新栄堂の占い日記

私はプロの占い師ですが、鑑定をしながら日頃感じる事…を書いております。

暦(こよみ)について。

2015年02月16日 | 暦・風水・その他
■暦(こよみ)について。
「暦」には、二つの意味がある。

第一に、暦とは、太陽・月・星の運行を観察・計画して、季節や月日を定める方法をいう。時の流れを日・週・月・年などの単位として区切った体系で、この意味では暦法ともいう。
暦は太陰暦・太陽暦などに分類され、現在用いられているのは太陽暦のグレゴリオ暦である。

第二に、それを記録したもので、1年間の月日・七曜・祝祭日や行事、また日の出・日没・潮の干満の時刻、暦注などを日をおって記載したものをいう。この意味では日めくり・カレンダーともいう。
もともと、”こよみ”とは”日読み:かよみ”からきた言葉で、日のつらなりを1日2日3日…と正しく数えることを意味していた。

■太陽暦(たいようれき)
地球が太陽の周囲を一回りする時間を1年と定めた暦で。「陽暦」あるいは「新暦」ともいう。
太陽の黄道上の運行、すなわち季節の交代する周期をもとにつくられた暦法で、一太陽年(一回帰年)の長さに基づき暦年を設定し、月の運行、いわゆる満ち欠けにによる周期は考慮しない。季節とのずれはないが、月の周期とは一致しない欠点がある。
1か年を365日、四年毎に閏年を置いて366日とするが、100年目ごとの年は、その西暦年数が400で割り切れるときだけを閏年とする。400年で97回の閏年である。
現在、世界の共通暦として用いられている上記のグレゴリを暦や、その前に用いられていたユリウス暦はこの一種である。
また、エジプト歴やマヤ暦も太陽暦の一種である。日本では明治5年(1872)グレゴリオ暦が採用され(明治改暦)、同年12月3日を1873年1月1日とした。

■太陰暦(たいいん暦)
月の運行、すなわち月の満ち欠けによる周期変化を基準として定めた暦。つまり1ヶ月を29日、あるいは30日、1カ年を12カ月と定めた暦。太陰暦の1カ年は太陽暦より約11日短い。「太陰」とは月のこと。
純粋な太陰暦は朔望月(さくぼうげつ:一朔望月は約29日半)をもとにして日を数えるので、実際の季節の推移に月日が合わなくなる欠点がある。イスラム暦がその好例である。

■太陰太陽暦(たいいんたいようれき)
太陰暦に季節変化(24節季)など、太陽暦の要素を取り入れてつくられた暦。「陰陽暦」ともいう。
日本における明治5年以前の旧暦や、中国暦をはじめ、ユダヤ暦・ギリシャ暦・バビロニア暦などもこの暦法の一種である。通常、陰暦・旧暦とか呼ばれているものは、この太陰太陽暦をさす。俗に太陰暦と呼ばれている。

陽暦…太陽暦に同じ。また新暦ともいわれる。
陰暦…太陰太陽暦(旧暦)に同じ。
陰陽暦…太陰太陽暦に同じ。
旧暦…明治5年(1872)の明治改暦による太陽暦採用以前に使用されていた暦法をいう。
新暦…明治改暦により、明治6年(1873)1月1日から新たに使用された太陽暦をさしていう。
(暦の辞典から)

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コメント (5)
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