「日本語・述語論理」に「主格の、補語」はあるが、「主語」はない。
といふことになる。
然るに、
(42)
私に言はせれば、
② 象が鼻が長い≡∀x{象x⇔∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}。
② 象が鼻が長い≡∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}&∀x{~象x&∀z(~鼻zx→~長z)→∀y( 鼻yx→~長y)}。
② 象が鼻が長い≡∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}&∀x{~象x&∃y( 鼻yx& 長y)→∃z(~鼻zx& 長z)}。
といふ「等式」が、成り立つ。
といふ「事実」こそが、「重要」なのであって、
② 象が鼻が長い。
といふ「日本語」にあるのは「主格の、補語」であって、「主語」ではない。
といふことは、どうでも良い。
(43)
② 象が鼻が長い。
といふ「日本語」に有るのは「主格の、補語」であって、「主語」ではない。
と言ってみたところで、そのことが、
(ⅰ)象は(が)鼻が長い。然るに、
(ⅱ)兎の耳は長いが、兎の耳は鼻ではない。従って、
(ⅲ)兎は象ではない。
といふ「推論(三段論法)」が「妥当」である。
といふことを「証明」する上で、「役に立つ」といふ、わけではない。